画像提供 アストロアーツ http://www.astroarts.co.jp
15日午後8時頃。月初は午後9時頃、月末は午前7時頃に同じような星空が見られます。
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☆3月の話題は、何といっても「パンスターズ彗星に大注目!」

 今年2013年は彗星が話題となる1年になるだろうと期待されていて、今月中旬には
その第一弾「パンスターズ彗星」が夕方の空で明るくなるのではと予想されていました。
太陽に次第に接近して来ているにも関わらず思ったより明るくなっていないという情報が
南半球の観測者から届いていました。

 今月10日には地球-太陽間の約3割くらいの距離まで太陽に接近して、その数日後
くらいからは日本からも夕方の低い西空に見えてくる予定です。
 はたしてこの頃にはどれくらいの明るさになっているでしょうか??
 彗星の明るさの予想はとても難しく、果たしてこのまま、あまり明るくならないで過ぎ
去ってしまうのか、それとも太陽に接近して急に明るくなるかは、まだまだわかりません。

 3月13日(水)には西空の低空には月齢1.6のとても細い月も見えてきます。
 パンスターズ彗星は月の左斜め下にあるので、月の位置を目安にして双眼鏡などで探し
ましょう!!

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☆おうし座の木星、次におうし座でこのように見えるのは12年後!!

 マイナス2等級で明るく目立つ木星は、今月も おうし座の中でとても目立っています。
 今月中はおうし座の中を次第に東へ移動して行く様子をぜひ追いかけてみてください!!
 
 木星は約12年程でお誕生日星座の中を一周して行きますので、次回に同じような
様子を見られるのは何と12年後になってしまいます!
 木星の動いていく様子を確かめるにはその付近の星の並びを簡単にスケッチしておき、
あとから見比べてみるとわかりやすいでしょう。(日付や時刻も忘れずに記入のこと)

 木星の直径は地球の約11倍もありますが、木星までの距離は3月中旬で地球から
太陽までの約5倍も離れています。
 とても大きな木星が、すごく遠くにあるため小さく見える。…想像してみると面白いです。

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☆冬の賑やかな星空を楽しもう!!

 3月も夕方の早い時間には冬の賑やかな星座達を十分に楽しむことができます。
 冬の間は寒くてあまりじっくり眺められなかった方にもお奨めです。

 本屋さんで売っている星座早見板などの使い方を練習するのにも、明るい星が多く、
目立つ星の並びが沢山あってわかりやすい、この時期がお奨めですね。
オリオン座、おおいぬ座、こいぬ座を是非とも覚えていただきたいです。
 
春以降のお誕生星座、おひつじ座、おうし座、ふたご座なども見つけてみませんか。
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☆3月18日(月) 月と木星の接近

 2月にもありましたが、3月は18日夜に月と木星が並んだ様子が見られます。
近くに見えているおうし座の1等星アルデバランと月、そして木星も視界の広い双眼鏡
なら三角形に並んだ様子を一緒に見ることが出来ます!

 また、18日の前後数日で月と木星の位置関係を毎晩見ていくと一晩でどれくらい月が
夜空を移動して行くかがよくわかります。
 月って一晩でも意外と大きく動いていくんですよ。
 こちらもぜひ親子で一緒に観察してみて下さい!!

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☆3月20日(水)は春分の日!!

 会津での日の出、日の入り時刻を調べてみると以下のようになります。

 1月 1日  日の出 : 6時52分   日の入り: 16時36分
 2月 1日  日の出 : 6時41分   日の入り: 17時07分
 3月 1日  日の出 : 6時10分   日の入り: 17時36分
 3月20日  日の出 : 5時42分   日の入り: 17時54分
 3月31日  日の出 : 5時25分   日の入り: 18時04分

 春分の日の頃を過ぎると1日のうち昼の時間の方が次第に長くなっていきます。
 それぞれの昼の時間と夜の長さもぜひ計算して確かめてみて下さい!!

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☆3月27日(水) 満月

 ちょうど満月になるのは27日の夕方18時27分です。

 満月の夜の月といっても、ちょうど満月になる時刻との関係で、双眼鏡や望遠鏡で見て
みると実際には少しどちらかが欠けていることが多いのですが、今月なら夕方に見れば
殆ど真ん丸の満月が楽しめそうです。

 会津方面では18時30分頃に真東から10度くらい南よりの山から昇って来る様子が
見られそうです。

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