Category Archives: 天文現象

≪2017年7月の星空案内≫

今年もはや半年が過ぎ、一年の後半戦スタートです!
夏のイベントは、7月22日と23日。2日間にわたって福島県立博物館にて開催!
会津の歴史と宇宙をつなぐ・・・日新館天文台跡に焦点を当てます。
主催の日新館天文台跡保護推進プロジェクトは、そらの会メンバーが実働部隊です。
広い広い宇宙の中で、地球という星に生きるいのちを感じられるかも。
参加無料です。是非お越しください!!! カレンダーに書いておいてね☆

170722ポスター

さて、今月の星空はどんなでしょう?梅雨の晴れ間を狙って見てください。
1日がボリュームたっぷり! てるてる坊主を作って願いましょう☆

201707chart
画像提供 アストロアーツ astroarts.co.jp

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☆ 7月 1日(木) 7月で1回目の上弦の月!! 夜には木星と大接近+月面X!!

今月は珍しく1ヶ月の間に上弦の月が2回あります。
その1回目が7月1日10時頃になります。

但し、この日の月の出は12時ちょっと前なので、実際に見るとしたら少し月が昇って比較的見やすくなってくる14時頃以降になるでしょうか??
梅雨の最中ですので見える確率は低めですが・・もし晴れたら1回目の上弦だということで14時頃に東南東の低い空を捜してみて下さい!
18時頃にはほぼ真南に月が来て見やすい位置にいますが、この頃には半分よりも少しだけ膨らんだ形になっているはずですね!

そして空が暗くなってきた19時過ぎには半月の少し下側に僅か2度程まで接近した木星も見えるはずです。
木星は今の時期の1番星にもなっていますが、この夜は月のそばにあるので月を目印にすればいつもよりも見つけやすそうです。
これだけの大接近なら低倍率の望遠鏡でも一緒の視界に捉えることが出来そうなのでなかなか面白そうな眺めになりそうです。
また双眼鏡なら余裕で二つ同時に見れますので楽しみです。

そしてこの夜の月は更に月面Xも見られそうです。
欠けた月面の縁に、アヤシイ影が、、、、
19時前後が見やすい時間帯のようなのでこちらは望遠鏡で見てみたいですね。

7月初日から盛りだくさんの内容なので、何とか梅雨の晴れ間になって見れると良いですね!

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☆ 7月 4日(火) 地球と太陽が最も離れる日!!

太陽から地球までの距離は約1億5千万km程とされていますが、実際には地球の軌道は少し楕円になっているので太陽の周りを1周する1年間の中で近い時と遠い時があります。
7月4日はちょうど地球が遠日点を通過する日で、地球と太陽との距離が最も離れるという意味合いになります。
逆に最も接近する近日点通過は今年の1月4日にあり、近い時と遠い時の差は約500万kmにもなります。
地球の直径の約1万3千kmからすればずいぶんと差が大きいように感じますが・・地球と太陽間の距離では約3%ちょっとの差ですが北半球の夏場に遠くなり、冬場に近くなるというのは偶然でしょうけれど僅かでも気温差が小さくなる方向に働いているのはありがたいですね。

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☆ 7月 5日(水)~6日(木) 未明の空で金星とすばる星団が接近!!

このところ夜明け前の空では明けの明星が見やすくなっています。
そんな金星に5日~6日にかけておうし座の散開星団M45、通称「すばる」との接近が見られそうです。
すばる星団はおうし座にあるので冬の初めに見えるイメージがありますが・・夜明け前の空では今の時期から見えて来ているんですね!
金星とすばるは先月末から比較的近くにあって日毎に位置関係がちょっとずつ変化していて、5日~6日にかけて最接近となるようです。
見える方角は東北東の低い空ですが、2時40分頃には金星の高度も10度を超えるようです。
今の時期だと2時30分頃から少しずつ空が明るくなり始めますので早起きはちょっと大変かもしれませんがなるべくこのくらいの時間帯に外に出て捜してみて下さい!!

両者の間隔は6.6度程なので双眼鏡で一緒に見るにはちょっとギリギリですが・・比較的低い空で見えているので金星やすばる等それぞれをしっかり見るためにも双眼鏡があった方が楽しめそうです。

7日以降の金星はすばるからは次第に離れて行ってしまいますが・・今度はおうし座のヒアデス星団の方に徐々に接近して行きます。
梅雨の季節なので晴れる日は限られるとは思いますが天気い予報をこまめにチェックしてもし夜明け前に晴れそうな時には早起きして今の位置関係がどうなっているかも確かめてみて下さい!
ヒアデス星団との最接近は12日前後になりそうです。

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☆ 7月 7日(金) 第4回 会津そらの会 観望会

7日夜には恒例となっております会津そらの会の観望会を19時30分から開催予定です!
場所はこれまでと同じリオンドール滝沢店の駐車場北側の一角をお借りして行う予定です。
この日は満月の二日前なので月が見やすくなるのは観望会の後半になります。
前半はまだ比較的見やすい位置にある木星を中心に、そして後半は月齢13.4の月面と更に月の近くにある土星を中心に見て行く予定です。

またこの日は7月7日ということで一般的には七夕の日とされていますが・・「七夕は1年に3回ある??」、「今年の本当の七夕はいつ??」等の話題も取り上げてお話ししてみたいと思います。

会津そらの会の観望会では望遠鏡で実際に星を見たりするだけでなく、星や宇宙に関する疑問や質問、星の写真を撮影してみたい方等、様々に対応したいと思いますのでお気軽にご参加ください!

観望会へは参加無料ですが安全の為、小さなお子さんは必ず大人の方と一緒にお越しください!
また、夜に星を見に出かける際には小型のペンライトがあると便利です!
星座早見盤などを夜に使う場合には文房具屋さんで売っている赤いセロファンを適当なサイズに切ってペンライトの前に巻き付けて輪ゴムで留めれば眩しさなども軽減されて便利なのでぜひご準備ください!

今はまだ梅雨の時期なのでもしお天気が悪い場合には2階ツタヤ店左奥のキッズコーナーにて星のお話し会を開催予定です。
こちらでは枚数限定で2017年版一家に1枚ポスター無料配布も行う予定ですので是非ご参加ください!

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☆ 7月 9日(日) 満月!

先月、6月9日の満月は今年最少の大きさ(29.6分角)でしたが・・7月9日の満月も見かけの大きさが29.9分程で実は先月に次ぐくらいの小さな満月になるようです。
この日の満月は会津だと19時頃に東南東の低い空から昇って来るのが見られるはずですがお天気はどうでしょうか??
21時頃になれば南東の空で比較的見やすくなってきますのでお天気が良かったらこちらも撮影しておいてあとから月の大きさを比較してみたいものです。

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☆ 7月 12日(水) 未明の空で金星がヒアデス星団に接近!

夜明け前の空で金星がおうし座の散開星団のひとつヒアデス星団に接近した様子が眺められそうです。
最接近は12日未明になるようですが・・ヒアデス星団は双眼鏡でも比較的星が広がっている為前後数日間は十分に楽しめそうです。
すばるよりも小さな星が多いので2時半頃のあまり空が明るくならない早目の時間帯に双眼鏡で見るのがお奨めのようです。
東北東の低い空に金星が見えたなら双眼鏡を向ければヒアデス星団も一緒に眺められそうです。

近くにはおうし座の1等星アルデバランがありますが、金星と最接近になるのは14日未明のようでこの時には約3.2度程まで接近するようです。

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☆ 7月 17日(月) 下弦の月!

17日には下弦の月を迎えます。
今回はちょうど下弦になるタイミングが明け方の4時半ごろになるので晴れていれさえすれば夜明け前の空で見事に半分の月が眺められそうです。
この日の月はちょうどうお座に見えているようです。
空が明るくなる前に双眼鏡で見ておきたいものですね!!
ちなみにこの日の下弦の月は地球との距離が比較的近いため見かけの大きさは32.2分角と大きく見えるはずです!
もしお天気が良ければこちらも撮影しておきたいですね!

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☆ 7月 20日(木) 未明の空で月がヒアデス星団に接近!

今月12日前後には金星がおうし座の散開星団のひとつヒアデス星団に接近して行く様子が見られましたが、20日未明には月齢25.6の細くなった月がヒアデス星団のすぐそばに並んだ様子が見られそうです!!
ヒアデス星団の小さな星たちと一緒に楽しむにはやはり双眼鏡が必要になりますがどんな風に見えるか楽しみです。
ヒアデス星団の左斜め下には明けの明星の金星もありますので意外と良さそうな雰囲気が楽しめるかもしれません!!
夜明けが少し遅くなってきたので2時40分頃でも十分に楽しめそうです。
そして、この後空は明るくなってしまいますが・・8時38分にはおうし座の1等星アルデバランが月に隠されるアルデバラン食が起こります。
ちょっと大きめの望遠鏡が無いと見るのは難しいですが・・月に隠されるということは知っておいて頂ければと思います。

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☆ 7月 21日(金) 夜明け前の空で月と金星の接近!!

先月はあいにくのお天気で見られませんでしたが、21日未明には再び明るい金星と細い月が接近した様子が眺められそうです。
この日の月齢は26.6で新月の2日前ですからかなり細い月ですので月の形にも注目してみて下さい!
今回の接近では両者の間隔が約5.5度程なので視界の広い双眼鏡なら十分に一緒に捉えて見ることが可能ですので何とか晴れて欲しいものですね!
この後、月は23日に新月を迎えます。
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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 夏のイベント ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆  
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☆ 7月22日 基調講演 渡部潤一先生 特別講演 鳴沢真也先生             ☆  
☆      研究発表 長野県塩尻市立丘中学校科学部の皆さん              ☆
☆ 7月23日 短編映画「HAYABUSA2 RETURN TO THE UNIVERSE」解説 寺薗淳也先生 ☆
☆      無料プラネタリウムの投影は両日ともあります。               ☆
☆                                           ☆
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☆ 7月 25日(火) 夕方の空で水星が月に隠される水星食!

