画像提供 アストロアーツ http://www.astroarts.co.jp/

寒さ厳しく、雪雲が覆うことも多い会津の冬ですが、時折現れる夜の晴れ間は
まるでダイヤモンドのきらめき! 晴れたら空を眺めてみませんか。

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☆今月もおうし座の木星が見頃!!

東から南の空を眺めると、冬の代表的な星座・オリオン座の右上に際立って明るい星。
おうし座にいる木星が、今月もマイナス2.6等級ととても明るく輝き目立っています。

オリオン座を中心とする冬の星座達には、全天で21個しかない1等星のうち7個も
集まっているのでいつも賑やかですが、今年の冬はさらに木星も加わり一段と華やかです。
木星と他の1等星などと見た目の明るさや色合い、そして瞬き具合の違いなども見比べて
見て下さい!!

ちなみにオリオン座の左下で輝くおおいぬ座のシリウスは全天の星の中では一番明るい
マイナス1.4等。 中国ではシリウスを別名「天狼星」とも呼んでいるそうです。
おおいぬというよりオオカミの眼のように鋭い輝きに、ぴったりの呼び名ですね。

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☆1月は昼の時間が次第に長くなる!!

会津での日の出、日の入り時刻を調べてみると以下のようになります。
 1月 1日  日の出 : 6時52分   日の入り: 16時36分
 1月31日  日の出 : 6時42分   日の入り: 17時06分

ひと月で、日の出の時刻は10分間早く、日の入り時刻はなんと30分も遅くなります。
まだまだ寒い冬はしばらく続きますが、昼の時間が段々と長くなるということだけでも
知っておくと気分的にも明るい気持ちになれるかも知れませんね。

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☆1月2日 地球と太陽の距離が今年で一番近くなる!

 地球と太陽の距離はおよそ1億5千万kmですが、地球の軌道は少しだけ楕円になっているので一年間の中では太陽までの距離も少し変化します。

 どれくらい変化するかというと

 近い時 1億4709万8161km
 遠い時 1億5209万7426km     その差は・・・計算してみましょう!

1月の北半球は寒い冬ですが、実は今年1年間の中では1月2日が地球と太陽の距離が
一番近いことになります。
参考までにいうと、一番離れるのは7月5日の夏なんですね。

もしこれが逆だったとしたら・・・日本の冬は更に寒く、夏は暑くなってしまう(気温の変化はそれ程大きくはありませんが)ことでしょう。
これも偶然が生み出した不思議の一つですね。

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☆1月4日(金)未明 しぶんぎ座流星群が極大

2013年のしぶんぎ座流星群のピーク予想はいくつか出されていますが、注目は
3日深夜~4日未明になるでしょう。

8月の「ペルセウス流星群」 11月の「ふたご座流星群」とならんで、三大流星群のひとつ。
一時間に60個程度、毎年安定した活動で、流星を見せてくれるようです。

北東の方向から全天のあちこちに流れる「しぶんぎ座流星群」、今年は月齢21の明るい月があるので、月明かりを避けてなるべく空が広く見える場所で眺めてみましょう!

「しぶんぎ座」現在は存在しない星座だそうですが、この流星群は以前にこの場所にあった星座の名をとって呼ばれています。
悠久の昔から人々が星を眺めていた、長い歴史の時間を感じるお話だと思いませんか。

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☆1月22日(火) 月と木星の接近

22日夜にはおうし座で月と木星が近くに並んだ様子が見られます!

近くのアルデバランと一緒に、月と木星の位置関係を毎晩見てスケッチすると、一晩でどれくらい月が夜空を移動して行くかよくわかりますのでこちらも是非確かめてみて下さい!!
寒い時期ですが、ぜひ親子で一緒に見てみて下さい!!

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☆1月27日(日) 満月

冬の太陽は南の空でもあまり高くなりませんが、反対に満月は空高くに見えるように
なります。
 実際に真夜中頃に南の空で高く輝く満月の様子をぜひ確かめてみて下さい!!

※「冬の月の高さは夏の太陽の高さ」分かりやすいサイトを見つけました。
京都九条山 自然観察日記 http://net1010.net/2011/02/post_1875.php

地球と月が、互いを引っ張りながらバランスを取って太陽の周りを回っている。
地球はすこし傾いたまま、一日一回まわる。

地球はその傾きのままで太陽をまわる。一年の間に、太陽に対しての傾きが変化する。
北半球が太陽の方に傾いたとき、日本は夏。 太陽の反対側に傾いた時が冬。
太陽の光を上から受けるから夏は暑い。冬は低いところから斜めに当たるので寒い。
太陽が高いところにある季節は、反対側にある月は低い位置までしか上がらない。
太陽が低い季節、月は高くまで上がって見える。

太陽の高さと月の高さはシーソーの関係みたいですね。面白い!
宇宙は不思議に満ちている。 お子さんとお話ししてみてくださいね。

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