Category Archives: 宇宙開発・技術

明日開催!航空宇宙フェスタふくしま2016

紅葉が深まり、おでかけに良い季節になりました。
裏磐梯や雄国沼、もちろん磐梯山もいいけれど、
明日は郡山にお出掛けしてみませんか?!

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航空宇宙フェスタチラシ裏

「航空宇宙フェスタふくしま2016」
宇宙飛行士の古川聡さんの講演もあります!
こんなに盛りだくさんの内容で、無料なんて。
楽しそう!! 行くしかないですね!
ご家族、お友達を誘って、是非!
そしてなんと、会津そらの会も出展させていただきます。
明日お会いしましょう!

「航空宇宙フェスタふくしま2016」
<日時> 平成28年11月19日(土曜日) 9:30~16:00               
<会場> ビッグパレットふくしま(郡山市南二丁目52)          
<参加費>   無料
<プログラム>
◇基調講演 13時00分~14時00分 JAXA 古川 聡 宇宙飛行士 
◇出展内容
  ○JAXA展示コーナー ・・・ロケット・人工衛星の模型・パネル展示・宇宙服試着
  ○ANA航空教室    ・・・整備士・旅客係員・客室乗務員等のお仕事紹介・フライトシミュレーター体験
  ○体験・工作教室   ・・・土星の模型やかさぶくろロケット作成
  ○航空宇宙関連企業展示・・・航空機エンジン・ヘリコプターの模型展示・県内企業の紹介パネル展示 

会津そらの会のブースでは、土星模型の工作を体験していただけます。
会場内の場所はチラシ裏面をご覧ください☆


「宇宙をあそぼう!」終了しました。

7月18日、會津稽古堂において今年の夏イベントが終了しました。

「HAYABUSA2 RETURN TO THE UNIVERSE リュウグウ版」上映前に、お客様方へ「スクリーンに近い前方が見やすいですよ」と呼びかけたところ、席を離れ多目的ホール前方の床面に移動され、体育座りでご覧になった親子さんがいらっしゃいました!
次から敷物を準備しようか? 折りたたみの可動席を少し設置しようか?
もっともっと色々想定し、何ができるか考えなくてはと思った6年目の夏となりました。
仲間のお店提供で機材を持ち込み、Blu-rayのソフトをフルハイビジョンのプロジェクターで映写したので、画質は本当に素晴らしいものでした。次は音響も良いものにできたら。。
一つ終わって、また次のイベントへ。夢をつなげて2020年まで。
東京オリンピックが何か? いえ、「はやぶさ2」の帰還の年です!!!

望遠鏡のしくみ
望遠鏡村
マイ望遠鏡を覗く女の子
望遠鏡男子

昨年の会津大でのイベントに引き続き、工作は「組み立て天体望遠鏡」を行いました。
応募が大変多く、今回出来なかった皆さんには大変申し訳なかったですが、必ず次の機会を作るので、またのご参加をお待ちしています。
嬉しかったことが沢山ありました。
天体観望会によくいらしていただけるお子さんが、お父さんと一緒に参加してくれたこと!
高校生の男の子たちが、友達同士で参加してくれたこと!
星や宇宙が好きだという子供さんが、沢山いるとわかったこと!!!
私達は皆さんから、これからも活動を続けて行く燃料をもらいましたよ!

160718平田先生講演
160718講演風景

講演は、会津大学先端情報科学研究センター宇宙情報科学クラスター上級准教授の平田成先生。
カジュアルな服装で大きなバッグにパソコンを入れて現れた先生は、大学の先生とは一見してわからない気さくな雰囲気でしたが、流石に講演となるととてもわかりやすく、月の画像や探査機などのイラストを映しながら、わかりやすくお話してくださいました。
「月や惑星を観測・探査した機は、月が12機に対し、火星には9機も行っている!近い割に少ない?
 日本の月探査衛星「かぐや」は、上空から特定の岩石・鉱物を、色で見分けて調べた。
 赤外線の色も調べることが出来、色の種類も約300種類も区別できる!
 データ解析は続行中。見直してみると新しい発見がある。」
そもそも月は、地球の大きさに対し、他の惑星の衛星と比べて大きい。他人説、兄弟説、親子説、衝突説等あるが、どれも、組成、温度・熱源、大きさの説明を全て満足に満たすものではないということで、びっくりしました。
まだまだ解らないことがあるのですね。
「かぐや」を月面の落下させたのはあのあたりと聞き、本当だ、実際のことなんだと思えて、38万km向こうの遠いはずの月が、少し近く感じました。

質問では、10年後に生命が地球に生まれた理由や、地球以外の星にシンプルな生命が存在できる星=系外惑星が見つかって、探査機を送り込む計画も出来てくるかも?という問いかけに対し、先生は、技術の進歩は惑星探査より速いとおっしゃいました。
「はやぶさ」が帰ってきて、「はやぶさ2」も旅立った。「あかつき」は金星を周回し始めた。
次は何だろう?? まだまだ、お楽しみはこれからですね!