今月30日に東方最大離隔を迎える水星が夕方には西の低い空で見えて来ていますが、25日には月齢2の細い月に水星が隠される水星食が約2年ぶりに見られそうです。
但し今回の水星食は月に隠されるのは会津だと18時52分頃ですので・・この時間だとまだ日没前の明るい空ですので月齢2の細い月がその時間までに見つけられるかがポイントになりそうです。
方角的には真西よりもちょっとだけ北寄りの空で月の高度は約15度くらいなので双眼鏡を使って捜せば空の条件次第にはなりますが月の左上にある水星が隠される様子が見られるかもしれません。
月に隠された水星が再び月の右斜め下から姿を見せるのは会津だと19時48分頃になりますが・・さすがにこの時間だと月の地平線からの高度は4度しかありませんのでかなり低い空まで晴れていないと見るのは難しいかもしれませんね。
平年ですと東北南部では25日頃が梅雨明けになるようですが・・今年はどうでしょう??
タイミング良く梅雨明けになってきれいに晴れた空で水星食が楽しめると良いですね!!

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☆ 7月 28日(金) おとめ座γ星ポリマが月に隠される星食! 

今月25日には水星が月に隠される水星食があったばかりですが、28日夜にはおとめ座のγ星ポリマが月に隠される星食が見られそうです。
この日の月齢は5.1と月が明るいので月のそばに接近して行く3等星のポリマを見るにはやはり双眼鏡は必要になりそうです。
ポリマが月に隠れるのは20時22分頃になるようですが、夕方暗くなった頃に双眼鏡を月に向ければ、まだちょっと離れているポリマも見られるはずです。
時間をおいて次第に接近して行く様子も追いかけたいところです。
月に隠れる頃には月は西南西の空で高度は約18度程とちょっと低めになってしまいますのでなるべく西の低い空まで開けた場所で見たいものです。
ポリマが次第に月に接近して行ってある瞬間にパッと消えてしまう様子はなかなか印象的な眺めなのでぜひ見て頂ければと思います。
今回は月の左斜め下から隠されますが、実際には月の欠けた部分で隠れてしまうのでくれぐれも消える瞬間を見逃さないように!!
このあとポリマは月の下から20時53分頃に再び姿を見せてくれるはずですが、この時間だと月の高度は12度くらいになるようです。
梅雨が明けてお天気さえ良ければ双眼鏡でも十分に出現する様子も見られるはずなのでこちらもお見逃しなく!!

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☆ 7月 31日(月) 7月2回目の上弦の月!!

31日には今月2回目の上弦の月を迎えます。
但し、今回は上弦の月になるタイミングが31日0時23分なので実際に上弦の月を眺めるには30日夜の方が良さそうです。
あまり低くなってしまわない21時頃に双眼鏡で見ておくのがお奨めですね。

そして月が低くなってきた頃に夜空を見上げていると運が良ければ流れ星も見られるかもしれません。
実はこの7月下旬から8月上旬にかけてみずがめ座流星群とやぎ座流星群の出現期間となりそれぞれの出現数は1時間当たり多くても10個程度と数は多くはありませんが8月のペルセウス座流星群の前に流れ星を楽しむチャンスの時期でもありますので晴れたら10分でも20分でも夜空をゆっくり眺めてみて下さい!!
放射点のあるやぎ座やみずがめ座はこの時期だと21時頃には地平線上に昇っていますのでこの頃から少しずつ出現が出始めて、夜明けまで見られる可能性があります。
例年ですと梅雨がもう明けている頃になりますから梅雨で見れなかった分ゆっくりと星空を堪能したいものですね!
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《 2017年 6月の 星空案内 》

今月の星空のアップが遅れてしまいましたが、その間に今年とうとう関東まで梅雨入りしたようです。
2日の天体観望会はFacebookとTwitterにてご案内しておりましたが、雷雨のため4年目にして初の中止とさせていただきました。
次は7月7日(金)の予定!一般的な七夕の日になります。覚えておいて、是非ご来場くださいね。

毎年やって来るとはいうものの・・星が好きな人にとってはこの時期は普通の人よりも憂鬱に感じてしまうのは仕方ありませんね。
とはいっても6月に入ってすぐに梅雨入りというわけではなく地域によって梅雨入りの時期はだいぶ違っています。
沖縄や奄美地方では今年は5月13日頃に既に梅雨入りになっているそうです。
こちらの東北地方南部の梅雨入りは平年だと6月12日前後で昨年も13日頃だったようです。
ですので、その前にお天気の良さそうな夜があったらなるべくじっくりと星空を眺めておいて充電しておきたいところです。
また、梅雨半ばになって星空が恋しくなってきたときにはプラネタリウムへ出かけるのも良さそうです。
そんな時にはゆったりと静かな解説で星空を眺められる番組がお奨めですね。
それと忘れていけないのが滅多に来ない梅雨の晴れ間ですね!
しとしとと雨が長く続くと悪いことばかりだけでなく空気中の塵などが少なくなるおかげで空の透明度が全然違ってきます。
久しぶりに見れたという嬉しい気持ち的な印象に加えて、夜空の透明度が良かったりするといつもよりもだいぶ星が明るく感じたり、小さな星も見やすかったり・・梅雨の晴れ間の美しい星空はとっても素敵ですので今年は皆さんもぜひそんな星空を体験してみて下さい!
運良くそんな星空に出会えたらぜひ双眼鏡でも星空を眺めてみて下さい!!
星空の美しさが肉眼よりもいっそう感じられるはずですので!!

そして今月は15日に土星が衝を迎えます。
ですのでこれから数か月間は土星が見やすい時期を迎えます。
今月はまだ東の空から昇って来る時間がちょっと遅くて、月初めだと21時でもまだ土星の高度は10度くらいとまだ低いので来月以降の観望会ではお天気さえ良ければあの神秘的なリングを持った土星の姿も望遠鏡で見て頂けそうです。
ところで、今月21日には夏至を迎えますが・・実は土星は先月25日に夏至を迎えたばかりでした。
土星が夏至??ってなんだか意味が分からないという方もあるかもしれませんが・・地球が太陽の周りを約23.4度傾いて太陽の周りを1年かかって公転しているように土星も軌道面に対して約25.3度傾いたまま太陽の周りを約30年程(地球時間で)かかって回っています。
その為、このところしばらくは地球の夏至と同じように土星の北半球側が太陽に対して最も傾いた状態になっているわけですね!
ということは地球から見た時の土星のリングもまた同じように大きく傾いた状態で見ることが出来るまたとないチャンスです。
どれくらいの傾きで見えるのかはぜひ観望会等で確かめてみて下さいね!! 

毎月恒例の会津そらの会での観望会は月の見やすい週ということで今月は2日(金)19時半頃からいつものリオンドールで開催予定です。
今回は上弦の翌日なので欠け際のクレーターが特に見やすい月とまだ見やすい位置にある木星を中心に望遠で見て頂く予定です。
参加無料ですのでお気軽にお越しください!
そういえばこのところあまり話題になっていませんでしたがあの小惑星探査機はやぶさ2が「小惑星リュウグウ」に到着予定まであと1年程となりました。
現在のはやぶさ2は夕方の西の空でかに座の方向にあって「小惑星リュウグウ」へ向かって運行中です。
(下記画像は観望会のある6月2日20時の位置になります)

星図20170602_2000b

はやぶさ2の情報も下記サイトで時々チェックしてみて下さい!

はやぶさ2プロジェクトサイト
http://www.hayabusa2.jaxa.jp/

また、JAXAでは、誰も見たことが無い「小惑星リュウグウ」の姿を想像した絵を皆さんから募集する企画もあるそうなので今から想像力をめいっぱい働かせて考えておいてくださいね!

6月の月の満ち欠けは以下のようになっています。
  1日(木) : 上弦
  9日(金) : 満月
 17日(土) : 下弦
 24日(土) : 新月

月明かりの無い夜が天の川や流れ星を楽しむのに適していますので目安にしてみて下さい!

また、毎月恒例の会津での6月の日の出、日の入り時刻を5月初めと比べてみました。
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     月   日    日の出        日の入り     
     5月  1日  4時 43分    18時 33分 
     6月  1日  4時 18分    18時 58分 
     6月 30日  4時 20分    19時 08分 
   —————————————————–

21日が夏至ですのでこの時期はホントに夜の時間が短いですね!
暑い夏本番はまだまだこれからですが、夏至を過ぎると少しずつ昼の時間が短くなっていきます。
そうした変化も日々感じていたいですね!
せっかくなので梅雨前に夜明け前の金星も見ておきたいところです。
夜明けが早くなってきているので3時頃に起きて見るのが良さそうですので是非ご覧ください!

それではそろそろ2017年6月の主な天文現象を見ていきましょう!!

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☆ 6月 1日(木) 上弦の月!!

6月初日、21時42分には上弦の月を迎えます。
普段はなかなかこんな風にちょうど真横から太陽の光が当たっている様子は見れないことが多いのでぜひ双眼鏡や望遠鏡などでもぜひこの時間に合わせて眺めてみて下さい!!
双眼鏡でも手振れが目立たないように手すりなどを支えにしてピントを月面にきちんと合わせると欠け際の大きなクレーターの様子なども意外と見えますのでお試しください!

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☆ 6月 2日(金) 第3回 会津そらの会 観望会

2日夜には恒例となっております会津そらの会の観望会を19時30分から開催予定です!
場所はこれまでと同じリオンドール滝沢店の駐車場北側の一角をお借りして行う予定です。
今月は1日が上弦の月でしたので、2日夜には月齢7.6と半月を過ぎたばかりですから欠け際のクレーターが特に見やすい時期になります。
月の地形は何十億年も前から大きな変化は起こっていないとされていますが、月齢によって見える印象はずいぶんと変わります。
ぜひ迫力ある月面の様子を皆さんの眼で確かめてみて下さい!
また、空が暗くなる前に1番星となって見えている木星もまだまだ見やすい時期ですので望遠鏡で表面の縞模様や4個のガリレオ衛星なども観察できそうです。

会津そらの会の観望会では望遠鏡で実際に星を見たりだけでなく星や宇宙に関する疑問や質問、星の写真を撮影してみたい方等様々対応したいと思いますのでお気軽にご参加ください!

