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《 2017年 2月の 星空案内 》

201702chart
画像提供 アストロアーツ astroarts.co.jp

2017年も2月を迎えました。
2月と言えば1年中で最も寒い時期でもあるわけですが、晴れさえすれば星が最も美しく輝いて見える季節でもありますので寒さに負けずに時々でも夜空を見上げて頂ければと思います。

今月の注目はやはり夕方の空で眩しいほどの輝きを放っている宵の明星の金星でしょう!
昨年から見やすかった金星も3月に入ってからは日毎に見える高さも低くなってしまうようなのでぜひ今月のうちにしっかりと金星を見ておきたいものです。下記の図は2月1日夕方18時半頃、会津での様子を天文シミュレータソフト「ステラナビゲータ」で表示したものです。

20170201地平図

金星の左上には火星と月が見えていますね!
この図の中で金星のところに楕円のようなラインが描かれていますが・・これは金星が太陽の周りを回っている軌道になります。

太陽系の中で地球と金星の位置関係を現した下の図と比較するとわかりやすいと思います。
夕方の夜空で金星を見た時にも、おおよそで構わないので、こんな軌道を夜空に想像しながら眺めてみて下さい!
地球よりも内側の軌道を回る金星がこれから少しずつ地球に追いついて来る様子を想像して、最初の上の図で金星の見かけの位置がどんな風に変化していくのかも予想してみてください!

金星の左上にはまだ火星も見えています。
同じような方向に見えていても下の図を見れば軌道上の位置関係や距離はずいぶん違います。
そうしたこともちょっと頭の隅においてまた眺めてみて下さい!
きっとそれまでとはまた印象が違って見えて来ることでしょうから。
ちなみに2月1日の時点では金星までは約8千万km、火星までは約2億8千万km程の距離になるようです。
太陽系の中もこうしてみるとずいぶんと広いものですね!

20170201軌道図

ところで、今月17日頃には金星がマイナス4.6等級と最も明るく見える最大光度を迎えます。
この明るさはなんと普通の1等星の150個分にも相当する明るさになるそうで、これくらい明るいと見えている位置さえわかれば昼間の空でも見ることができます!
冬場は空気が乾燥して水蒸気の影響も少なくなるのに加えて、実は2月中はもうほとんど最大光度に近い状態が続いているので今月は昼の空に肉眼で金星を見るには願ってもないチャンスなんですね!
昼の空に金星を捜すときのお奨めはやはり金星がほぼ真南にやって来る頃でしょうか??
会津で金星が南の空にやって来る時刻と地平線からの高さを調べてみると以下のようになります。
2月 1日 14時44分 53度
2月10日 14時31分 57度
2月20日 14時10分 61度
2月28日 13時45分 63度

これ以外の日でもだいたいのところは見当がつくはずです。

普段の日にはこんな時間に見るのは無理ですよ・・という方は是非お休みの日を使って捜してみて下さい!
見る時のコツとしては
1.眩しい太陽が建物や木などで隠れている場所で捜す!
2.小型双眼鏡があると見つけやすい(ただしピントは遠くの景色でおおよそ合わせておくこと)
3.なるべく澄んだ青空だと見やすい!
4.南の方角をきちんと確認しておく!
5.握った手をいっぱい伸ばした時の見かけの角度がおよそ10度なので金星の高さをおおよそ見当つけて捜す!

但しくれぐれも双眼鏡などで太陽は絶対に見ないように気を付けて行ってください!!

昼の空にある金星の見え方のイメージとしては『朝方に青空の中で見る白い月を小さな点にしたような感じ』でしょうか?
一度見つけてしまえば昼の空でも意外としっかりと見えるものだということがわかると思います。
ぜひ家の人やお友達と一緒に捜してみて下さい!
昼の空に見つけることが出来れば1番星捜しも楽勝でしょう!!

また夕方の金星も機会があれば時々望遠鏡や双眼鏡で眺めてみて下さい!
望遠鏡なら金星が半月よりも少し欠けたような形をしているのがわかるはず!
そして、これからの時期は金星が地球に追いついて来るので見かけの大きさも少しずつ大きくなってきます!
双眼鏡だと倍率が低いので最初のうちはわからないかもしれませんが2月後半から3月にかけてならピントをきっちり合わせ、なるべく揺れないようにすれば見えるはずなのでそれも確かめてみて下さい!

2月になると夜中には東南東の空には明るい木星がおとめ座の1等星スピカと並んで見えていますので一足先にそんな様子も見ておけると良いですね!

2月の月の満ち欠けは以下のようになっています。
 上弦: 4日(土) 13時19分
 満月:11日(土) 09時33分
 下弦:19日(日) 04時33分
 新月:26日(日) 23時58分

月明かりの無い夜が天の川や流れ星を楽しむのに適していますので目安にしてみて下さい!