今回もご協賛くださいました、株式会社リオン・ドールコーポレーション様、みとみ学園様。
活動にご理解を賜り、度々のご支援に心より感謝申し上げます。
子供さんたちが夢をひろげる機会持てるよう、今後ともよろしくお願いいたします。

Special Thanks:
天体望遠鏡工作のお手伝いをしてくださったHさん。普段の天体観望会でもよくお世話になっていますが、今回は手伝い以上、先生役。本当にありがとうございました。
はやぶさ2塩原モデルのご両親・Aさん夫妻。ミネルバを帽子に仕立てたものをお持ちくださいました。
映画を観たお子さんが「これ、ミネルバだ!」と言ったそう。夜なべ製作なのに完成度の高さでミネルバの知名度アップに貢献!愛情溢れる展示品をご持参くださりありがとうございました。

メンバーの一人で現在闘病中のUさんと奥さんが来場しイベントに参加してくれたのは最高でした。
「88232折鶴プロジェクト」マネージャである彼は、宇宙に詳しく、入退院の合間でさえ活動のアイディアをメールしてくれるなど刺激を与えてくれる存在ですが、今回も新たな夢を携えて来て私達に熱を置いていってくれました。
ありがとう!これからも一緒に夢を追いかけましょう。これからもよろしくお願いします!

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【宇宙をあそぼう!】7月18日は會津稽古堂!

暑い日が続いています。
”宇宙”で涼みに来ませんか?

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いよいよ来週!7月18日(月・海の日)、今年も夏のイベントを開催します!
詳細はイベント案内ページをご覧ください。
http://aizusora.main.jp/eventnews

「HAYABUSA2 RETURN TO THE UNIVERSE」(Ryugu版)
小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還して6年が経ち、後継機「はやぶさ2」は
小惑星Ryugu(リュウグウ)に向かっています。
世界初の挑戦がつながっていく。子供たちの夢が広がっていく。
昨年の会津大で上映した作品がバージョンアップ!今回は(リュウグウ版)です!

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工作教室「組立・天体望遠鏡工作」今回の受付は終了いたしました。
多数のお申し込みをいただき、誠にありがとうございました。
参加可能な方には、「○倍○名」確定のメールを送らせていただきました。

今回、参加できなかった皆様へ
次回開催する際は締切日を設けたうえ抽選にて参加者決定いたします。
大変申し訳ありませんでした。
上映、無料の工作もありますので、是非ご来場をお待ちしております。


《 2016年 4月 の 星空 》

今年も、はや4月。新しい仕事や、進学・進級の季節です。
気持ちに新しい風を入れたいですね。

☆ 小惑星探査機「はやぶさ2」の近況です。
3月22日にイオンエンジンを点火し、目的地である小惑星Ryugu(リュウグウ)へスピードを上げていくことになりました。
2014年12月3日に地球を出発し、そのちょうど一年後にあたる昨年12月3日に地球スイングバイを行い小惑星へ進路を変えていましたが、これから2018年のリュウグウ到着まで、4つの青白い炎の帆で進んでいきます。
今回は800時間の連続運転を予定しているそうですが、週に一度止めて正確な位置や速度の確認をしていくのは、目的地へ向かう軌道に沿って正確に進むため。距離が長ければ、ほんの少しのズレが後々大きくなりますよね。
小惑星に近づいたら、「ランデブー」=スピードが同じになるよう減速する必要があることから、到着に2年半かかるのだそうです。
「はやぶさ2」搭載のイオンエンジンは、初号機「はやぶさ」当時の設計を踏襲しつつ、発生したトラブルへの対策を講じているということです。
また、奇跡の帰還につながった「キセノンガスジェット」や「クロス運転」、「1ビット通信」などの機能も健在。(クロス運転の機能は正式に採用されたということですね♪)
金星探査機「あかつき」の軌道投入失敗からもガスの配管を修正するなど、様々な技術や経験の積み重ねを経た新イオンエンジンに期待しましょう。

ISASコラム「イオンエンジン・化学推進の改良点」
http://www.isas.jaxa.jp/j/column/hayabusa2/03.shtml

そして、いよいよ「はやぶさ2」が日本からも見える位置になってきました!
4月1日4時にはちょうどさそり座の南側にあって、ほぼ真南の空で、会津だと地平線から2度弱の高さにいるはずです。
これ以降次第に見える位置が高くなっていくはずです。
hayabusa220160401_0400

