画像提供アストロアーツ https://www.astroarts.co.jp/
月初は21時ごろ、15日の20時ごろ、月末は19時ごろ
2023年も9月に入って今年も残り4ヶ月となりました。
9月になれば季節的には秋というイメージがありますが先月の長期予報では9月に入ってもしばらくは残暑が続きそうです。
星空では日暮れの時間にはまだ夏の星座が見えていますが夜中近くになると秋の星座たちがだいぶ見えてきて季節の移り変わりを感じます。9月になると土星も20時頃には南東の空で見やすくなってきていますし、22時頃にはマイナス2.6等星の明るい木星が東の低い空に見えてきます。このところ明るい金星が夕方の空に見えなくなっているので、ちょっと遅めの時間に低い空に見つけたら・・あの明るい星はなんだろう??ってきっと思いそうです。ぜひ周りの方に木星ですよって教えてあげてくださいね!
そして先月は太陽の近くにいて見られなかった金星が今月には夜明け前に明けの明星として次第に見やすくなってきます!金星の4時での高度は月初めには7度くらいだったのが15日には17度、月末には22度位になるようです。そして見えている位置も月初めにはかに座にあったのが月末にはしし座へと移動していきます。月初めの金星は地球からの距離もまだ比較的近いので小さな三日月のような姿が小型望遠鏡でも観察できますのでなるべく東の低い空まで開けた場所から見つけてみて下さい!9月18日には金星の最大光度を迎えるのでこの前後には早起きして次第に明るくなる空の中でどこまで見えているのか確かめてみるというチャレンジも面白そうです。見失わないように双眼鏡で確かめながらがオススメですね!
この時には間違って太陽だけは絶対に見ないように気をつけて下さい!
そして9月には22日に水星も西方最大離角を迎えて金星の左下に見やすくなってきます。
水星は夜明け前の短時間に低い空に見えるだけですが今月は目印になってくれそうな金星があるので15日以降くらいに早起きして捜してみたいですね。まだ水星を見たことがない方はぜひチャレンジしてみて下さい!!
そして夜明け前の空に金星が見えてきたということで月に1回ですが細い月との接近も楽しみになってきます。
今月は12日にそのチャンスが訪れます。今回は両者の間隔が11度弱と双眼鏡で一緒に見られる程にはなりませんが夜明け前の美しい空に肉眼でも横に並ぶ姿が楽しめそうなのでぜひお見逃しなく!詳しくは後半で!
今月の会津そらの会での星空観察会は9月22日(金)18時30分から第3回を予定しております。
お天気が良ければぜひご参加下さい!
会場はこれまでと同じリオン・ドール滝沢店さん 北側駐車場になります。今回は主に月齢7の月を望遠鏡で観察して頂いて、後半には土星も見えてくる予定です。他にも夏から秋へ季節が移り変わって来ている星座案内なども行います!参加無料なのでぜひ親子で気軽にご参加下さい!
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☆はやぶさ2関連情報
☆JAXAはやぶさ2ミッショントップページ
https://www.hayabusa2.jaxa.jp/
こちらにあるはやぶさ2関連のニュースでは運用状況報告やはやぶさ2壁新聞などもありますのでぜひ
チェックしてみて下さい!
https://www.hayabusa2.jaxa.jp/news/
https://twitter.com/haya2_jaxa
他にも以下のようなはやぶさ2関連のニュースがありましたのでまだ見ていない方は必見ですよ!
★「はやぶさ2#」の旅路から惑星間塵の分布の検出に成功!
https://www.isas.jaxa.jp/home/research-portal/gateway/2023/0822/
https://www.kwansei.ac.jp/news/detail/4979
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20230823-2755023/
★上野にある国立科学博物館での新展示テーマは「海」 はやぶさ2関連の展示も!!
10月9日まで開催中!!
https://umiten2023.jp/
はやぶさ2の過去の話題を振り返りたい方向けにどうぞ!
★毎日新聞 はやぶさ2特集
https://mainichi.jp/hayabusa2
はやぶさ2の旅は次の小惑星観測を目指してまだまだ続きます。
一緒に応援していきましょう!!
「頑張れ! はやぶさ2!!」
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2023年9月の月の満ち欠けは以下のようになっています。
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7日(木) 下弦
15日(金) 新月
23日(土) 上弦
29日(金) 満月 & 中秋の名月
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新月前後の数日間は月明かりの影響が少ないので純粋に星空を楽しむには良い時期になります。星見に出かける計画を立てるときにはこの頃がお奨めなので毎月新月の日はチェックしておきましょう!