また、毎月恒例の会津での2月の日の出、日の入り時刻を1月初めと比べてみると以下のようになりました。
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 月   日    日の出        日の入り     
1月  1日  6時 52分    16時 36分 
2月  1日  6時 41分    17時 07分 
2月 28日  6時 11分    17時 35分 
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寒い冬の季節はまだまだ続きますが、夕方の日没時刻も1月初めに比べると2月初めで約30分、2月末では約1時間も遅くなっていることがわかります。
こうしてみると1日毎に約1分程日暮れが遅くなっていることになり春に向かってホンの少しずつでも季節が変わって行っていることを感じてみて下さいね!

それではそろそろ2017年2月の主な天文現象を見ていきましょう!!
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☆ 2月 1日(水) 夕方、月と火星の接近!!

しばらく前から夕方の空で明るく目立つ金星の左上には赤っぽく輝く火星が見えています。
そんな火星の近くに1日夕方には月齢4.4の細い月が約4度弱まで接近した様子が見られそうです。
この頃の火星は地球からも約2億8千万kmも離れてしまっていますがまだ1等星の明るさで見えています。
そばにマイナス4.5等級の金星があるのでそれほど目立たない感じもしますが・・。
この日は火星が少し目立つような空が少し暗くなってからの様子がお奨めになりそうです。
時間があれば18時少し前くらいから眺めていると空の色の変化とともに印象が変わっていく様子も楽しめそうです。

空がまだ少し明るい時間帯でしたらコンパクトデジカメでも意外と写る可能性があるのでお試しください!
その際には手持ちだとぶれてしまうことが多いので三脚に取り付けるか、あるいは何かの上に置いて、セルフタイマーでの撮影がお奨めになります。
また、家庭用のビデオカメラでもマニュアルで明るさ調整が出来れば意外ときれいに写ったりしますのでこちらも試してみて下さい!
どちらも撮影のポイントは「まだ空の明るさが残っている時間帯に」ですよ!

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☆ 2月 2日(木) 夕方の西空で月と並ぶ天王星!!

普段は明るさが6等星と肉眼でもやっと見えるかどうかという天王星ですが、2日夕方には西空で月と一緒に双眼鏡で眺められる距離に並んだ様子が見られそうです。

今回はなかなかお目にかかれない天王星を見るチャンスですよ!
下の図では外側の丸い円が一般的な双眼鏡の視界で約7度くらいになります。

天王星月接近20170202_1830

天王星の明るさは6等星なので見るのにも、捜すにも双眼鏡が便利でしょう。

2日夕方18時半ごろには月のすぐ右下に5等星の星がくっついていますので明るさの目安になるでしょう。双眼鏡を月に向けて上の図を参考に右上を見ていくと小さな星が三角形を作っているので、その上になる小さな星が天王星になります。

双眼鏡では小さな点にしか見えないかもしれませんが、天王星までは地球-太陽間の約20倍も遠くにあるということを考えて見て頂ければと思います。
ちなみに月からの光が地球に届くには約1.3秒ほどですが、天王星からは約2時間50分もの時間がかかる計算になります。
天王星って遠いですよね。

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☆ 2月 4日(土) 上弦の月&立春!

4日には上弦の月を迎えます。
今月は残念ながら月面Xは見られないようですが欠け際のたくさんのクレーターが連なる様子は双眼鏡でも楽しめるのでお天気が良ければぜひ月に向けて見て下さい!

また4日は暦の上では立春となるようです。
会津ではまだまだ冬の季節が続きますが、日暮れの時間もだいぶ遅くなっているように1日毎少しずつ春に近付いて行っているんだということを頭の片隅に覚えておいて頂ければと思います。

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☆ 2月 11日(土) 満月

この日の満月は9時33分なので夕方月が昇ってきたときには少しだけ欠け始めていますが、空が暗くなった18時半頃に月を見ると左下に明るい星が見えているのに気が付くかと思います。
その星はしし座の1等星レグルスです。
この頃にはまだ2度くらい離れているので肉眼でも楽にわかるでしょうけれど、時間と共に少しずつ接近して行って22時頃には約1度まで接近するようです。
時間を置いて何度か見て見れば次第に近づいていく様子が楽しめそうです。
満月を過ぎたばかりの明るい月なので双眼鏡があると距離が変わっていく様子がさらにはっきりとたしかめることでしょう!

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☆ 2月 14日(火) 深夜におとめ座の2.7等星ポリマが月に隠される!