たった”一人”で何もない宇宙空間を進む「はやぶさ2」を思えば、
多少のことなら頑張って乗り越えてみよう・・そんな気持ちになります!
夢が難しいものでも、目的地が遠くても、少しずつでも進んでいきたいものです!
(C)

☆―☆―☆

長かった冬の季節もようやく過ぎていよいよ待ちに待った春の到来の季節。
 季節の移り変わりと共に夜空でも春の星座たちが見やすくなってきています。
 寒い季節だと、なかなかゆっくりと夜空を眺めるのも厳しかったものですから、これからの時期、お天気の良さそうな日を選んで星空を見上げる時間を作ってみてはいかがでしょう??
 何度も見ているうち、いつの間にか春の星座を覚えてくると、夜空を眺める楽しみももっと大きくなりそうです。
 また、名残惜しい冬の星座たちも夕方のうちにはまだ西空で眺めることができます。
 西空に傾いた、ちょっと違った印象の冬の星座の姿にもぜひ眼を向けて見て下さい!

春の星座で先頭になって夜空を駆け上がってくるしし座には、見頃を迎えている明るい木星も加わって賑やかです。
肉眼で見ていてももちろん楽しめますが木星はやはり望遠鏡で眺めてみたいものです。
冬の間お休みとなっていた会津そらの会の星空観望会がいよいよ4月から再開となります。
第1回目は4月15日(金)19時から予定しております。開催決定しましたら、別途お知らせいたします。
この日は半月を過ぎたばかりのクレーターが見やすい月と木星をメインに春の星空を望遠鏡で観察して行く予定です。
観望会では大きな望遠鏡はもちろん、双眼鏡や小型望遠鏡なども準備してそれぞれの見え方の違いなども比べてみたいと思います。
参加は無料なのでお気軽にお子さんと一緒にご参加ください!
ただし、4月だと夜は日によってはちょっと寒くなってしまう場合もありますので寒さ対策はしっかりとご準備ください。
また、参加の際には小さなLEDペンライトとスケッチブックかノート、筆記用具などを準備されると、実際に観察した様子などを忘れないうちに記録できますのでぜひご用意ください!

4月半ばには夕方の空で水星も見やすい時期を迎えます。
普段はあまりお目にかかれない惑星なのでこのチャンスに見ておけると良さそうです。
双眼鏡があると見つけるのがぐっと楽になりますのでお奨めです。
                                                                   
最近は仕事帰りの夕暮れ時間も暗くなるのがずいぶん遅くなってきていて、だいぶ日が伸びてきたというのを感じますね。
先月、3月20日の春分の日にはほぼ同じ時間だった昼と夜ですが、それ以降は日毎に昼の時間が長くなって来ています。
 毎月恒例の会津での4月の日の出、日の入り時刻を3月初めと比べてみると以下のようになりました。
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    月   日   日の出       日の入り
   3月  1日  6時 09分    17時 37分
   4月  1日  5時 24分    18時 05分
   4月 30日  4時 44分    18時 32分 
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4月に入ってからもずいぶんと違ってくることがよくわかります。
 もし時間があれば、月初めと月末とで昼と夜の時間を計算してみて下さい!
 きっと意外な数字が出て驚かれるかも?
 また、春になってくると黄砂の影響などで(最近はPM2.5の影響もありますね・・)透明度が落ちて遠くの景色が霞んで見えるようなことも時々ありますが・・こんな時にはちょっと不思議なくらい赤い夕日が沈む様子が見られたり、赤く染まった珍しい月の出等が見られることがあるので時間があるときに見てみて下さい!

それではそろそろ2016年4月の主な天文現象を見ていきましょう!!

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201604chart
画像提供 アストロアーツ http://astroarts.co.jp
1日は21時頃、15日は20時頃、月末は19時頃の南の空

☆ 4月 1日(金)~5日(火) 夜明け前の空に注目!

4月1日に下弦を迎えた月が夜明け前の空で見えています。
今の時期、4時頃の明け方の空ではもうすでに夏の星座が姿を見せていますが、下弦を過ぎて次第に細くなって見える場所も変わっていく月の姿を追いかけて行くのもなかなか楽しめます。
特に月が細くなってくる4日と5日の月が狙い目ですね!
夕方の三日月は比較的見るチャンスは多いと思いますが・・意外とこの頃のような、新月前の細くなってきた月の姿は目にすることがないと思います。
見るにはだいぶ早起きしないとお目にかかれませんので、新年度のこの季節に、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

そして一緒に見ておきたいのがさそり座に集まっている火星と土星ですね。
さそり座の赤っぽく光る1等星アンタレスと3角形を作っている様子がかなり目立っています!
特に今年5月に地球と最接近となる火星は月初めには-0.5等の明るさが月末には-1.4等と次第に明るくなってきていますので今月後半までその明るさと赤っぽい色の変化に注目してみて下さい!
 