観望会へは参加無料ですが安全の為、小さなお子さんは必ず大人の方と一緒にお越しください!
また、出かける際には小型のペンライトがあると便利です!
星座早見盤などを夜に使う場合には赤いセロファンを適当なサイズに切ってペンライトの前に巻き付けて輪ゴムで留めれば眼への眩しさなども軽減されて便利なのでぜひご準備ください!
日中は比較的過ごしやすい時期ですが、夜になって風があるとちょっと肌寒く感じることもありますので念のため上着等も準備をしてお出かけ下さい!!
万が一お天気が悪い場合には2階ツタヤ店左奥のキッズコーナーにて星のお話し会を開催予定です。

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☆ 6月 3日(土)~ 明けの明星の金星が西方最大離隔 早起きして見てみよう!!

夜明け前の東の空で見やすくなってきている金星は6月3日に地球から見た時に、太陽から西側に最も離れて見える西方最大離隔を迎えます。
その時の角度は約46度程になります。
星図20170603_0300

金星の軌道は地球よりも内側なので見かけ上はこの最大離隔以上には離れて見えることはないので真夜中などには金星を眼にすることはできません。
このあと金星は地球から徐々に離れていきますが、今年11月初め頃までは明け方の空で楽しむことが出来そうです。
梅雨に入ってしまうと夜明け前のビーナスとも呼ばれる美しい様子をしばらく見れなくなってしまうかもしれませんので今のうちにぜひ3時前に早起きしてご覧ください!

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☆ 6月 4日(日) 南の空で月と木星が接近!

4日夜、空が暗くなってきた20時頃には南の空で月齢9.6の月と木星が並んだ様子が見られそうです。
その間隔は約5.3度くらいなので双眼鏡でも一緒に眺めることが出来そうです。
まだちょっと明るさの残っている時間帯にもちょっと双眼鏡で見てみると普段とちょっと違った印象の様子が見られそうですので時間を置いて何度か眺めてみて下さい!
1時間ほどたてば両者の間隔が次第に離れていく様子も確認できそうですので!

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☆ 6月 9日(金) 今年最少の満月!

9日夜には満月を迎えますが、この日の満月は今年の満月では見かけの大きさが最少となるようです。
月は地球の周りを約1ヶ月かかって1周していますが、その軌道は少し楕円になっているので満月の度に地球と月の距離は多少変化しています。
本に良く載っている地球から月までの距離は約384,400kmですが、6月の満月の時にはなんと約406,400km程と2万kmも離れていることになります。
月の直径が約3,500kmということを考えると意外と遠くに離れていることになります。
そんな訳で見かけの大きさも小さくなって今年最少の満月になるようです。
ちょうど満月を迎えるのは22時10分頃になるのでその頃に月面の全体の様子を撮影しておくと良い記録になりそうです。
ちなみに今年最大の満月(いわゆるスーパームーン)は12月4日にあるようです。
是非ともこの時の満月と大きさ比べをしてみたいですね!

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☆ 6月 9日(金)~10日(土) 月と土星の接近!

今月9日と10日の夜には月と土星の接近した様子が眺められそうです。
今回の接近ではどちらも両者との間隔が6度ちょっとと双眼鏡でも何とか一緒に見られるくらいですが、一晩おいて月との位置関係が大きく変わってしまうということを確かめる良い機会なので2晩とも見ておきたいものです。
21時頃に南東の空に見えている頃が見るのにはお奨めですね。
時期的にはまだ梅雨入り前なので見れますように!!

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☆ 6月 15日(木) 土星が衝を迎えて見やすい時期を迎える!

夜中から明け方に見えていた土星が6月15日に衝を迎えます。
これからしばらくの間、土星の姿を眺めるチャンスが到来です!
さらに今年は約30年ぶりに土星の北半球が地球側に大きく傾いた状態を見ることが出来るチャンスです!!
まだ望遠鏡で本物の土星の姿を見たことが無い方も、そしてこれまで何度か見たことがある方にとってもまたとないチャンスになりそうです。
土星のリングは望遠鏡の性能が良ければ30倍くらいからでも確認することは出来ますが、やはりこの滅多にないチャンスなのでなるべく大きな望遠鏡で見ておきたいものです。
7月以降の会津そらの会での観望会でもお天気さえ良ければ見て頂くことが出来ますのでぜひお出かけ下さい! 

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☆ 6月 17日(土)下弦の月!

17日には下弦の月を迎えます。
実際に下弦になるのは17日の20時半頃なので見るとすれば日付が変わって18日の2時頃が良さそうです。
この頃だと東南東のまだちょっと低い空ですが、この頃の様子が地上の景色と相まって意外と良い雰囲気で見えることが多いので。
時期的には梅雨入りになってしまっているのですが・・何とか見れると良いですね!

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☆ 6月 21日(水) 明け方の空で細い月と金星が接近! & 夏至! 

21日の夜明け前には月齢26の細くなった月と明けの明星の金星が3.6度まで接近した様子が見られそうです。
この日はちょうど夏至に当たるので夜明けも早いことからできれば3時前に起きて東の空を見てみて下さい!
お天気さえ良ければ、低い空で寄り添ったような美しい景色が肉眼ではもちろん、双眼鏡では更に迫力も加わって見られるはずです。
ちょっと北寄りにはおうし座の散開星団すばるもみえているのでこちらも双眼鏡で見ておきたいですね!
梅雨の季節ですがせっかくのチャンスなので明け方だけでも晴れて欲しいものですね!!

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☆ 6月 26日(月) 夕方の空に細い月が見えて来る!!

24日に新月を迎えた月が26日夕方になって西の低い空に見えて来るようです。
26日は旧暦だと3日なのでこの日の月は三日月ということになりますが、本当の三日月って皆さんが思っているよりも意外と細い形なんですね!
この時の月齢は2.4ですがこちらも見れると良いですね!
19時半ごろから捜してみて下さい!

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《 2017年 5月の 星空案内 》

201705chart
画像提供 アストロアーツ astroarts.co.jp

2017年5月を迎えました。
桜の季節も終わり、新しい生活にも少しずつ慣れてきた頃合いでしょうか??
5月はなんといってもGWの大型連休、そして過ごしやすい季節なのでちょっと遠出した時などにも夕空、そして夜空を見上げる機会もありそうです。
毎年同じ星空といっても、いつもと違った場所で眺めるとまた新鮮な印象と、そして変わらない星並びに安心感を覚えたりするのでお試しください!

またこのような季節は、なかなか出かける機会の少ないプラネタリウムや天文台、科学館などへと出かけてみる良いチャンスでもあります。各施設のサイトなどの情報チェックに便利なのがアストロアーツ社のPAONAVIです。
http://paonavi.com
全国の天文施設のサイト情報やイベント情報などがたくさん載っていますのでぜひ1度ご覧になってみて下さい!

そんな中から1つをご紹介いたします。
東京足立区の天文施設ギャラクシティのサイトの中にある星空検定をぜひお試しください!
http://www.galaxcity.jp/
⇒星空検定 http://hoshizora.galaxcity.jp/modules/skytest/
天文関連の様々なジャンルからのクイズがあり、難易度も比較的簡単な5等星から1等星までランクがあり、クイズの種類も多くてなかなか楽しめそうです。
是非お時間のある時にチャレンジしてみて下さい!

今月に入ってからは日没後、東の空で1番星となって輝いている木星もちょうど今が見頃を迎えています。
日没後、何時頃から見えるのか・・せっかくなので皆さんの家の付近からお天気の良さそうな日を選んで1番星探しをやってみて下さい!

また、双眼鏡や小型望遠鏡でも揺れないようにカメラ三脚に載せたりすれば日毎に変わるガリレオ衛星の並び方も観察できますので今夜はどんなふうに並んでいるのかぜひ確かめてみて下さい!

望遠鏡を使えば木星本体の縞模様も観察できますので会津そらの会で毎月行っている観望会にもぜひご参加ください!
5月は12日(金)19時30分頃からいつものリオンドールで開催予定となっております。
この日は満月の翌日なので月が昇って来る時間はちょっと遅いので観望会では見やすい木星を中心に春の星座なども皆さんと一緒に捜していきたいと思います。
初めて望遠鏡で見た木星はそんなに大きく見えなかったという印象を持つ方も多いかと思いますが、木星は地球の大きさの約11倍もある太陽系最大の惑星です。
100円ショップでも手軽に買える直径2cmくらいのスーパーボールと20センチちょっとくらいのボールを使い地球と木星に見立てて手に取ってみるとその大きさの違いにきっと驚かれることでしょう。
こちらもぜひお試しください!

ところで、星を見る時のお天気はいつも気になりますが、そんなときに活躍してくれるのがGPV予報です。
http://weather-gpv.info/

20kmメッシュでの予報が1時間毎に画像で見られますので地域ごとでのお天気の変化がわかりやすいですね。
あくまでも予報なので過信は禁物ですが普段の天気予報と合わせて見ておくと星見の計画が立てやすいでしょう!
出先でスマホなどで確認する時にはこちらも使いやすいのでお奨めです。
https://www.kodan.jp/gpv/

5月の月の満ち欠けは以下のようになっています。
  3日(水)11時47分 : 上弦
 11日(木) 6時42分 : 満月
 19日(金) 9時33分 : 下弦
 26日(金) 4時44分 : 新月
月明かりの無い夜が天の川や流れ星を楽しむのに適していますので目安にしてみて下さい!

また、毎月恒例の会津での5月の日の出、日の入り時刻を4月初めと比べてみると以下のようになりました。
  —————————————————–
     月   日    日の出        日の入り     
     4月  1日  5時 24分    18時  5分 
     5月  1日  4時 43分    18時 33分 
     5月 31日  4時 19分    18時 58分 
   —————————————————–
この表を見てみると5月では日の出、日の入り共に変化もまだ大きいようです。
来月にはもう夏至を迎えるので夜明けの方もずいぶんと早くなって来ています。
日の出時刻が早くなると夜明けも早まって、5月初めでは3時10分ぐらいから、5月末頃には2時半ぐらいから東の空が少しずつ明るくなり始めてきます。

普段はちょっと朝寝坊気味の方もお天気の良さそうな時を狙ってたまには早目に目覚まし時計をセットして夜明け前の夜空も眺めてみてはいかがでしょうか?

そんな夜明け前の空で早起きして見ておきたいのが明けの明星の金星ですね。
先月から低い空に見えて来た金星は5月初めの頃でも4時頃の高度が12度くらいになってだいぶ見やすくなって来ています。

また、金星は4月30日にマイナス4.5等級という最大光度になったばかりなので5月上旬ぐらいはまだ昼の青空の中に見られるチャンスも続きます。
5月上旬なら金星が真南に来る9時頃が見やすいでしょう。
間違って太陽を見てしまわないように太陽を建物などで隠して日陰に入って行うのが安全です。
南の方角、高度55度付近を双眼鏡で捜して見つけて、位置をしっかりと確認してから肉眼でもお試しください!

