新暦旧暦とは…おさらいを含めて、伝統的七夕とは何でしょう? 
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日本に七夕が伝わって以後「太陰太陽暦」というカレンダーが使われていました。
これは月の満ち欠けの周期を1か月とし、 そこに太陽の動きを加味して作られたものです。
国立天文台では、この太陰太陽暦の7月7日に近い日を計算し「伝統的七夕の日」と
呼んでいます。
(伝統的七夕ライトダウン2012HPより http://7min.darksky.jp/ )
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現在の暦で7月7日ごろは梅雨の最中で、星空は望むべくもありません。
月齢もその年によってまちまちです。
七夕の星々を夜空に探そうとしても、月が大きく明るいと、とんだ邪魔が入った状態。。。

その点、月の満ち欠けをもとにした昔の暦なら、新月が新しい一ヶ月の始まりで、
毎月7日は新月から6日目にあたります。
夕空に三日月よりややふっくらした月が輝き、そのあと織姫と彦星に遠慮して深夜には沈む。
絶妙な月と星の劇場が毎年幕を開けるのが「伝統的七夕」なんですね!

何故ライトダウンかというと、星空を見るには空が暗い方がいいのは当然ですが、暗くする
ことを意識して、昔ながらの暮らしに思いを馳せる意味もあります。
岡山県の天体観測のメッカ美星町では、町をあげて暗い夜空を守っていることを含め、環境に
影響を与えない生活を意識することで蛍が舞う自然が保たれているそうです。
宇宙から夜の地球を見ると、町の明かりでこうこうと輝く日本列島の形がはっきりわかります。
照明が直接漏れるほか、空気中のチリに反射して空を明るくしてしまっています。
消灯すれば省エネルギーですし、家の灯りを外に漏らさないようにしてもよいのです。

今年の伝統的七夕は8月24日。東京タワーはじめ全国各地でライトダウンが行われました。
この土日、皆さんのご家庭でもライトダウンしてみませんか?
ライトダウンキャンペーンは、伝統的七夕の前後の土日をふくめて開催されます。
天頂の高くに夏の大三角。一番明るい星がベガ・織姫星。離れたところにアルタイル・彦星。
伝統的七夕の 今がまさに見ごろの星たちです。

空が暗くなれば、二つの星の間に天の川が流れているのがわかるようになります!
住んでいる町から天の川が見られたら素敵。年々ライトダウンの輪が広がればいいですね!
ランタンの灯りで子どもはキャンプ気分、大人はムードを楽しんだり。。。
夜の7時から、7分からライトダウンを始めてみたい。 …今夜、ご一緒にいかがですか☆