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☆ 4月 9日(土) 夕方の細い月と水星!!

今月7日に新月を迎えた月が9日夕方には西空に見えてきます。
7日が新月なので9日の夕方の月は三日月ということになりますが・・空が少し暗くなりかけてくる19時頃に西空を捜してみると・・意外なほど細い形に三日月ってこんなに細かったのかな??と思うかもしれませんね。
そんな月の様子は双眼鏡や小型望遠鏡があればさらに楽しめそうです。
しかもこの日の月は地球との距離が近くなっているので見かけの直径も33.3分角とスーパームーン並の大きさで見えているはずです。
チャンスがあれば望遠レンズなどでも撮影しておきたいところです。

また、月の少し斜め右下方向に手を伸ばした握りこぶし1個分ほど離れてポツンと光る星が見つかるかもしれません。
その星は水星です!!
今月18日に東方最大離隔を迎える水星はこの頃から次第に夕方の空で見やすくなってきます。
しかも今年の夕方に見られる水星としてはかなり条件が良さそうなのでぜひこの機会に水星を見つけてみて下さい!
まだ明るさの残っている西空で小さく光る水星を見つけるには双眼鏡があると便利です。
また9日には水星を見つける時の目印になってくれる月があるので最初にこの日に見ておくのがお奨めですね!
比較的見やすい時期はこの頃から今月後半まで2週間ほどありますが、東方最大離隔を過ぎてちょっとすると水星の見かけ上の明るさが次第に落ちて来るので今のうちの前半が見やすい時期となります。
水星の明るさはこの頃がマイナス1等級程ですが、東方最大離隔の18日には0.2等級程になるようです。
また、もし1回見れたらもういいやってならずにこの機会に何回見れるかにもチャレンジしてみて下さい!
西空の方向であまり障害物などが無さそうな場所を見つけておいて夕方の時間に双眼鏡を持ってちょっとだけでも見に行けるといいですね。

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☆ 4月 15日(金) 会津そらの会 観望会予定!

昨年も毎月開催してきた会津そらの会の観望会がこの4月から再開となります。
夜空で目立っている木星と半月過ぎたばかりの月をメインに春の夜空を眺めて見ましょう!
大きな望遠鏡で月のクレーターの様子や木星の縞模様、そして木星の周りを巡るガリレオ衛星の様子などをぜひご覧下さい!

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☆ 4月 17日(日)~18日(月) 月と木星の接近!

17日から18日夜にかけてしし座付近で月と木星が接近する様子が見られそうです。
今回は17日で両者の間隔は8.5度、18日でも5度弱と大接近というほどにはなりませんが明るい月と-2.3等の木星が接近した様子は夜空でも意外と目立って、さらにあまり星の見えない街中でも見やすいので普段あまり夜空に関心の無かった方にも見てもらえそうです。
一晩で木星と月の位置関係が変わってしまうことにも注目してみてください!
デジカメなどで写真を撮影しておいても良いですし、ちょっとしたスケッチでもただ見るだけよりもずっと比較しやすいのでお試しください!

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☆ 4月 22日(金) 満月 しかも今年の満月では一番小さな満月!

満月は毎月巡ってきますが、今月の22日に見られる満月は今年最少の満月となるようです。
ここ数年その年の最も大きく見える満月≒スーパームーンというのが話題になったりして注目を集めていますが、今回はその逆にミニマムムーンとも言えるような満月になります。
月までの距離は地球の直径のおよそ30個分程離れていますが、その軌道が楕円の為にどこで満月になるかのタイミングで約5万kmもの差があるそうです。
今年のスーパームーンは11月14日でさらに68年ぶりの距離にまでせっきんするということでかなり話題になりそうですが、その時と比較するためにも今月の満月もぜひ見てみて下さい!
肉眼だと大きさの比較が難しいのでできれば望遠レンズなどで撮影しておいてあとから画像を並べて比べてみたいものです。

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☆ 4月 24日(日) 月と火星の接近!

さそり座で明るくなってきている火星の近くに月が接近する様子が見られそうです。
この夜の月は月齢17で満月を過ぎて少し欠けて来ている形で23時頃に南東の方角を見ると上下に並んだ月と火星が見つかるはずです。
今回の月と火星の接近は両者の間隔が8.5度くらいなので大接近というほどではありませんがこの頃の火星は-1.3等級と月初めの頃より明るくなっているので肉眼で眺めた時には意外と楽しめそうです。
また、翌日の様子との比較のためにお天気が良ければ忘れずに見てみて下さい!!