会津での9月の日の出、日の入り時刻を8月と比べてみると以下のようになります。
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月 日 薄明始まり 日の出 日の入り 薄暮終了
8月 1日 3時 1分 4時 41分 18時 52分 20時 32分
9月 1日 3時 38分 5時 8分 18時 13分 19時 42分
9月 23日 4時 1分 5時 26分 17時 39分 19時 4分
9月 30日 4時 7分 5時 32分 17時 29分 18時 53分
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※StellaNavigator11/AstroArts.にて 会津若松市での時刻
今月、9月23日(土)には秋分の日を迎えます。
以降は昼よりも夜の時間が長くなっていきますので仕事帰り等の夕方の暗くなる時間が早くなっているなってことを感じる時期でもあります。星の好きな方にとっては少しでも早く空が真っ暗になって美しい星空を楽しめる時間が長くなって嬉しい季節ですね。お時間があれば上の表でのそれぞれの昼と夜の時間を計算してみて下さい!
それではそろそろ2023年9月の主な天文現象を見ていきましょう!!
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☆ 9月 1日(金)~ 明け方の低い空に明けの明星が見えてくる!
8月12日に内合を迎えた金星が9月に入ってから夜明け前の低い空に見えてきます。
月初めは東のだいぶ低い空なので何か邪魔なものがあったりすると見えないかもしれませんが月末に向けて少しずつ高度が高くなっていきますので何日に見えるかっていう感じで早起きしてチャレンジしてみましょう!4時頃の金星の高度は月初めには7度、中旬頃には17度、下旬には22度くらいになります。月末には夜明けの時間も遅くなるのでその分でも見やすくなりますね!早起きして夜明け前に見る金星の輝きは明けの明星とも呼ばれるように本当に美しいので1日でも早く見てみたいですね!金星が見つかったら肉眼だけでなく双眼鏡や小型望遠鏡でも見てみてください!月初めの頃はまだ地球からの距離が比較的近いので小さな三日月のような形もわかるはずですので。
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☆ 9月 4日(月) 木星と月の接近!!
4日夜、21時頃に東北東の低い空に月齢19の月が昇ってきてその月の下には明るい木星が見えてくるようです!
このときの月と木星の間隔は約3.5度程ですので双眼鏡でも楽に一緒に見ることが出来ます!しかも、今回の接近ではまだ月が木星の西側にいますのでこのあと徐々に接近していく様子も楽しめそうです!22時頃には月と木星の高度も上がって見やすくなり、間隔も約3度ほどになります。木星がマイナス2.6等星と明るいので肉眼ではもちろん、双眼鏡でもぜひ眺めたい接近になりそうです!
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☆ 9月 7日(木) 朝に下弦を迎える月を見よう!
今月の月は7日の朝、7時21分に下弦を迎えます!
肉眼で見るのでしたらおすすめは4時頃でしょう。この時間ならまだ薄明も始まったばかりなので南の高い空に見えている月を眺めながら夜明けの空を楽しむのもお奨めですね!双眼鏡ならもっと空が明るくなってからでもちょうど半分くらいの月の形を楽しめそうです!日の出時刻以降に双眼鏡を使う場合には安全のため必ず日陰から観察してくださいね!
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☆ 9月 12日(火) 夜明け前の空で細い月と金星が並ぶ!!
今月始め頃から明け方の低い空に見えてきている金星に月齢26の細くなった月が並んだ様子が12日夜明け前に見られそうです!
この頃では4時でも金星の高度は15度くらいあるのでだいぶ見やすくなってきています。東の低い空まで開けた場所ならもっと早い時間で3時頃に見ると遠くの山並み等と相まって更に美しい景色を見られるかもしれません!今回は両者の間隔は10度ちょっとあるので普通の双眼鏡では一緒に眺めることは出来ませんがこうした時に2倍くらいの超広角双眼鏡があると肉眼よりもさらに迫力が増して楽しめそうです。視界が30度近くあるような超広角双眼鏡は星座の形を覚えるのにも適していますので普通の双眼鏡では物足りなくなった方にもおすすめです。
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☆ 9月 16日(土) 夜明け前の空で低い空に水星が見えてくる!
今月22日に西方最大離角を迎える水星がそろそろ夜明け前の低い空に見えてくる時期になりました。
明るい金星に比べて控えめな明るさの水星は単独だと意外と見つけにくいものですが、今月は水星を見つける手がかりとなってくれる金星が同じ東の空に見えているのでこれまで水星を見たことがなかった方にもおすすめです! ※ ただし見つけるには双眼鏡は必需品になります!