金星が見えるかどうかは金星の明るさだけでなく空の透明度も大きな要素になります。
雨上がりの晴れた日が透明度が良いことが多いのでお奨めですね!

それではそろそろ2017年5月の主な天文現象を見ていきましょう!!
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☆ 5月 1日(月)~ 明けの明星を見てみよう!!

夜明け前の低い東の空で見え始めている金星は4月30日にマイナス4.5等になる最大光度を迎えたばかりです!!
その眩しいほどの輝きはまさに明けの明星の名に相応しくぜひとも今のうちに早起きして見て頂ければと思います。
また、空が少し明るくなった空に金星が白く輝く様子もまた格別な美しい眺めとなりますのでそんな様子もぜひご覧ください!

このところ夜明けの時間もだいぶ早くなって来ていますので見やすいお奨めの時間は3時半頃になりそうです。
ここ1週間くらいはまだまだ最大光度の状態が続いていますのでGW中でもあることですし、お天気の良さそうな日には双眼鏡を準備して置いて、そのまま空が明るくなってからも時々見える位置を確認しておいて日の出後も肉眼で見つかるかどうか試してみて下さい!
また、この頃の金星は9時頃にちょうど南の空で高度55度くらいの空にあります。
お天気さえ良ければこの頃の方が肉眼では確認しやすいかもしれません。
青空の中で金星を捜す時のポイントは必ず日陰に入って行うということですね。
太陽の光が横から入ってくると眩しさもありますし、間違って双眼鏡を太陽に向けてしまう危険もありますので。

昼の空に肉眼で金星が見えるかどうか確かめるチャンスはこの機会を逃してしまうとまた当分先のことになりますのでぜひこのGW中にチャレンジしてみて下さい!

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☆ 5月 3日(水) 上弦の月&月面Xが見られる!!

3日夕方には上弦を迎えた月が南の空で見やすい位置にあります。
上弦の頃には双眼鏡でも欠け際のクレーターが特に美しく複雑な様子を楽しむことが出来ますが、3日夜にはあの月面Xが見られるそうです。
月面Xはきれいに見えている時間が約1時間前後と限定的で、しかも毎月見られる現象ではありません。
それが今回は非常にタイミング良く、19時半頃のちょうど見やすい時間帯に起こるそうなので見逃せませんね!
観察には望遠鏡が必要になりますが、GW中なので星の村天文台等に出かけて大きな望遠鏡で観察してみると月面Xの様子も良くわかりそうです。

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☆ 5月 6日(土) 夜明け前のみずがめ座流星群が極大を迎える!!

今年のみずがめ座流星群の極大予報では日本時間での6日の10時頃と予想されています。
ですので狙い目は6日の明け方になります。
このみずがめ座流星群は元になっているのがあの有名なハレー彗星ということなのでお天気が良ければ放射点の昇って来る6日1時半頃から夜明けまでなるべく空全体が見やすい場所で寝転んで観察して頂ければと思います。
この頃は3時を過ぎると少しずつ東の空が明るくなり始めていきますのでみずがめ座流星群が見られるのは実質1時間ちょっとくらいになってしまいます
それでも2時頃には月齢9の明るい月も西の低い空に移動して月明かりの影響は殆ど無くなりますのでGW中でもありますのでぜひご覧になって頂ければと思います。

日本では見られる時間帯が短いのでそれ程多くの流れ星は期待できませんが南半球へ行くと条件が良くなるので年によってはペルセウス座流星群並の出現も見られることがあるそうです。
一度くらい南半球の見慣れない星空の下でたくさんのみずがめ座流星群も見てみたいものですね!

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☆ 5月 7日(日) 月と木星が接近&夜半前におとめ座のポリマ食!

7日夕方には南東の空で月齢11の月と木星が接近した様子が見られそうです。
木星もマイナス2等級とかなり明るいので空が少し暗くなり始める19時半頃には街中からでも多くの方の注目を集めそうです。
両者の間隔は6度程なので視界の広い双眼鏡なら何とか一緒に眺められそうですのでお持ちの方はぜひ月と木星に向けて見て下さい!!
そんな時、月と木星の間に星があることに気が付くはずです。
その星はおとめ座γ星ポリマで明るさは3等星ですが双眼鏡なら見やすい明るさの星です。
時間と共に月に接近して行って会津では23時32分頃に月に隠れて、24時頃に再び月の後ろから姿を見せる予報となっています。
今回は会津からも月の北側寄りを通過していくので隠れてから再び姿を見せるまでが30分弱なのであまり待ち時間が長くないのが良いですね。

月が明るいので肉眼ではちょっとわかりにくいですが、双眼鏡や望遠鏡を使うと徐々に月に接近して行く様子や離れていく様子が楽しめます。

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☆ 5月 12日(金) 第2回 会津そらの会 観望会

12日夜には恒例となっております会津そらの会の観望会が19時30分から開催いたします。
場所はこれまでと同じリオンドール滝沢店の駐車場北側の一角をお借りして行う予定です。
今月は11日が満月でしたので12日には月の出も遅く19時43分になってようやく地平線から姿を見せるくらいなので、観望会のメインは今がちょうど見ごろを迎えている木星になります。
また、月明かりの影響が少ないので春の星座探しなども合わせて行いたいと思っております。

参加無料ですが安全の為、小さなお子さんは必ず大人の方と一緒にお越しください!
出かける際には小型のペンライトがあると便利です!
星座早見盤などを夜に使う場合には赤いセロファンを適当なサイズに切ってペンライトの前に巻き付けて輪ゴムで留めれば眼への眩しさなども軽減されて便利なのでぜひご準備ください!
また、夜になるとまだ気温が下がって寒くなる場合もありますので防寒対策はしっかりと準備をお願いいたします。

万が一お天気が悪い場合には2階ツタヤ店左奥のキッズコーナーにて19時から星のお話し会を開催しますのでお天気に関係なく出かけて頂ければと思います。

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☆ 5月 13日(土)月と土星が上下に並んで接近!!

13日夜23時頃、南東の空を見ると月齢17の明るい月が見えているはずです。
月をじっと見ていると月の少し下側にポツンと輝く星が見つかるかもしれません。
ちょっとクリーム色っぽいその星の正体は・・皆さんに大人気の土星です!!
今年の土星は夏の星座のさそり座といて座の間くらいにあるので梅雨が明けた頃が一番見やすい時期になります。
なので時期的にはまだちょっと早めですが・・一足先に土星がどの辺にあるのかを確かめておくのも良さそうですね。
肉眼で見た土星は色や他の明るい星に比べてあまり瞬かない等の特徴はあるもののパッと見た目ではやはり普通の星と変わりません。
土星らしいあのリングを纏った姿を見るにはやはり望遠鏡が必要になります。
図鑑やネットなどで土星の形を知っていても・・やはり初めて望遠鏡で土星を眼にすると誰もが感動を覚えるはずです。
特に今年の土星は地球から見た時の環の開き具合がほぼ最大という珍しい姿を見るチャンスです。
環の様子は小型望遠鏡でもきちんとしたレンズを使ったものなら30倍くらいの倍率でも小さいながら確認することが出来ます。
ホームセンターや書店などで数千円程度で販売されている望遠鏡には実際に使って見たらぼんやりとしか見えないようなものもありますので購入の際にはご注意ください!

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☆ 5月 18日(木) 明け方の空で水星が西方最大離隔! 

明け方の空と言えば明けの明星の金星が徐々に見やすくなって来ていますが今月18日には水星も明け方の空に見えて来て西方最大離隔を迎えます。
但し、この時期の明け方の空では黄道が地平線に対しての傾き具合が比較的寝ているので最大離隔の18日頃でも4時でようやく高度が5度くらいと思ったほど高くならないようです。
ですので出来るだけ東の地平線ぐらいまで見渡せるような場所でないと見えて来る前に空が明るくなって見失ってしまいます。
この時期は目立つ金星がありますので双眼鏡を使って金星の左斜め下付近を捜してみて下さい!
今回の水星は今月末くらいまで同じくらいの条件で見られそうですのでお天気の良さそうな日を選んで捜してみて下さい!

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☆ 5月 23日(火) 未明の空で月と金星が接近!!

23日未明には明けの明星の金星と月齢26.2の細い月が4.3度まで接近した様子が眺められそうです。
夜明けが早くなっているので東の低い空までなるべく開けた場所で見るのがお奨めです。
3時過ぎにはほぼ真東の低い空に昇ってきていますので、この頃の時間から少しずつ空が明るくなっていく中で眺めていると印象が刻々と変わっていきますのでそうした様子もぜひご覧ください!
今回は月と金星の間隔が比較的近くに見えていますので接近した様子をぜひ忘れずに双眼鏡でも眺めてみて下さい!

それとこの時期にはまだ金星の左下方向で20度程離れていますが低空には水星も見えているようです。
低い空まで見えそうでしたらぜひ水星も双眼鏡で捜してみて下さい!

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☆ 5月 27日(土) 夕方の空で月齢1.6の細い月を見よう!!

26日に新月を迎えた月が27日夕方になって西の低い空に見えて来るようです。
この時の月齢は1.6でかなり細い月を見るチャンスになります。
日没は18時55分頃なので日没後30分もすれば西北西の低い空(高度9度付近)に見えて来るはずなのでぜひ捜してみて下さい!
まだ空の明るさが残っている時間帯なので双眼鏡があれば見つけやすくなりそうです。

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《 2017年 4月の 星空案内 》

201704chart
画像提供 アストロアーツ astroarts.co.jp

2017年も新年度を迎えました。
この春から環境が変わったという方も多いと思いますが、気持ちを新たに明るい未来に向かってスタートしたいですね!