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☆ 4月 25日(月) 月と土星・火星の接近!

前日に月と火星の接近がありましたが、25日夜には月と土星が3.5度まで、そして月と火星の間も6.5度くらい、さらに近くにはさそり座の1等星アンタレスもありますので肉眼でもこの明るい4天体が集まった様子はなかなか見事な眺めとなりそうです。
前日同様に23時頃には南西の空で見やすい位置まで昇ってきていますのでぜひご覧になってみて下さい!

夜中過ぎにはさそり座も地平線上にその大きな姿を見せて、月や惑星が接近した様子も南の空でさらに見やすくなるでしょうから目覚ましをセットしておいて1時~2時頃の様子も窓からちょっとだけでも見てみて下さい!!

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☆ 4月 26日(火) 月と土星・火星が並ぶ!

前日に月と火星の接近がありましたが一晩過ぎて26日夜には月は東に離れてしまいます。
ですが・・26日夜23時頃に見てみると月-土星-火星がほぼ1直線に同じような間隔で並んだ様子が見られそうです。
24日から連続で見ておけば一晩ごとに月の見える位置がかなり動いていく様子がわかるはずなのでこちらもぜひご覧ください!

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(M・T)


《 2016年 3月 の 星空 》

201603chart
画像提供 アストロアーツ astroarts.co.jp

今日から3月になりました。

神奈川では桜の便りがあるのに北海道では暴風雪など、今の時期は冬と春が同居していますね。
皆さんご存知の通り、日本列島は細長い形のために季節感が幅広いのですよね。
ところで、最北端(択捉島)と最南端(沖ノ鳥島)の直線距離は3020kmだということですが、
これは昨年12月3日に「はやぶさ2」が地球に最も接近したときの距離とほぼ同じなんです!
同日19時過ぎ、ハワイ諸島の近くの太平洋上空通過時の高度は約3090kmで、広い広い宇宙のなかでは、目と鼻の先・・いや、まつ毛の先ぐらい?ものすごく近い場所を通ったわけですね。
その「はやぶさ2」は今日現在、地球との距離が2797万kmにもなっています。
2018年の小惑星リュウグウ到着に向けて順調に飛行中。応援しましょう!

http://www.lizard-tail.com/isana/hayabusa2
H2Track はやぶさ2の位置がわかるisana(@lizard_isana)さんのサイト 

また、先月2月17日(水)には、X線天文衛星「ひとみ」(ASTRO-Hアストロ・エイチ)が宇宙空間にデビューしました。
「ひとみ」は光ではなくX線で宇宙を観測するのですが、広い波長域で画像を撮り超精密にエネルギーを測る、二種類の望遠鏡を二種類搭載しています。
衛星本体を利用した全長14mの巨大なX線望遠鏡によりエネルギーの高い硬X線を100倍も計測できるようになったということは、デジカメでいうと、より高感度になったということ。
100倍ってすごいですね!
日本がNASAや世界各国の協力をえて開発した新世代の天文衛星、運用開始は4月の予定です。

ASTRO-Hプロジェクトサイト 
http://astro-h.isas.jaxa.jp

ファン!ファン!JAXA
http://fanfun.jaxa.jp/topics/detail/6821.html

(c)
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今月はなんといっても4年ぶりとなる部分日食、そして半影月食も見られる等大きな天文現象がいくつもあってなかなか賑やかな月となりそうです。
また夜空では太陽系最大の惑星である木星がしし座で観察好機を迎えていて、今年はこのあと7月初め頃までしばらくの間夜空で明るく輝く姿を楽しめそうです。
明けの明星の金星はかなり低くなってしまっているので、この後しばらくは見えにくくなってしまいますが、明け方の空に姿を見せているさそり座付近には火星と土星も見えているので、お天気の良さそうな時にちょっと早起きして夜明け前の空を眺めてみて下さい!

毎月恒例の会津での3月の日の出と日の入り時刻、2月初めと比べてみると以下のようになりました。
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    月   日   日の出      日の入り    
    2月  1日  6時42分    17時 6分 
    3月  1日  6時 9分    17時37分
    3月 31日  5時25分    18時 5分 
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こうして見てみると2月に比べて3月はだいぶ昼の時間が長くなってくることがわかります。
3月20日には早くも春分の日を迎えるのでそれ以降は夜よりも昼の時間が長くなっていきます。
こうして日々季節は少しずつ春に向かって行くわけです。
本格的な春の訪れが待ち遠しいですね。

今年6月には大西卓哉宇宙飛行士が最初の長期滞在予定の国際宇宙ステーションも、今のうちにチャンスがあればぜひJAXAの予報を時々チェックして見ておいてください!!  
 国際宇宙ステーション 会津方面での予報はこちらから。
 http://kibo.tksc.jaxa.jp/letsview/visibility1/kitakata/index.html

見える位置などは毎回変わりますので1回見て終わりでなく何度か見てみて下さいね!
また、慣れてきたらぜひ国際宇宙ステーションの撮影にもチャレンジしてみて下さい!