14日夜には今月の注目の現象のひとつに上げられるおとめ座のポリマと呼ばれる星が月に隠れて再び姿を見せる星食という現象が起こります。
隠れる時間は深夜近くになってからですが、今回は隠れるところと出現するところの両方が比較的見やすい条件で起こるので楽しみです。
今回は月齢17.7の明るい月のそばで起こる現象なことや隠される星の明るさが3等星なので様子を確かめるには双眼鏡は必須で可能なら望遠鏡がお奨めになります。

会津での隠れる時刻予報  23時33分頃
     出現時刻予報  24時52分頃

隠れる1時間くらい、30分くらい前にも見ておくと月からの距離がずいぶんと変化していく様子がはっきりとわかると思います。
また、今回は月の右上の少し欠けた縁から出現する様子が特に見ものでしょう。
暗い月の縁から急に星が見えて来る様子、いつ出現するのかドキドキしながら待っているあの時間もなかなかのものです。
予報時刻はある程度の誤差や見る地点で多少違ってきますので目安として多少余裕を持って見て下さいね!

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☆ 2月 15日(水)月と木星が並ぶ!!

このところ23時頃に東南東の空で明るい輝きを見せている木星の横に月齢18.6の月が並んだ様子が見られそうです。
金星ほどではありませんが木星もマイナス2等級の明るさでかなり目立つ存在なので月と並ぶとやはり夜空で眼を引きます。
ちょうどこの時期木星の近くにはおとめ座の1等星スピカも見えていますので視界の広い双眼鏡なら3天体を同時に眺められるチャンスになります。
おとめ座のスピカは真珠星とも例えられるほど色のきれいな星ですが月と一緒に見ると普段よりもその美しい色合いが引き立って感じられますのでこのチャンスをお見逃しなく!!

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☆ 2月 17日(金) 金星が最大光度を迎える!! マイナス4.6等!!

夕方の空で目立っている金星が17日に最大光度を迎えます。
とはいっても今月の星空案内の最初の方に書いたように2月に入ってからは最大光度とさほど変わりないくらいの明るさで見えていますので今月は肉眼で昼の空に金星を見る絶好のチャンスでもあります。
話には聞いているけれどホントかなと思う方はぜひこの機会に確かめてみて下さい!
最初は双眼鏡を使って見つけて、見える位置を確認した後に肉眼でも試してみて下さい!

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☆ 2月 19日(日) 未明に下弦の月

今月は19日の未明、4時33分にちょうど下弦を迎えるのでこの頃の月をぜひ双眼鏡で眺めてみて下さい!
普段見る機会の多い上弦の月と比べてみると印象が意外と違っていますので。
この時間帯だと南南東の空でちょうど見やすい位置に月が来ています。
また、月の下には夏の星座さそり座もちょうど地平線の上に全体が見えて来ているのでそうした様子も一緒に楽しんでみて下さい!

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☆ 2月 21日(火) 未明の空で月と並んだ土星!!

21日未明には月齢23.8の月が土星と上下に並んだ様子が見られそうです。
今回はちょっと早起きして5時頃が見やすいでしょう!
この頃の土星はさそり座といて座の間で0.3等星の明るさで見えています。
今年の夏は大きく開いたリングを持つ土星の姿が観望会等でも楽しめそうなので今からとても待ち遠しいものです。

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☆ 2月 26日(日) 新月!!

26日には新月を迎えます。
この日はアメリカからアフリカ方面で金環日食が起こるそうです。
日本では残念ながら皆既日食にはなりませんが、テレビニュースなどで現地の日食の様子などが放送されるかもしれませんのでチェックしてみて下さいね!

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☆ 2月 27日(月) 夕空で火星と天王星が大接近!!

今月2日夕方には月と接近していた天王星を見つけるチャンスがありましたが、27日には火星と天王星がほぼ月1個分くらいの距離まで近づく大接近があります!!

こちらも見るには双眼鏡が必要ですが、空が暗くなってくる18時半頃くらいから金星の左上に見えている赤っぽい火星に向けて見てください!
火星の少し左斜め下にポツンと光っている小さな星が天王星です!!
普段はなかなか見つけることも難しい天王星を自分で捜して見られる貴重なチャンスですよ!!

天王星も大きな望遠鏡を使えばほんの少し緑がかった青っぽい色で見えますので見やすくなる今年の秋頃に天文台へ出かけてそうした様子もぜひ確かめてみて下さい!

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☆ 2月 28日(火) 夕方の低空に細い月が見えて来る!!

28日夕方、西空で月齢1.8の細~い月が見られそうです。
18時15分頃くらいから金星の少し左下付近を双眼鏡で捜してみて下さい!

なかなかお目にかかれないくらいの細い月の珍しい姿が見られるかもしれません!!
ちょっと低い空なのでなるべく西の低い空まで見渡せる場所で捜してみて下さい!

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☆ 3月 1日(水) 今シーズンラストチャンス 月と並ぶ金星!!