星空の方も春の星座が見やすい時期になってきて、そして宵の明星の金星が見えなくなってしまった代わりに東の空には今月8日に衝を迎える明るい木星が目立つようになって来ています。
現在は、白く光るおとめ座の1等星スピカのそばで、すこし黄色っぽい色でマイナス2.5等級の金星に次ぐ明るさ、お天気が良ければ街中でも目立つ存在です。
このところ次第に東の空から昇って来る時刻も早くなり空が暗くなった頃には見えているので、普段はあまり星に関心の無い方でも意外と眼にする機会も増えて来るでしょう。
夜空で見つけて・・「あれって何の星なのかな??」って思っている方もきっと多いと思いますので、ぜひ周りのお友達にも「木星ですよ」と教えてあげて下さい!

木星と言えば目立つのが4個のガリレオ衛星ですね! 
http://ur0.pw/CuRa

肉眼では無理ですが、8倍程度の双眼鏡があれば見ることが出来るので木星が見えたらぜひ眺めてみて下さい!
4個のガリレオ衛星がどんな風に並んで見えているか毎回違って来るので観察したら400年前のガリレオ・ガリレイ氏が行っていたようにその時の並び方をスケッチしておくのも面白そうです。
ちなみにそれぞれの衛星が木星の周囲を回る日数(地球時間での)を調べてみると以下のようになります。
イオ    1.8日
エウロパ  3.6日
ガニメデ  7.2日
カリスト 16.7日

地球の周りを回っている月が約1ヵ月かかっているのに比べるとどの衛星もずいぶんと早く回っているようです!
特に木星に一番近いイオはたった2日足らずで木星を1周してしまうのですね!
ちなみに衛星イオの木星からの距離は地球―月までの平均距離よりも少し遠いのですが・・木星の強力な重力の為にこんなに早く回っていることになるようです。

寒さも少し和らいだこの季節は星を見るにもお奨めですね。
今月中なら賑やかな冬の星座たちも夕方暗くなった頃の時間なら西空で見れますので、普段見慣れた南の空でみていた時と違った傾き具合の星座の様子も確かめておいてみて下さい!
また、北極星を捜す目印となってくれる北斗七星も高い空に見やすくなっているので是非親子で北極星を見つけて方角を確かめてみましょう!
今月見やすいお誕生日の星座はふたご座、かに座、しし座、おとめ座付近なので星座早見盤などを頼りに夜空の星座を捜してみて下さい!

4月の月の満ち欠けは以下のようになっています。
  4日(火) 3時39分 : 上弦
 11日(火)15時 8分 : 満月
 19日(水)18時57分 : 下弦
 26日(水)21時16分 : 新月
月明かりの無い夜が天の川や流れ星を楽しむのに適していますので目安にしてみて下さい!

また、毎月恒例の会津での4月の日の出、日の入り時刻を3月初めと比べてみると以下のようになりました。
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    月   日    日の出        日の入り     
   3月  1日  6時 10分    17時 36分 
   4月  1日  5時 24分    18時 05分 
   4月 30日  4時 44分    18時 32分 
   —————————————————–
この表を見てみると4月では特に日の出時刻の変化が大きいことがわかります。
先月20日の春分の日を過ぎてからは1日毎に約1分半ぐらい早くなっているようです。
朝起きる時間が早い方にはその変化がよくわかると思います。

日の出時刻が早くなると夜明けも早まって、4月1日では4時頃から、4月30日では3時10分頃から東の空が少しずつ明るくなり始めてきます。
そんな夜明け前の空で今月見ておきたいのが明けの明星の金星ですね。
今月10日頃からなら夜明け前の東の低い空で見え始めるので4時半頃に双眼鏡や小型望遠鏡を使ってぜひご覧になってみて下さい!
この時期の金星はまだ内合を過ぎたばかりなので地球からの距離も比較的近い状態の為に8倍くらいの双眼鏡でも小さな三日月のような形をした金星の姿を確かめることが出来るチャンスとなります!

また、4月30日には金星の最大光度を迎えます。
この頃なら日中の青空の中でも位置さえわかればポツンと白く金星が肉眼でも見ることが出来ます。
夕方と違って明け方に金星を見つけておけば日の出後でも見えるかどうか確かめられますね。
この時には地上の木や建物などを目印にしながら見ておくのが良さそうです。
もし見失ったら・・双眼鏡を向ければ見つかるでしょうから予め手元に準備して置くことをお奨めいたします。
但しくれぐれも間違って双眼鏡で太陽を見たりしないようにご注意ください!

それではそろそろ2017年4月の主な天文現象を見ていきましょう!!

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☆ 4月 1日(土)~10日(月)頃 夕空で水星が見やすい!!

金星がいなくなってちょっと寂しい夕方の空ですが、今度は4月1日に東方最大離隔を迎える水星が先月下旬から比較的(水星としては)見やすくなってきます!
方角は真西から少しだけ北寄りの低い空ですが西空には空がちょっと暗くなってくると赤っぽい火星も見えて来るのでその右斜め下付近を18時半ぐらいから捜してみて下さい!
この頃の水星はマイナス1等級の明るさですが時間と共に低くなってしまうのでなるべくまだ空の明るさが残っているうちに見つけたいので双眼鏡は必需品になります。
水星が比較的見やすいのはこの頃から4月10日頃までありますが春が近くなると黄砂などの影響で低い空の透明度が悪くなってしまうなどで実際には好条件で見られるチャンスはそんなに多くないのでぜひこの機会にお天気の良さそうな日を選んで捜してみて下さい!
水星の場合には他の明るい惑星と違って見ようと思って捜さないと見ることは出来ませんので!!

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☆ 4月 4日(火) 上弦の月!

実際に半分の状態になるのは4日の3時39分なので4日の夕方には半分をちょっとだけ過ぎた月が見られそうです。
この頃の欠け際では目立つクレーターもたくさんあるので月が見えていたら双眼鏡か望遠鏡をぜひ向けてじっくりと眺めてみて下さい!

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☆ 4月 7日(金) 会津そらの会 観望会スタート

昨年も好評を頂いた会津そらの会主催の観望会が7日夜19時から再開いたします。
場所はこれまでと同じリオン・ドール滝沢店さんの駐車場北側一角をお借りして行う予定です。
今回は月齢10の明るい月をメインに、春の星座も皆さんと一緒に捜してみたいと思っております。
20時頃になれば東の空の木星も何とか見えて来るはずなのでこちらも楽しみです。

参加無料ですが小さなお子さんは大人の方と一緒にお越しください!
出かける際には安全の為、小型のペンライトをお持ちください!
また、夜になると気温が下がって寒くなる場合もありますので防寒対策はしっかりと準備をお願いいたします。
観望会ではスタッフが星の案内だけでなく星空の楽しみ方や双眼鏡、望遠鏡の使い方、星や宇宙に関する疑問や質問などについても聞いて頂ければお答え致しますので気軽にご参加ください!

万が一お天気が悪い場合には2階ツタヤ店左奥のキッズコーナーにて19時から星のお話し会を開催しますのでお天気に関係なく出かけて頂ければと思います。

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☆ 4月 8日(土) 木星が衝を迎えて見やすい時期を迎える!

太陽系最大の惑星である木星が今年もようやく見やすい時期を迎えました。
観望会等では土星に比べると人気はいまひとつですが・・望遠鏡を使って実際に眺めてみると本体の縞模様や4個のガリレオ衛星の位置が毎回変わって眺められるなどで月や土星よりも変化があってなかなか興味深い惑星です。

今シーズンの木星はおとめ座の1等星スピカと一緒に見えていますので肉眼や双眼鏡を使って両者の色や明るさの違いなども確かめてみて下さい!
また、月末にかけて少しずつおとめ座の中で位置を変えていくのでそんな様子を追いかけてみるのも面白そうです。
 
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☆ 4月 10日(月)月と木星が上下に並んで接近!!

10日夜には満月を過ぎた明るい月とおとめ座で明るく輝く木星が上下に並んだ様子が見られそうです。
この頃、木星は20時には東の地平線上に姿を見せるので20時~21時頃に眺めるとまだ低い空で明るい月と木星が並んだ様子は地上の景色と相まってなかなか興味深い様子となりそうです。
月と木星の間隔は5度弱なので視界の広い双眼鏡なら余裕で一緒に見られますのでお持ちの方はぜひ向けてみて下さい!
この夜の月と木星は春の大三角の中に入っているのでそんな様子が見やすい22時~23時頃にもまた見て頂けると良さそうです。

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☆ 4月 11日(火) 満月!

11日の満月は15時8分なので月が昇って来る頃にはほんの少し満月を過ぎた状態になるようです。
会津での月の出時刻は18時8分なので時間に余裕があれば月が昇って間もない頃に地上の景色と一緒に眺められば少し上の明るい木星と相まって興味深い様子が見られそうです。

この夜の満月は月と木星、そしておとめ座のスピカで小さな三角形に並ぶようなので空が暗くなって星が見やすくなってきた20時頃にもまた眺めてみて下さい!!
  
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☆ 4月 17日(月) 未明の空で月と土星が大接近!!

17日未明の空で月齢19.7の月と土星が約2.5度くらいの間隔まで接近する様子が見られそうです。
お奨めの時間は3時50分頃でこの頃にちょうど南の空で上下に並んで見えているはずです!
※月のすぐ下の明るい星が土星です!!

今回は両者の間隔が狭いので双眼鏡でもなかなかの眺めとなりそうです。

土星も肉眼で夜空を眺めただけでは普通の星と区別がつきにくいのですが、明るさが0等級と比較的明るいことや色がややクリーム色っぽい感じにみえること、そして同じような明るい星に比べてあまり瞬きが目立たない事などの特徴があるので17日に月と接近した際に土星を見つけておいて、その際に土星の位置を近くで目立つさそり座やいて座の星との並びとの位置関係を覚えておけば比較的移動の少ない土星は今年の夏頃でもきっとすぐにわかるでしょう。
今年の土星も昨年に続いて地球から見た環の傾きがほぼ最大となっているので夏の観望会が今から待ち遠しいですね。

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☆ 4月 22日(土)~23日(日)未明 こと座流星群が極大!!

このところしばらくの間目立った流星群が無い時期が続いていましたが、4月になってようやくこと座流星群が見られそうです。
出現数は1時間当たり5個~10個程度と数はあまり多くないのですが、なんと2千年以上前から続いている流星群でこれまでに何度か突発的に多数の出現が起こることがあったのでぜひ見ておきたいところです。
今年のピーク予報では22日21時頃と予想されていますので日本からは比較的条件が良さそうです。
但しこの時間帯だとまだ放射点があまり高く昇っていませんのでもう少し遅い時間の方が見やすくなるかもしれません。
この夜の月齢は24で2時頃になると月が昇ってきてしまいますが下弦を過ぎて4日程あとなので月明かりの影響もそれ程大きくは無さそうです。
せっかくの流星群なのであまり過度な期待はせずに星座を眺めながら一緒に楽しんでみて下さい!!