それではそろそろ2016年3月の主な天文現象を見ていきましょう!!

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☆ 3月 1日(火) 明け方の空で半月と火星の接近!

3月に入ったばかりの1日未明の空で半月と火星が並んだ様子が見られそうです。
今回の接近した様子が見やすい時間は明け方の5時頃で、この頃だとちょうど南の空で下弦前の月と先月よりも赤っぽい色が目立ってきた火星が2.8度程の距離で並んだ様子が楽しめそうです。
ぜひ早起きして双眼鏡で眺めてみたいですね!

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☆ 3月 9日(水) 全国で部分日食が見られる!!

日食20160309a
3月9日の部分日食、会津での見え方

今月9日には全国で4年ぶりとなる部分日食が見られます!!
今回の部分日食は欠ける割合が会津では直径比で22%程までとそれほど大きく欠けるわけではありませんが・・ここ数年程は日本で見られる日食がありませんでしたし、この次に日本で見られる日食は2019年までありませんのでぜひこの機会を逃さずに見てもらいたいものです。

但し気を付けなければならないのは、太陽の光や熱がとても強烈なので肉眼でそのまま太陽を直視することは目を痛めるなどの危険性がありますので必ず太陽観察用に作られている日食メガネを使って安全に配慮しながら観察を行ってください!
日食メガネは市販品もありますし、学校などでは教材などで置いてある場合がありますので是非この機会に活用してもらえると良いですね。
天文雑誌の星ナビ3月号には日食観察プレートが付録で付いています!!
4年前の金環日食の時に使った方は今のうちに捜しておいてください!
但し実際に使う前に減光フィルター部分に傷や剥がれなどが無いことをしっかりと確認してから使って下さい!
また、双眼鏡や望遠鏡で太陽を見てしまうと失明などの危険性もありますので、日食観察を行う際には周りの方にも十分気を付けて下さいね!

9日は水曜日で平日ですが、学校などでも授業の途中で欠け具合の大きくなる11時過ぎくらいに少しでも観察できるようにしてもらえるといいですね。
早目に先生に交渉してみて下さい!

日食の場合には観察する場所によって始まる時刻や欠け具合、そして終わる時刻も違ってきます。
会津方面での日食予報は以下の時刻を参考にして下さい!!
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欠け始め 10時18分
最大   11時11分 
終わり  12時 3分
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今回の日食は東インド洋からインドネシア、北太平洋の一部では皆既日食となって見ることができます。
現地からのインターネット中継などもあるようなのでそちらもチェックしてみて下さい!
また、ちょっと気になったので調べて見たら今度の日食の時の太陽の見かけの大きさは32.2分角、そして太陽を隠す月の見かけの大きさが33.6分角となっているようです。
月の大きさの方が少し大きいので今回は皆既日食となって見ることができるわけですね。
type_total

ところで今回の部分日食を機会に地球と月、そして太陽の大きさとその距離の関係を改めて学んでみてはいかがでしょう??
よく見かける日食の見られる地球と月、そして太陽の位置関係を描いた下記のような模式図などでは殆どの場合で大きさと距離を正確には描いていないので地球と月の位置関係を誤解されてしまっている場合が多いようです。

身近にあるボールなどを使って地球と月の大きさと距離の関係を再現してみると面白そうですのでぜひお子さんと一緒にお試しください!!

地球の大きさを1とすると月の大きさは約0.27程なので地球のおよそ1/4くらいになります。
そして地球と月の距離は地球を回っている月の軌道が楕円なので多少変化していますが、平均すると約30.1程になります。
地球を100円ショップなどで売っている直径10cm程の地球儀を使うと、月は2.7cmくらいの大きめのビー玉かスーパーボール等が使えそうです。
地球が10cmなら地球と月の間隔は約3m程になるので実際に置いてみると・・地球の大きさに比べて月までの距離がずいぶんと離れていることがよくわかります。(3mのひもを用意すると便利です)
日食の場合には月の影が地球に届いて太陽を隠すことで見ることができるわけですが・・実際の比率で見てみるとこんなに離れているのに影がうまく届いているんだと感心してしまいます。
また、地球を回る月の軌道は約6度くらい傾いているので、3m離れている月は30cm以上も傾いた軌道を回っていることになりますので軌道が交差するどちらかのポイントで新月にならないと今回のような皆既日食は起こらないことになります。
ちなみにこの模型を使った場合には太陽の大きさは約10.9m、地球からの距離は約1.17km離れていることになるようです。
このような模型を使って実際に確かめてみると・・本などで読んだだけではわかりにくいことでも意外と理解しやすくなるのでいろいろ試してみて下さい!

