《 2014年 2月 の 星空 》
寒さの厳しい2月ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか??
まだ冬は続きますが、朝晩の明るくなる時間や暗くなる時間も1月初めの頃と比較
すると着実に日が延びて来ていることを実感することが出来ています。
ちょっと会津ので日の出・日の入り時刻を調べてみると以下のようになります。
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月 日 日の出 日の入り
1月 1日 6時52分 16時36分
2月 1日 6時42分 17時07分
2月28日 6時11分 17時35分
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1月初めの頃に比べて2月はじめの頃の日の出時刻差はさほどでもありませんが、
2月後半になると随分と違ってきますね!
今年は今のところ会津でも平年に比べて比較的雪も少ないようですが2月はどうで
しょう??
気象庁の3ヶ月長期予報では平年に比べて比較的気温が低めとの予想も出されてい
ますが寒さに負けずにこの冬も乗り切って行きたいですね!
昨年11月より宇宙での長期滞在中の若田宇宙飛行士が搭乗されている国際宇宙ス
テーションの予報も時々チェックして条件の良さそうなときに見てみて下さい!
きぼうを見よう(C)JAXA
http://kibo.tksc.jaxa.jp/letsview/visibility1/index.html
国際宇宙ステーションは、条件が良いときには木星くらいの明るさで光って見えます
ので肉眼でも楽に観察出来ますよ!
地上からみんなで見上げて、宇宙で活躍されている若田さんの応援をぜひよろしく
お願いいたします。
それではそろそろ2014年2月の主な天文現象を見ていきましょう!!
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☆ 2月 1日(土)夕、 西空の低空で細い月と水星が並ぶ!
1月31日に東方最大離隔を迎えた水星が西南西の低い空に見えています。
2月1日には月齢1.5の細い月と水星が4度弱の距離まで接近しています。
寒い時期なのでもし晴れて低い空まで透明度が良ければ見られる可能性は十分にあ
りそうです。
この頃の水星はマイナス0.4等級と比較的明るいのですが、まだ少し空の明るさ
が残っていると最初から肉眼で見付けるのはちょっと難しいので双眼鏡があると良さ
そうです。
会津では18時で水星の高度が約6度くらいなのでなるべく西南西の低い空まで見
渡せる場所がお奨めです。
うまくいけば水星の右斜め上にとっても細い月を見ることができるかもしれません!
参考までに1月2日夕方にあった金星と月齢0.9の月が接近したときの画像をご
覧下さい。
☆ 2月4日(火) 火星とおとめ座のスピカが最接近
今年4月に地球に接近する火星は夜中過ぎになって見やすくなってきます。
2月4日前後にはおとめ座の1等星スピカに4.6度まで接近します。
赤く輝く火星は0.2等級と明るく、青白い色のスピカと一緒に双眼鏡で眺めるこ
とのできるチャンスとなります。
是非この機会に色の違いを確かめてみて下さいね!!
別々に見るよりも双眼鏡で一緒に見る方が色の違いがより感じやすくなります!
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☆ 2月11日(火) 月と木星の接近
月齢12の月と明るい木星が11日夜には並んで見られそうです。
1月にもこのような接近がありましたが、あまり星の見えない街中でも月と木星が
一緒にあると夜空の中で普段よりもずっと目立つので、星空への関心があまり無かっ
た方々にも注目して頂けたようです。
接近の様子は肉眼でも十分に楽しめますが、もし双眼鏡があればぜひ見ておかれる
ことをお奨めします。
特に視界の広い双眼鏡なら両者の間隔は6度近くまで接近しますので、明るさや色
の具合などに注目してじっくり観察してみるのも良さそうです。
また、最接近の前後数日間の間で続けて見ると・・明るい木星が目印になって一晩
での月の動きが良くわかりますのでぜひ確かめてみて下さい!!
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☆ 2月15日(土)金星が最大光度 マイナス4.6等級!!
明けの明星として夜明けの空で見えている金星が最大光度を迎えます。
5時半頃に早起きして、夜明け前の南東の低い空で眩しく輝く金星の姿をぜひ確か
めてみて下さい!!
またこの日は土曜日なので午前中の空で金星が肉眼で見えるかどうか試してみるの
も面白そうです。
この日前後には9時過ぎ頃に金星がちょうど南の空にやってきます。
地平線からの高度は36度くらいになるので日影に入って青空の中で捜してみてく
ださい!!
もしうまく見られましたら、ぜひこちらの下にコメントをお寄せ下さい!!
最初は双眼鏡があると見つけ易くなりますが、くれぐれも間違って太陽には向けた
りしないようにご注意下さい!!
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☆ 2月15日(土) 満月 (満月時刻:8時53分)
2月の満月も1月に次いで地球からの距離が比較的遠いために小さな満月になるよ
うです。
今年最小の満月だった1月と19時頃で比較すると・・・
地球-月までの中心距離
1月 40.65万km
2月 40.26万km
なので、少しだけ(といっても3,900kmなのでほぼ月1個分だけ)2月の方
が近いことになりそうです。
地球から月までの平均距離が38.44万km程なので2月の満月も小さいです。
うまく撮影できれば1月の満月とも比較してみたいものですね。
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☆ 2月20日(木) 夜半過ぎの空で火星と月とスピカが並ぶ!!
20日、1時半頃には南東の空で月齢20の月が火星とおとめ座のスピカの間に入っ
て並ぶ様子が見られそうです。
特に月とスピカは1.2度と大接近となります。
視界の広い双眼鏡なら火星も含めて同時に見られるまたとないチャンスとなります!
この機会に色の違いをじっくりと眺めてみて下さい!!
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☆ 2月22日(土) 未明の空で月と土星が大接近!!
5時頃に南の空で月齢22の半月が土星に1.5度まで大接近します!!
こちらも双眼鏡でなら接近した様子をより楽しめるでしょう!
土星はてんびん座にあって0.3等級の明るさで見えています。
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☆ 2月26日(水) 明け方の空で金星と月齢27の月とツーショット
夕方の空から見えなくなっていた金星が1月後半になってようやく低い空に姿を見
せてくるようになりました。
そして29日未明には東南東の低い空で細くなった月と明けの明星となった金星の
接近が見られます!
月と金星は4.5度位まで接近するので視界の広い双眼鏡なら一緒に見られそうです。
今回は5時半頃~6時ちょっと前頃までが見頃となりそうです。
寒さの厳しい時期ですが・・・ちょっと早起きしてこの美しい景色を眺めてみては
いかがでしょうか??
そして、今回の接近は夜明け前の空だけではありません。
空が明るくなってからも月と金星は次第に接近していきます。
肉眼では難しいですが、双眼鏡なら月と金星を青空の中でも見つけられそうです。
この日は平日ですが、12時頃なら南西の空で20度くらいの高さに見えているの
で昼休みに双眼鏡で探してみるのも良いかも知れませんね。
※太陽は絶対見ないように気をつけてください!
月と金星は時間と共に距離を縮めていきますが・・残念ながら今回は14時過ぎに
は西南西の地平線に沈んで行ってしまいます。
日本よりももっと西の地域では金星が月に隠される金星食が見られるようです。
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