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☆ 4月 24日(月) 未明の空で月と金星が接近!!

24日未明には明けの明星の金星と月齢26.7が5.7度まで接近した様子が眺められそうです。
4時過ぎぐらいに早起きして東の低い空を眺めれば明るい金星が見つかるはずで、少しすればその右下方向にうっすらと地球照を纏った細い月が見えて来るでしょう!
両者の間隔がここまで近くなれば視界の広い双眼鏡なら一緒に眺められるのでぜひそんな様子も楽しんでみて下さい!
少しずつ空が明るくなってくる空で並んだ様子は想像しただけでも美しい景色となって眺められそうです!

また、双眼鏡や望遠鏡をお持ちの方は月と金星にも向けて見て下さい!
この頃ならまだ双眼鏡でも月をかなり小さくしたような金星の姿がわかるかもしれません。
確かめるコツは空が少し明るくなって金星の眩しさが目立たない頃に見る、ピントをきちんと左右の眼で合わせて見る、なるべく手振れの影響を少なくなるように手すりなどを利用して見るなどでしょうか??

今回の接近は1日限りなのでお天気などの心配もありますし早起きできそうでしたら前日の23日未明にも同じ時間に起きて下見をされた方が確実かもしれません。
家の窓から金星がどの方向にどれくらいの高さで見えるのか、あるいは見えないのかも確かめてみてください!
23日未明には月と金星はやや離れているようですがこちらもお奨めですよ!

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☆ 4月 28日(金) 夕方の空で月齢1.9の細い月を見よう!!

26日に新月を迎えた月が28日夕方になって西の低い空に見えて来るようです。
この時の月齢は1.9でかなり細い月を見るチャンスになります。
日没は18時30分ですが19時頃になれば西の低い空に見えて来るはずなのでぜひ捜してみて下さい!
まだ空が少し明るい時間帯ならコンパクトデジカメのオートモードでも意外ときれいに写ることがあるのでお試しください!

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☆ 4月 30日(日) 金星が最大光度 -4.5等級!!

明けの明星となっている金星が30日に最大光度となる時期を迎えます。
実際には4月半ばでも最大光度に近い明るさになってきていますのでお天気の良さそうな休みの日に昼の空で肉眼でも金星が見えるかどうかぜひお試しください!
今年はタイミング良くGWに入るので星の村天文台などに出かけて見せてもらうのも良いかもしれませんね!
自分で確かめるとすると・・今の時期は夜明け前に金星が見えているので、比較的簡単にできるのは夜明け前に見つけておいて、日が昇ってからも見えるかどうか確かめる方法でしょう!
30日頃ですと9時過ぎに金星がちょうど南の空に来るのでこの頃を狙って見るのも良さそうです。
この時、会津では地平線からの高度は54度くらいに見えるようです。
最初に南の方角を確かめておいて双眼鏡で捜して位置を確かめて、そのあとで肉眼で見えるかお試しください!
この頃太陽とは角度で40度程離れていますが間違って双眼鏡を向けてしまわないように日陰になっている場所で見るのがお奨めです。
肉眼で見えるかどうか確かめる時も日陰の方がずっと見やすくなります。

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《 2017年 3月の 星空案内 》

201703chart
画像提供 アストロアーツ https://www.astroarts.co.jp/

早いもので2017年も もう3月を迎えました。
3月になってからも会津ではまだ雪の降ることもありますが、それでも身近なところで気が付く春の兆しが色々とありそうです。
星空もその一つですね。
冬の代表的な星座のオリオン座は3月初めの頃でも夜19時には南の空を既に過ぎた辺りに見えていて、東の空からは春の星座である おおぐま座や しし座が姿を見せています。
星座早見盤をお持ちの方は3月に見える星座の位置を確かめてみて下さい!

そしてこれまで冬の間もずっと夕方の空を賑わせてくれた金星がこれから日毎に低くなっていって、3月上旬で見納めとなります。
金星が沈む時刻を調べてみると1日で20時20分、10日には19時44分とだいぶ早くなってしまいます。
夕空での美しい輝きを放つ宵の明星の姿を今のうちにしっかりと見ておいてください!

また、この時期の金星は地球に段々と追いついて来る位置関係で、今月下旬の3月24日には地球と太陽の間を通過する内合を迎えます。
ですので今月初めの頃には地球に接近して細くなった金星の姿を双眼鏡などで確かめられる滅多に無いチャンスになりますので、お天気の良い日を狙ってどんな形になっているのかを確かめてみて下さい!
空が暗くなってからだと眩しくなって形がわかりにくいことや少しでも気流や靄の影響の少ない早目の時間がお奨めです。なるべく空がまだ明るいうちに見つけてみて下さい!
7倍くらいの双眼鏡でも小さな三日月のような姿が楽しめるはずですよ!

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そして3月初めの頃には21時頃になると金星に次ぐ明るさを誇る木星が東の空から姿を見せるようになってきます。
現在はおとめ座に見えていて近くにはおとめ座の1等星スピカもあり並んだ様子も楽しめそうです。
ちょっと遅い時間には木星も高度が上がって見やすくなってくるので、明るい木星が加わっていつもとはちょっと違った印象の春の大三角や春の大曲線も一足先に確かめてみて下さいね!

3月の月の満ち欠けは以下のようになっています。
 上弦: 5日(日) 20時30分
 満月:12日(日) 23時54分
 下弦:21日(火) 00時58分
 新月:28日(火) 11時57分

月明かりの無い夜が天の川や流れ星を楽しむのに適していますので目安にしてみて下さい!

また、毎月恒例の会津での3月の日の出、日の入り時刻は2月初めと比べ以下のようになりました。  
 —————————————————–
     月   日    日の出        日の入り     
     2月  1日  6時 41分    17時 07分 
     3月  1日  6時 10分    17時 36分 
     3月 31日  5時 25分    18時 04分 
   —————————————————–
この表を見てみると3月では日没時刻も2月からするとだいぶ遅くなっているのがわかります。 それもそのはずで今月20日には春分の日を迎えて、それ以降は昼の方が夜の時間よりも長くなっていくので仕事帰りの時間でもだいぶ日が伸びていることを実感できると思います。

それではそろそろ2017年3月の主な天文現象を見ていきましょう!!
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☆ 3月 1日(水) 今シーズンラストチャンス 月と並ぶ金星!!

1日夕方の西空ではほぼ同じ高さに月齢2.8の細い月と金星が並んだ様子が眺められそうです。
今回は両者の距離が約10度ちょっとと少し離れてはいますが・・3月に入ってからの金星は次第に見える高さも低くなってこんな風に夕方の空で月と並ぶ様子は今年これがラストチャンスとなります。
ちょっと離れてはいても空が少し明るい時間帯から次第に暗くなっていく頃に眺められればきっとまた美しい景色となって眺められるはずなのでぜひお見逃しなく!!

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☆ 3月 1日(水)~ 夕空で火星と天王星の接近!!

先月よりも少し離れて来ていますが、夕方の空で明るく輝く金星の少し左上には赤っぽい火星がまだ見えています。
まだ1.3等級の明るさなので金星と比較しなければ十分に明るいですし、双眼鏡で見れば赤い色合いですぐに火星だとわかります。

そんな火星のそばに太陽系7番惑星の天王星が見えています。
最接近は2月27日でしたが、今月6日くらいまでなら視界の広い双眼鏡で一緒に見ることが出来ますので滅多にお目にかかれない天王星を見るチャンスになります。

2日夕方には火星の左上に細い月もあるので見つけやすいでしょう!
下の図では外側の丸い円が一般的な双眼鏡の視界で約7度くらいになりますので捜すときの目安にしてみて下さい!。

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天王星の明るさは約6等星なので空が暗くなってきた頃を見計らって双眼鏡で火星を捉えられればその少し下側にポツンと光る天王星の姿を同じ視界の中で見ることが出来そうです。
毎晩見れれば火星から少しずつ下方向に離れていく様子も確かめられそうなので望遠レンズで撮影するか双眼鏡で見えた様子をスケッチしておいて比較してみて下さい!

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☆ 3月 5日(日) 上弦の月&月面X!

5日夜、20時32分には上弦の月を迎えるわけですが、その少し前19時前後には今年1月以来の月面Xが見られそうです。
月面Xとは月のクレーターの一部で斜めから太陽の日が当たってきたところで約1時間前後の間だけ暗い月の欠け際にXの文字が浮かび上がるもので実際に見てみるとなかなか不思議な光景になります。
月面Xの大まかな位置ですが、半月の上側からおおよそ2/3くらいの位置で欠け際のぎりぎり夜明け前のエリアになります。

月面Xが見られるのは半月ちょっと前が目安となりますが、その時の太陽に対する月の傾き具合によっては見えない場合もありますし、形が見やすい時間帯は1時間前後程なのでその時のタイミングにより日本から月が見えていない時間帯だと見られませんから今月のように好条件なのは年に数回程度なのでお見逃しなく!!
小さなクレーター2つの縁に日が当たって見える現象なので50倍前後の望遠鏡だと見やすいようです。
倍率が低い双眼鏡だとちょっと難しいかもしれませんね。
例によってビデオカメラをお持ちの方はカメラ三脚に載せてズームアップして撮影してみて下さい!
ピントや明るさなどをマニュアル設定できれば比較的撮影しやすいでしょう!
タイマーでの撮影がお奨めになります。

また、この夜は月がおうし座の1等星アルデバランにも接近して双眼鏡でも一緒に眺められそうです。
赤っぽい色合いは月と一緒に眺めると普段よりもわかりやすいのでそんな様子も確かめてみて下さい!

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☆ 3月 12日(日) 満月!

この日の満月は日付が変わるちょっと前の23時54分になるようです。
月の出時刻は17時22分でほぼ東の空から昇ってきますが、この日の日没が17時47分なのでその頃の時間に月を見れるとまだ明るさの残る空に浮かぶきれいな丸い月が見られるかもしれませんね!