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☆ 3月 9日(水) 木星が衝を迎える

3月に入ってからは夜空が暗くなった頃に東の空でとても明るい星が輝いている様子を見る機会が増えてくるはず!!
その明るい星の正体は太陽系最大の惑星の木星です。
木星は現在はしし座の後ろ足付近にあって今月9日には1年中で最も木星の観察に適した時期を迎えます。
この頃の木星はマイナス2.5等級と金星に次ぐ明るさになっているので明るい街中からでもはっきりと見ることができます。
肉眼では明るく輝いている様子がわかるだけですが、望遠鏡を向けて見ると日毎に位置を変えていくガリレオ衛星や本体の縞模様など変化もあるので機会があればぜひ望遠鏡でじっくりと眺めてみたい天体です。
4月からは会津そらの会で毎月行っている望遠鏡を使った観望会も始まる予定です。
しばらくの間は月と木星が主役で観察対象になりそうなのでお楽しみにお待ちください!!

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☆ 3月 14日(月) おうし座のヒアデス星団の星が月に隠される星食に注目!!

まだ上弦の少し前の月がおうし座のヒアデス星団の中を通過していくつかの星を隠していく様子が見られそうです。
中でも双眼鏡などでも見やすいθ(シータ)1という星は3.8等級なので、20時56分頃に影になっている部分から隠されていく様子はぜひ見ておきたいところです。
10分ほど前から見ていると時間とともに月に接近して行く様子はなかなか興味深い様子で眺められます。
さらに地球照でうっすらと見えている月の影になっている縁に隠される瞬間がまたとても印象深いものになります。
今回は月が明るいので双眼鏡が必要になりますが、他にもヒアデス星団の近くの星がいくつか次々と月に隠されていく様子も見られますのでかなり楽しめそうです。
月に隠されたθ1星はこのあと21時40分頃に再び月の後ろから姿を見せますのでこちらもぜひご覧ください!

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☆ 3月 23日(水) 全国で半影月食が見られる!

今月9日には部分日食があったばかりですが・・23日夕方からはなんと月食も見られそうです。
但し、今回の場合には半影月食ということなので薄い影に入っても普段の満月よりちょっと明るさが落ちる程度になるだろうと予想されているので肉眼だとちょっとわかりにくいかもしれません。
これがデジカメなどで月をある程度望遠レンズでアップで撮影してみると部分的に暗くなった様子が肉眼よりもずっとわかりやすくなりそうですので機材をお持ちの方はある程度の時間毎に撮影にチャレンジしてみて下さい!。
日食と違って月食の場合には始まりや終わる時刻は国内では殆ど同じですので下記の時刻を参考にご覧になってみて下さい!
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半影月食の始まり 18時37分
半影食最大    20時47分
半影月食の終わり 22時57分
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こうしてみると意外と長い時間かかって地球の影の中を通り過ぎて行くようです。
ずっと眺めているのは大変なので休憩を取りながら観察してみて下さい!

今年は9月にもう1回半影月食がありますので次回の観察や撮影の為にも今回の機会にどれくらい明るさの変化があるかぜひ確かめてみて下さい!

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☆ 3月 29日(火) 明け方の空で半月と火星の接近!

今月2回目となる月と火星の接近です。
今回は月は月齢20程なのでまだちょっと丸みを帯びている形で、1日未明の時よりも両者の間は3.5度くらいとちょっと離れますが、ほぼ一月の間に火星の明るさが0.3等級=>マイナス0.4等級へと明るくなっていることにも注目しておきたいですね。
また、火星の見えている位置も前回のてんびん座からいつのまにかさそり座の方向へ意外と大きく動いて土星との間隔もだいぶ近くなっているはずです。
だいぶ夜明けの時間が早くなってきていますので今回は4時頃が見やすい時間となるようです。

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☆ 3月 30日(水) 明け方の空で半月と土星の接近!

30日未明には今度は月と土星の接近した様子が見られそうです。
月齢21の月と土星の間隔は3.4度程なのでこちらもぜひ双眼鏡で一緒に見ておきたいものです。
土星の明るさは0.1等級で近くの火星との色や明るさの違いにも注目してみて下さい!
こちらも4時頃が南の空で見やすくなりますのでちょっと早起きして一晩での月の移動して行く様子を確かめてみて下さい!。

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(M.T)


『星の王子さま』と「はやぶさ2」展示会(絶賛開催中!)