16日の明け方、4時30分頃に東の空で眩しいほどの輝きを放つ金星を最初に見つけましょう! 水星は金星の左下で間隔は約24度くらいになります。 双眼鏡の視界は7倍~8倍ではおよそ7度前後になるので見えている視界の何個分っていう感じで捜してみると少し明るくなってきた空に白くポツンと光る水星が見つかるはずです。4時40分でも水星の高度は5度くらいなので出来るだけ低い空まで見渡せる場所がおすすめです。
今回の水星はやや高度が低くなりますが月末頃までは見られそうです。お天気の良さそうな日に早起きして何回見られるかにもチャレンジしてみて下さい!
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☆ 9月 18日(月) 明け方の金星が最大光度を迎える!!
夜明け前の低い空に見えてきていた金星が18日前後にマイナス4.5等星となる最大光度を迎えます!
これほどの明るさになると、金星の見えている位置さえ分かれば昼の空でも青空の中にぽつんと白く光る姿を見つけることが出来ます。今はちょうど明け方の空に見えているのでお休みの日などに肉眼で何時くらいまで見えるのかチャレンジしてみるのも面白そうです。双眼鏡を使って位置を確かめながらでも良いですし、スマホの星空アプリで金星の位置を大まかに知る方法も便利に使えます。日中の金星を見るには太陽の光が邪魔になるので安全面からも必ず日陰での観察を行ってくださいね!実際に青空の中に金星を見つけられると感動しますよ!!この日だけでなく前後しばらくは明るい状態が続くのでお天気の良さそうな日を狙ってお試し下さい!
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☆ 9月 21日(木) さそり座の1等星アンタレスが月に隠される!!
21日夕方から空が暗くなり始める時間帯にさそり座の赤く光る1等星アンタレスが月に隠される「星食」と
呼ばれる現象が全国で見られるようです!
遠くの星が月に隠される星食は毎月何度かありますがその殆どが3等星以下の暗い星が多いのでそれほど注目されることはありませんが、今回は明るい1等星が隠されるという珍しい現象なので注目を集めそうです!ただし1等星といっても明るい月のそばでの現象なので見るには双眼鏡か望遠鏡があったほうが楽しめそうです。さらに今回は月に隠れる時刻がまだ日没直後なのでこちらは少し大きめの望遠鏡が必要になりそうです。ですが月からパッと見えてくる出現の方は双眼鏡でも十分に観察可能なのでぜひ予報時刻の少し前から見ておいて下さい!
会津でのアンタレスが月に隠れる時刻、見えてくる時刻は以下になります。
潜入 17時25分 高度 24度
出現 18時49分 高度 16度
下の画像はアンタレスが月から出現した1分後のシミュレーションになります!アンタレスが月のどの付近から見えてくるのかの参考にして下さい!月から姿を見せたアンタレスが実際に見た時にどんな色合いや印象で見えるのか楽しみです!
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☆ 9月 22日(金) 水星が西方最大離角!! 夕方には会津そらの会での星空観察会!!
22日には明け方の低い空に見えている水星が太陽から西側に最も離れて見える西方最大離角を迎えます。
その角度は18度~28度と大きく変化するようですが今回は18度弱なので思ったほど明け方の空での高度は上がりません。ですのでこの日の前後が狙い目になるので早起きして金星の左下の地平線付近を双眼鏡で捜してみましょう!!4時30分での高度が5度くらいあるので低空に雲などがなければぽつんと白く光る水星が見つかるはずです!
22日夜にはリオンドール滝沢店さんの駐車場北側エリア付近で今年3回目となる星空観察会を開催予定です。
参加無料ですのでお気軽に親子でご参加下さい!今回も月齢7の月を中心に、後半には土星も見えてくるはずなので楽しみです。望遠鏡を使って観察する星の世界、特に月や惑星は実際に見てみると写真で知っているイメージとはだいぶ印象も違って見えると思います。お子さんだけでなく大人の方もぜひ1度は望遠鏡で本物の月を御覧ください!!合間には夏から秋の星座案内なども行う予定です。
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☆ 9月 29日(金) 中秋の名月 & 満月! お月見を楽しもう!
今月29日は旧暦の8月15日で中秋の名月となります!
今年はちょっと遅めの名月ですがタイミングよく満月と重なったのでお月見にはちょうど良さそうです。会津での月の時刻は17時29分なのでこの日の日没時刻とほぼ同じになります。そしてほとんど真東からの月の出になるようです。18時~18時30分頃には空が少しずつ暗くなってくる中で低い空の月が見やすくなってきますので遠くの景色と相まってお月見には良さそうな印象です。この頃には季節もすっかり秋らしくなっているでしょうから寒くない服装でお月見を楽しんでみて下さい!!
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