この夜の満月はしし座の後ろ足付近に見えているようなので空が暗くなって星が見やすくなってきた頃にもまた眺めてみて下さい!!
  
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☆ 3月 14日(火)月と木星が上下に並ぶ!!

14日夜には満月を過ぎた明るい月とおとめ座で明るく輝く木星が上下に並んだ様子が見られそうです。
この頃、木星は20時には東の地平線上に姿を見せるので20時~21時頃に眺めるとまだ低い空で明るい月と木星が並んだ様子は地上の景色と相まってなかなか興味深い様子となりそうです。
月と木星の間隔は5度弱なので視界の広い双眼鏡なら余裕で一緒に見られますのでお持ちの方はぜひ向けてみて下さい!
この夜の月と木星は春の大三角の中に入っているのでそんな様子が見やすい22時~23時頃にもまた見て頂けると良さそうです。

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☆ 3月 21日(火) 未明の空で下弦の月と土星が並ぶ!!

21日未明の空で下弦になったばかりの月と土星が5度くらいの間隔まで接近する様子が見られそうです。
お奨めの時間は3時前後、南東の空に注目です!
この時間帯だと南南西の空には大きなさそり座が地平線から立ち上がったような姿で見えていて、その少し東側に下弦を迎えた月が見えているはずです。
そして土星は月の右側にポツンと輝いて見えているでしょう!
この頃の土星の明るさは0等級で意外と明るく、じっと見ているとちょっとクリーム色っぽい色合いで、さらに普通の1等星よりも瞬きが目立たない等の特徴があるのでお天気さえ良ければ肉眼でも間違えることは無さそうです。
土星が見やすくなるのは今年の夏ですが、今のうちに目立つさそり座との位置関係を覚えておいて夏頃の観望会等に参加した時には自分で見つけられるように今のうちから何度か位置を確かめておいてください!
今年の土星も昨年に続いて地球から見た環の傾きがほぼ最大となっているので夏の観望会が今から待ち遠しいですね。
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☆ 3月 23日(木) 金星が内合を迎える!!

3月上旬までは夕方の空で目立っていた金星は23日に地球と太陽の間を通過して行く内合を迎えます。
間を通過して行くと言っても実際には軌道の関係で今回は太陽の北側を通過して行くようになるようです。
 2012年6月の時のようにちょうど太陽と地球の間を通過して行けば金星が黒いシルエットとなって
 太陽面上を移動して行く「金星の太陽面通過」となって見ることが出来ますが・・次回のチャンスは100年
 後になりそうです。
「金星の太陽面通過」についてはこちらも参照してみて下さい!

http://ur0.link/C1G7

今回の内合の場合だと地球から金星までの距離は約4,212万5千kmになるそうです。
地球から太陽までの距離が約1億5千万kmですから意外と金星って近いですよね!
ちなみに、この地球から太陽までの距離を求める方法のひとつに金星を使った手法があるそうです。
このような内合の時に金星に向けて電波を発射して、金星の雲で反射してくるまでの時間を精密に測定し
地球-金星間の距離を求め、その数値を使って地球と金星の軌道の大きさを計算し、地球から太陽までの距離を求めたそうです。
そう考えるとなかなか面白いですね。
また、こうした内剛の時が金星が一番近くなるので見かけの大きさは肉眼で見た時の月のおよそ1/30程にもなります。
但し、眩しい太陽の近くにあるのと地球から見た時には新月の月のようになってしまうので実際には見ることは出来ませんが、そうしたこともちょっと知っておいて頂けると良いかもしれません。
この後、金星は地球を追い越して行くので4月上旬頃からは夜明け前の低い空に再びその姿を見せてくれるはずなのでこちらも楽しみです。
4月になって何日頃から見えるのか早起きして確かめてみたいですね!

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☆ 3月 24日(金)~ 夕空で水星が見やすくなってくる!!

金星がいなくなってちょっと寂しい夕方の空ですが、今度は4月1日に東方最大離隔を迎える水星が今月24日頃から徐々に見やすくなってきます!
方角は真西から少しだけ北寄りの低い空ですが西空には空がちょっと暗くなってくると赤っぽい火星も見えて来るのでその右斜め下付近を18時半ぐらいから捜してみて下さい!
この頃の水星はマイナス1等級の明るさですが時間と共に低くなってしまうのでなるべくまだ空の明るさが残っているうちに見つけたいので双眼鏡は必需品になります。
水星が比較的見やすいのはこの頃から4月10日頃までありますが春が近くなると黄砂などの影響で低い空の透明度が悪くなってしまうなどで実際には好条件で見られるチャンスはそんなに多くないのでぜひこの機会に何度か見ておきたいものです。

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☆ 3月 29日(水) 夕方の低空に細い月が見える(かも?)

28日に新月を迎えて、翌日の29日夕方には水星の左下に月齢1.3のとてもとても細い月が見えるかもしれません?
18時40分頃にもし水星が見えていたらその左斜め下方向に約7度程離れているはずです。
春霞などが低い空にかかっていたら双眼鏡を使っても見られないかもしれませんがほんの少しの可能性を求めて捜してみたいものです。
この日の前に何度か夕方の水星を見つけて見える場所を確かめておくなどの下準備が必要かもしれませんが、もし見られたら素敵でしょうね!
ちょっと低い空なのでなるべく西の低い空まで見渡せる場所で捜してみて下さい!

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☆ 3月 30日(木) 夕空で三日月と火星が接近!!

30日夕方、西の低い空に三日月が見られるはずです。
この日の月齢は2.3なのでこれでもかなり細い月の姿になります。
月の右上には約7度程離れて火星が見えているはずです。
この頃の火星は地球からもだいぶ離れて1.5等級程になってしまっているので金星と並んだ時と違って火星だとあまり目立ちませんが・・こんな風に西空に月と火星、水星が集まった様子を肉眼で眺めてみるのも良いかもしれませんね!

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《 2017年 2月の 星空案内 》

201702chart
画像提供 アストロアーツ astroarts.co.jp

2017年も2月を迎えました。
2月と言えば1年中で最も寒い時期でもあるわけですが、晴れさえすれば星が最も美しく輝いて見える季節でもありますので寒さに負けずに時々でも夜空を見上げて頂ければと思います。

今月の注目はやはり夕方の空で眩しいほどの輝きを放っている宵の明星の金星でしょう!
昨年から見やすかった金星も3月に入ってからは日毎に見える高さも低くなってしまうようなのでぜひ今月のうちにしっかりと金星を見ておきたいものです。下記の図は2月1日夕方18時半頃、会津での様子を天文シミュレータソフト「ステラナビゲータ」で表示したものです。

20170201地平図

金星の左上には火星と月が見えていますね!
この図の中で金星のところに楕円のようなラインが描かれていますが・・これは金星が太陽の周りを回っている軌道になります。

太陽系の中で地球と金星の位置関係を現した下の図と比較するとわかりやすいと思います。
夕方の夜空で金星を見た時にも、おおよそで構わないので、こんな軌道を夜空に想像しながら眺めてみて下さい!
地球よりも内側の軌道を回る金星がこれから少しずつ地球に追いついて来る様子を想像して、最初の上の図で金星の見かけの位置がどんな風に変化していくのかも予想してみてください!

金星の左上にはまだ火星も見えています。
同じような方向に見えていても下の図を見れば軌道上の位置関係や距離はずいぶん違います。
そうしたこともちょっと頭の隅においてまた眺めてみて下さい!
きっとそれまでとはまた印象が違って見えて来ることでしょうから。
ちなみに2月1日の時点では金星までは約8千万km、火星までは約2億8千万km程の距離になるようです。
太陽系の中もこうしてみるとずいぶんと広いものですね!

20170201軌道図

ところで、今月17日頃には金星がマイナス4.6等級と最も明るく見える最大光度を迎えます。
この明るさはなんと普通の1等星の150個分にも相当する明るさになるそうで、これくらい明るいと見えている位置さえわかれば昼間の空でも見ることができます!
冬場は空気が乾燥して水蒸気の影響も少なくなるのに加えて、実は2月中はもうほとんど最大光度に近い状態が続いているので今月は昼の空に肉眼で金星を見るには願ってもないチャンスなんですね!
昼の空に金星を捜すときのお奨めはやはり金星がほぼ真南にやって来る頃でしょうか??
会津で金星が南の空にやって来る時刻と地平線からの高さを調べてみると以下のようになります。
2月 1日 14時44分 53度
2月10日 14時31分 57度
2月20日 14時10分 61度
2月28日 13時45分 63度

これ以外の日でもだいたいのところは見当がつくはずです。

普段の日にはこんな時間に見るのは無理ですよ・・という方は是非お休みの日を使って捜してみて下さい!
見る時のコツとしては
1.眩しい太陽が建物や木などで隠れている場所で捜す!
2.小型双眼鏡があると見つけやすい(ただしピントは遠くの景色でおおよそ合わせておくこと)
3.なるべく澄んだ青空だと見やすい!
4.南の方角をきちんと確認しておく!
5.握った手をいっぱい伸ばした時の見かけの角度がおよそ10度なので金星の高さをおおよそ見当つけて捜す!

但しくれぐれも双眼鏡などで太陽は絶対に見ないように気を付けて行ってください!!

昼の空にある金星の見え方のイメージとしては『朝方に青空の中で見る白い月を小さな点にしたような感じ』でしょうか?
一度見つけてしまえば昼の空でも意外としっかりと見えるものだということがわかると思います。
ぜひ家の人やお友達と一緒に捜してみて下さい!
昼の空に見つけることが出来れば1番星捜しも楽勝でしょう!!

また夕方の金星も機会があれば時々望遠鏡や双眼鏡で眺めてみて下さい!
望遠鏡なら金星が半月よりも少し欠けたような形をしているのがわかるはず!
そして、これからの時期は金星が地球に追いついて来るので見かけの大きさも少しずつ大きくなってきます!
双眼鏡だと倍率が低いので最初のうちはわからないかもしれませんが2月後半から3月にかけてならピントをきっちり合わせ、なるべく揺れないようにすれば見えるはずなのでそれも確かめてみて下さい!

2月になると夜中には東南東の空には明るい木星がおとめ座の1等星スピカと並んで見えていますので一足先にそんな様子も見ておけると良いですね!

