画像提供 アストロアーツ  http://www.astroarts.co.jp/

寒さは厳しく、雪もまだまだ降るころですが、東の空には春の星座が顔を見せています。
冬の大三角、冬のダイヤモンド+木星 は見ごろです。

図は、15日の午後8時頃に、南に向かって見上げたときの星空です。
月初めは午後9時頃に、月末は午後7時頃に同じような星空になります。

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【2013年2月の星空】

☆今月もおうし座の木星が見頃!!

 冬の代表的な星座・オリオン座の右上、おうし座にいる木星が、今月もマイナス2.5
等級ととても明るく輝いて目立っています。

 木星付近を双眼鏡で眺めてみると、近くに星がたくさん集まっているヒアデス星団と
プレアデス星団があります。
 また、10倍くらいの双眼鏡なら手ブレしないように手すりなど当てて見てみると、
木星のそばに4個の小さな衛星も見つかるはずです。
 日によっては1個しか見られなかったり、片側に4個見えたりと色々と見え方も変
わるので意外と楽しめます。
 並んだ様子をスケッチして置いて他の日と見比べて見てくださいね!!

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☆冬の賑やかな星空を楽しもう!!

 明るい1等星が7つ+木星といつもの年よりもさらに豪華な冬の星座達・・・寒い
季節ならではの美しい星の輝きを今のうちに十分に楽しんで下さい!!

 オリオン座の右肩で赤っぽく輝いている1等星ベテルギウスは間もなく星としての
寿命を迎えて大爆発するかもしれないと言われています。
 ベテルギウスまでの距離は光の速度でも600年以上かかる程の遠くにあります。
ですから、もしかしたら既に爆発しているかも…いつどんな変化があるかわかりません!
収縮を繰り返しており、明るさも時折変化しているそうなので、周囲の星と比較し、
今日はこのぐらい…と記録してみると面白いと思いますよ。
 
 また、日本から見るオリオン座は棍棒を片手におうし座と向かい合っているように
見えますが、南半球の夜空では北の空に逆さまになって見えるそうです。
 オリオン座が南の空に昇った頃、頭を南側にして地面に寝転んで見てみると…
なんとなくそんな雰囲気を感じることが出来ますのでお試し下さい。 行ったつもり☆

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☆2月 昼の時間が次第に長くなる!!

 会津での日の出、日の入り時刻を調べてみると以下のようになります。
 1月 1日  日の出 : 6時52分   日の入り: 16時36分
 2月 1日  日の出 : 6時41分   日の入り: 17時07分
 2月28日  日の出 : 6時11分   日の入り: 17時35分

 こうして1月初めと比べてみると・・・まだまだ寒い2月でも着実に昼の時間が延
びていることがわかります。
 昼の時間と夜の長さを計算したり、時には、暗くなる時間を記録して確かめてみて下さい!!

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☆2月上旬 夕方の西空低空で水星が見頃を迎える 2/12は月のすぐ下に!

 惑星の中でもなかなかお目にかかれない水星ですが2013年最初のチャンスが2
月中旬にやってきます。
 それも夕方の時間なので朝よりは見やすいかもしれませんね。
 夕方の空で水星が一番高く見えるのは17日頃になりますが、その前後10日間程
がお奨めになります。

 7日~9日にかけてはすぐ近くに火星も接近している様子が眺められそうです。
 ただし、この頃の水星は夕方6時でも西の地平線からの高さが3度くらいとかなり
低いのでなるべく地平線付近まで見渡せるような場所がお奨めとなります。

 2月12日(火)には西空に月齢2の細い月が見えてきます。
 この日には水星は月のほぼ真下にありますので良い目印になってくれるでしょう!

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☆2月18日(月) 月と木星の接近

 1月にもありましたが、2月は18日夜に月と木星が並んだ様子が見られますので
ぜひ注目してみてください!!

 今回の接近では22時頃に最接近となり、見かけの角度で約1.5度とかなりの大
接近になります。
 月の見かけの大きさが0.5度くらいなのでどれくらい離れているかを実際に見て
月の大きさと見比べてみてください!! 寒い時期ですが、ぜひ親子で一緒に見てみて下さい!!

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☆2月26日(火) 満月

 ちょうど満月になるのは26日の未明5時26分です。
 26日の明け方早起きして西空の満月、その日の夕方 東の空に上がってきた月とを
見比べてみると、ほんの少し形が変わっている…。

朝は真ん丸の月が、夕方には上部が欠け始めている。違いに気付けるでしょうか?チャレンジ!

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