97719e17cede285adcd005e87cf1a7f2画像提供:(C)JAXA

☆飛べ!イプシロン!!!☆
9月14日14:00、新型固体燃料ロケット「イプシロン」打ち上げられました!
まばゆい光が広がった瞬間、発射場からロケットが空に向かって上がっていき・・・
でも、すぐには「打ち上げ成功」と言わないのですね。
打ち上げから1時間以上のち、高度約1000キロの上空で搭載衛星を分離するのが仕事。
惑星分光観測衛星「SPRINT-A」を軌道上で衛星分離し、初めて「打ち上げ成功!」
となるのでした。

鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所でのロケット打ち上げは今回で400回。
全てに立ち会った(管制室にいて直接見てはないそうですが)JAXA的川泰宣先生でさえ、
「いつも、分離が緊張します」とのこと。
世界初のシステムで初号機を無事に打ち上げ、成功させたのは本当にすごい!素晴らしい!
日本の技術の積み重ねを感じて、とても誇らしく思えました。

朝日新聞デジタル 動画が見られます。
http://www.asahi.com/tech_science/update/0914/SEB201309140009.html

☆夢見た未来を現実に☆
学研の図鑑『宇宙ロケット』 会津若松では中央図書館にあるので是非見てください。
「惑星間航行」「軌道確定要素」等やたら詳しい記述に驚き、SF雑誌?と思うような
未来的表現の数々が載っているのは、昭和55年・1980年発行の本物の図鑑です。
それから30年…現実はどうでしょう? 「はやぶさ」が小惑星に行き、帰ってきました!
故障が無ければ、カプセルだけ地球に落として他の探査に行くことも出来たといいます。
宇宙港を作り運用する、太陽系大航海時代が、もうすぐ来る!

著者名が連なっている中にJAXAの川口淳一郎先生、的川泰宣先生の名前があります。
空想ファンタジー、夢物語のようなことを現実になさってきたわけです!
「はやぶさ」を打ち上げたM―Ⅴ(ミューファイブ)ロケットは、1970年日本初の人工衛星
「おおすみ」を打ち上げたラムダロケット、1985年ハレー彗星探査M‐3SⅡ型ロケットの
流れ、固体燃料ロケットの最高峰と言われたものでした。

打ち上げ費用が高額とされ廃止されたM-5の流れを汲む「イプシロン」ですが、
戦略的長期的展望のなかで今回の打ち上げは、ロケット知能化とモバイル管制との
二つの革新技術を確立する第一段階。
第二段階は打ち上げ能力を増やしコストは約30億円に低減、高性能低コスト・通称E1形態を
2017年ごろの予定で確立。
衛星が小型化していくのに対応しロケットも小型に、費用を下げて打ち上げ回数を増やしていく。
これも未来を見据えた戦略ですね。

☆夢をつかもう☆
その先に有人宇宙ミッションはあるのか?! 日本の宇宙探検の目的は?!
誰でも考えていいのです。みんなで考えていきたいですね。

夢が未来への原動力。
あなたも何かにチャレンジしてみませんか?!