観たいのは、映画「リトルプリンス 星の王子さまと私」。
見にいってほしいのは、「がんばれ!はやぶさ2」展示会です☆

会場パノラマ
会場パノラマ1

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ著『星の王子さま』は世界中で愛されている本ですから、
皆さんも読んだことや聞いたことがあるのではないでしょうか。
はやぶさ2ミッションマネージャ、吉川真先生も好きなご本のひとつだそうです。
ご存知かもしれませんが、王子さまの住んでいる星は小惑星なのですね。
私達にとって、小惑星といえば・・・「はやぶさ2」。
この夏に公募によりRyugu(リュウグウ=竜宮)と名付けられた目的の小惑星は、水や有機物の存在が期待されています。
もしかしたら、リュウグウにも1輪のバラが咲いているかも??
まさか、そんなことはない・・・そう思いますか?
地球からの観測では、わずかに点にしか見えない小さな天体。
誰も知らない、見たことがないのだから、確かめてみるまでわかりませんよね?!
行けば必ず新しい発見がある。惑星探査は面白い!!!

王子さまの小惑星は1年おきに砂漠の上に来るということでしたが、地球を飛び立ってちょうど1年、
今年12月3日に「はやぶさ2」が戻ってきました。
地球接近時に光学航法カメラ(広角)ONC-W2で地球を撮影したものが下の画像です。

20151203スイングバイ前の地球
画像提供 JAXA

JAXAはやぶさ2プロジェクトサイト
http://www.hayabusa2.jaxa.jp/

「はやぶさ2」が地球に接近しながら9時から17時45分までの間に撮影した5枚、距離は20万㎞から3万6千㎞の画像だそうです。
画像をつなぎ合わせた動画は「はやぶさ2」の速度が体感できるよう。
ONC-W2は、JAXA、東京大学、千葉工業大学、立教大学、明治大学、名古屋大学、会津大学、高知大学の協力のもと開発された機器で、会津と宇宙が繋がっているような不思議な気持ちになります。
日本全国の沢山の企業や学校が宇宙開発に関わり、携わっています。
宇宙とは、思うよりもずっと、身近なものかもしれません!

何もない宇宙空間を地球を目指し飛び続け、私達の前に再び姿を現した「はやぶさ2」のことを思うと、まるで懐かしい人に再会するよう、嬉しさにじーんとして・・温かい気持ちになります。
「はやぶさ2」に次に会えるのは地球帰還の時。
とはいえ、私たちの手に戻るのは地球帰還カプセルだけで、初号機はやぶさのように本体は大気の中に突っ込んではこず、次のミッションへ向かうことになるでしょう。。

「ほんとうにたいせつなものは、目には見えない」

夜空の沢山の星の中に、目には見えないけれども小惑星リュウグウがある。
小惑星リュウグウを探して空を見上げるとき、たくさんの星たちが目に入ります。
「はやぶさ」と「はやぶさ2」が届けてくれた、形はなくとも かけがえのないものや、大切な人との
出会いは、本当に素敵なプレゼント。
「はやぶさ」に宇宙への関心を目覚めさせてもらいましたが、楽しいのは「はやぶさ」だけじゃない!と思うようになりました。
もっと多くの人に色々な楽しさが伝わればと、私達は昨年に続き今年の冬も展示会を始めています。
「はやぶさ2」地球スイングバイについてと、昨日軌道再投入に成功したとみられる金星探査機「あかつき」に関する内容もあります。
会津若松市街の神明通りレオクラブガーデンスクエア3階(TSUTAYAの上)にて、来年の1月10日まで10~18時、入場無料で開催。
会場をご提供くださった㈱リオン・ドール コーポレーション様は、2011年より当会を応援くださっており、「子供たちに夢を、大人に元気を!」の気持ちが広がっています。
ワクワクする心は一生もの。
ひと足早いクリスマスプレゼントをご自分に、お子さんに、いかがですか?
ぜひお越しくださいね。

ところで、スイングバイ直前の18時、テレビユー福島のニュースをご覧になった方はいらしたでしょうか?
展示会場でメンバーがインタビューに応えた様子が流れました。
「これからが本格的な長い旅の始まりなので、成功できるように応援しています」
地球をはなれリュウグウへ はるばるのぞむ・・・がんばれ、はやぶさ2!
プロジェクトチームの皆さん、ミッション終了までお身体にお気をつけてくださいね!

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http://www.jaxa.jp/article/interview/no13/index_j.html
JAXA 吉川真~「星の王子さま」への旅~ 

毎日新聞WEB 12月3日「はやぶさ2 軌道変更 地球へ最接近、各地で観測」 
http://mainichi.jp/articles/20151204/k00/00m/040/044000c

レオクラブガーデンスクエア 会津若松市栄町2-14 
レオクラブ外観

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