2月の月の満ち欠けは以下のようになっています。
 上弦: 4日(土) 13時19分
 満月:11日(土) 09時33分
 下弦:19日(日) 04時33分
 新月:26日(日) 23時58分

月明かりの無い夜が天の川や流れ星を楽しむのに適していますので目安にしてみて下さい!

また、毎月恒例の会津での2月の日の出、日の入り時刻を1月初めと比べてみると以下のようになりました。
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 月   日    日の出        日の入り     
1月  1日  6時 52分    16時 36分 
2月  1日  6時 41分    17時 07分 
2月 28日  6時 11分    17時 35分 
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寒い冬の季節はまだまだ続きますが、夕方の日没時刻も1月初めに比べると2月初めで約30分、2月末では約1時間も遅くなっていることがわかります。
こうしてみると1日毎に約1分程日暮れが遅くなっていることになり春に向かってホンの少しずつでも季節が変わって行っていることを感じてみて下さいね!

それではそろそろ2017年2月の主な天文現象を見ていきましょう!!
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☆ 2月 1日(水) 夕方、月と火星の接近!!

しばらく前から夕方の空で明るく目立つ金星の左上には赤っぽく輝く火星が見えています。
そんな火星の近くに1日夕方には月齢4.4の細い月が約4度弱まで接近した様子が見られそうです。
この頃の火星は地球からも約2億8千万kmも離れてしまっていますがまだ1等星の明るさで見えています。
そばにマイナス4.5等級の金星があるのでそれほど目立たない感じもしますが・・。
この日は火星が少し目立つような空が少し暗くなってからの様子がお奨めになりそうです。
時間があれば18時少し前くらいから眺めていると空の色の変化とともに印象が変わっていく様子も楽しめそうです。

空がまだ少し明るい時間帯でしたらコンパクトデジカメでも意外と写る可能性があるのでお試しください!
その際には手持ちだとぶれてしまうことが多いので三脚に取り付けるか、あるいは何かの上に置いて、セルフタイマーでの撮影がお奨めになります。
また、家庭用のビデオカメラでもマニュアルで明るさ調整が出来れば意外ときれいに写ったりしますのでこちらも試してみて下さい!
どちらも撮影のポイントは「まだ空の明るさが残っている時間帯に」ですよ!

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☆ 2月 2日(木) 夕方の西空で月と並ぶ天王星!!

普段は明るさが6等星と肉眼でもやっと見えるかどうかという天王星ですが、2日夕方には西空で月と一緒に双眼鏡で眺められる距離に並んだ様子が見られそうです。

今回はなかなかお目にかかれない天王星を見るチャンスですよ!
下の図では外側の丸い円が一般的な双眼鏡の視界で約7度くらいになります。

天王星月接近20170202_1830

天王星の明るさは6等星なので見るのにも、捜すにも双眼鏡が便利でしょう。

2日夕方18時半ごろには月のすぐ右下に5等星の星がくっついていますので明るさの目安になるでしょう。双眼鏡を月に向けて上の図を参考に右上を見ていくと小さな星が三角形を作っているので、その上になる小さな星が天王星になります。

双眼鏡では小さな点にしか見えないかもしれませんが、天王星までは地球-太陽間の約20倍も遠くにあるということを考えて見て頂ければと思います。
ちなみに月からの光が地球に届くには約1.3秒ほどですが、天王星からは約2時間50分もの時間がかかる計算になります。
天王星って遠いですよね。

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☆ 2月 4日(土) 上弦の月&立春!

4日には上弦の月を迎えます。
今月は残念ながら月面Xは見られないようですが欠け際のたくさんのクレーターが連なる様子は双眼鏡でも楽しめるのでお天気が良ければぜひ月に向けて見て下さい!

また4日は暦の上では立春となるようです。
会津ではまだまだ冬の季節が続きますが、日暮れの時間もだいぶ遅くなっているように1日毎少しずつ春に近付いて行っているんだということを頭の片隅に覚えておいて頂ければと思います。

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☆ 2月 11日(土) 満月

この日の満月は9時33分なので夕方月が昇ってきたときには少しだけ欠け始めていますが、空が暗くなった18時半頃に月を見ると左下に明るい星が見えているのに気が付くかと思います。
その星はしし座の1等星レグルスです。
この頃にはまだ2度くらい離れているので肉眼でも楽にわかるでしょうけれど、時間と共に少しずつ接近して行って22時頃には約1度まで接近するようです。
時間を置いて何度か見て見れば次第に近づいていく様子が楽しめそうです。
満月を過ぎたばかりの明るい月なので双眼鏡があると距離が変わっていく様子がさらにはっきりとたしかめることでしょう!

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☆ 2月 14日(火) 深夜におとめ座の2.7等星ポリマが月に隠される!

14日夜には今月の注目の現象のひとつに上げられるおとめ座のポリマと呼ばれる星が月に隠れて再び姿を見せる星食という現象が起こります。
隠れる時間は深夜近くになってからですが、今回は隠れるところと出現するところの両方が比較的見やすい条件で起こるので楽しみです。
今回は月齢17.7の明るい月のそばで起こる現象なことや隠される星の明るさが3等星なので様子を確かめるには双眼鏡は必須で可能なら望遠鏡がお奨めになります。

会津での隠れる時刻予報  23時33分頃
     出現時刻予報  24時52分頃

隠れる1時間くらい、30分くらい前にも見ておくと月からの距離がずいぶんと変化していく様子がはっきりとわかると思います。
また、今回は月の右上の少し欠けた縁から出現する様子が特に見ものでしょう。
暗い月の縁から急に星が見えて来る様子、いつ出現するのかドキドキしながら待っているあの時間もなかなかのものです。
予報時刻はある程度の誤差や見る地点で多少違ってきますので目安として多少余裕を持って見て下さいね!

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☆ 2月 15日(水)月と木星が並ぶ!!

このところ23時頃に東南東の空で明るい輝きを見せている木星の横に月齢18.6の月が並んだ様子が見られそうです。
金星ほどではありませんが木星もマイナス2等級の明るさでかなり目立つ存在なので月と並ぶとやはり夜空で眼を引きます。
ちょうどこの時期木星の近くにはおとめ座の1等星スピカも見えていますので視界の広い双眼鏡なら3天体を同時に眺められるチャンスになります。
おとめ座のスピカは真珠星とも例えられるほど色のきれいな星ですが月と一緒に見ると普段よりもその美しい色合いが引き立って感じられますのでこのチャンスをお見逃しなく!!

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☆ 2月 17日(金) 金星が最大光度を迎える!! マイナス4.6等!!

夕方の空で目立っている金星が17日に最大光度を迎えます。
とはいっても今月の星空案内の最初の方に書いたように2月に入ってからは最大光度とさほど変わりないくらいの明るさで見えていますので今月は肉眼で昼の空に金星を見る絶好のチャンスでもあります。
話には聞いているけれどホントかなと思う方はぜひこの機会に確かめてみて下さい!
最初は双眼鏡を使って見つけて、見える位置を確認した後に肉眼でも試してみて下さい!

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☆ 2月 19日(日) 未明に下弦の月

今月は19日の未明、4時33分にちょうど下弦を迎えるのでこの頃の月をぜひ双眼鏡で眺めてみて下さい!
普段見る機会の多い上弦の月と比べてみると印象が意外と違っていますので。
この時間帯だと南南東の空でちょうど見やすい位置に月が来ています。
また、月の下には夏の星座さそり座もちょうど地平線の上に全体が見えて来ているのでそうした様子も一緒に楽しんでみて下さい!

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☆ 2月 21日(火) 未明の空で月と並んだ土星!!

21日未明には月齢23.8の月が土星と上下に並んだ様子が見られそうです。
今回はちょっと早起きして5時頃が見やすいでしょう!
この頃の土星はさそり座といて座の間で0.3等星の明るさで見えています。
今年の夏は大きく開いたリングを持つ土星の姿が観望会等でも楽しめそうなので今からとても待ち遠しいものです。

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☆ 2月 26日(日) 新月!!

26日には新月を迎えます。
この日はアメリカからアフリカ方面で金環日食が起こるそうです。
日本では残念ながら皆既日食にはなりませんが、テレビニュースなどで現地の日食の様子などが放送されるかもしれませんのでチェックしてみて下さいね!

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☆ 2月 27日(月) 夕空で火星と天王星が大接近!!

今月2日夕方には月と接近していた天王星を見つけるチャンスがありましたが、27日には火星と天王星がほぼ月1個分くらいの距離まで近づく大接近があります!!

こちらも見るには双眼鏡が必要ですが、空が暗くなってくる18時半頃くらいから金星の左上に見えている赤っぽい火星に向けて見てください!
火星の少し左斜め下にポツンと光っている小さな星が天王星です!!
普段はなかなか見つけることも難しい天王星を自分で捜して見られる貴重なチャンスですよ!!

天王星も大きな望遠鏡を使えばほんの少し緑がかった青っぽい色で見えますので見やすくなる今年の秋頃に天文台へ出かけてそうした様子もぜひ確かめてみて下さい!

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☆ 2月 28日(火) 夕方の低空に細い月が見えて来る!!

28日夕方、西空で月齢1.8の細~い月が見られそうです。
18時15分頃くらいから金星の少し左下付近を双眼鏡で捜してみて下さい!

なかなかお目にかかれないくらいの細い月の珍しい姿が見られるかもしれません!!
ちょっと低い空なのでなるべく西の低い空まで見渡せる場所で捜してみて下さい!

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☆ 3月 1日(水) 今シーズンラストチャンス 月と並ぶ金星!!

1日夕方の西空ではほぼ同じ高さに月齢2.8の細い月と金星が並んだ様子が眺められそうです。
今回は両者の距離が約10度ちょっとと少し離れてはいますが・・3月に入ってからの金星は次第に見える高さも低くなってこんな風に夕方の空で月と並ぶ様子は今年これがラストチャンスとなります。
ちょっと離れてはいても空が少し明るい時間帯から次第に暗くなっていく頃に眺められればきっとまた美しい景色となって眺められるはずなのでぜひこちらもカレンダーや予定表にチェックしておいてお見逃しなく!!

下の写真は1月2日16時42分に撮影したものです

201702

また、これを読んでくださった全国の皆様へ。
会津の冬といえば「会津絵ろうそくまつり」☆
地上の蛍と、天の星を眺めに、会津にいらしてくださいね!
http://www.aizu.com/erousoku/