1日夕方の西空ではほぼ同じ高さに月齢2.8の細い月と金星が並んだ様子が眺められそうです。
今回は両者の距離が約10度ちょっとと少し離れてはいますが・・3月に入ってからの金星は次第に見える高さも低くなってこんな風に夕方の空で月と並ぶ様子は今年これがラストチャンスとなります。
ちょっと離れてはいても空が少し明るい時間帯から次第に暗くなっていく頃に眺められればきっとまた美しい景色となって眺められるはずなのでぜひこちらもカレンダーや予定表にチェックしておいてお見逃しなく!!

下の写真は1月2日16時42分に撮影したものです

201702

また、これを読んでくださった全国の皆様へ。
会津の冬といえば「会津絵ろうそくまつり」☆
地上の蛍と、天の星を眺めに、会津にいらしてくださいね!
http://www.aizu.com/erousoku/


明日開催!航空宇宙フェスタふくしま2016

紅葉が深まり、おでかけに良い季節になりました。
裏磐梯や雄国沼、もちろん磐梯山もいいけれど、
明日は郡山にお出掛けしてみませんか?!

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航空宇宙フェスタチラシ裏

「航空宇宙フェスタふくしま2016」
宇宙飛行士の古川聡さんの講演もあります!
こんなに盛りだくさんの内容で、無料なんて。
楽しそう!! 行くしかないですね!
ご家族、お友達を誘って、是非!
そしてなんと、会津そらの会も出展させていただきます。
明日お会いしましょう!

「航空宇宙フェスタふくしま2016」
<日時> 平成28年11月19日(土曜日) 9:30~16:00               
<会場> ビッグパレットふくしま(郡山市南二丁目52)          
<参加費>   無料
<プログラム>
◇基調講演 13時00分~14時00分 JAXA 古川 聡 宇宙飛行士 
◇出展内容
  ○JAXA展示コーナー ・・・ロケット・人工衛星の模型・パネル展示・宇宙服試着
  ○ANA航空教室    ・・・整備士・旅客係員・客室乗務員等のお仕事紹介・フライトシミュレーター体験
  ○体験・工作教室   ・・・土星の模型やかさぶくろロケット作成
  ○航空宇宙関連企業展示・・・航空機エンジン・ヘリコプターの模型展示・県内企業の紹介パネル展示 

会津そらの会のブースでは、土星模型の工作を体験していただけます。
会場内の場所はチラシ裏面をご覧ください☆


《 2016年 11月の 星空 》

201611chart

今年も11月を迎えて残りあと2ヶ月となりました。
季節も冬を感じる時期になってきています。
こうした季節の変わり目の頃だと体がまだ寒さに慣れておらず、思ったよりも寒く感じたりして体調を崩しやすいので、気を付けてお過ごしください!
星見の際にはしっかりと防寒対策をしてからお出かけ下さい!

今月の注目はなんといっても14日夜のスーパームーンの満月が話題になりそうです!
スーパームーンとは、地球との距離が近くて大きく見える月のことを最近そう呼ぶみたいです。
地球と月の距離で言えば今回の満月はなんと68年ぶりの接近となるそうなのでテレビやラジオなどでも取り上げられそうですね!
晴れていたら是非、見ておきたいですね。
今年の最小の満月は4月22日、その時の満月と写真で比較できると大きさの違いがはっきりとわかることでしょう!

11月は、他にも、数はそんなに多くはないものの明るい火球が時々見られる おうし座流星群や、久しぶりに好条件で見られそうなアルデバラン食などもありますので、しっかりと寒さ対策をして美しい星空を楽しみたいものですね!

先月くらいから、ようやく夕方の西空で見えてきた宵の明星の金星は、今月に入ってこのあと次第に見やすくなってくるのでこちらも楽しみです。
月の初めの頃には土星や月と並ぶ姿もみられそうなので、こちらもぜひ見ておきたいですね!

11月の月の満ち欠けは以下のようになっています。
 上弦: 8日(火)
 満月:14日(月)
 下弦:21日(火)
 新月:29日(火)

月明かりの無い夜が天の川や流れ星を楽しむのに適していますので目安にしてみて下さい!

毎月恒例の、会津そらの会で開催していた観望会ですが、今月から来年3月までの冬期間はお休みとなります。
2017年も4月からまた再開予定ですのでご期待ください!

今月は、11月13日(日)に、郡山スペースパークにおいて第30回 星の講演会が開催されます。
講題「はやぶさ2へのバトン ~受け継がれた小惑星探査~」JAXAはやぶさ2ミッションマネージャの吉川 真先生がいらっしゃいます!
2013年に県立博物館にお招きしてから3年。私達メンバーも伺いたいと思っています。
ご都合のつく方は是非お出かけください!
吉川先生写真
http://www.space-park.jp/events/star_lecture/2016/1113/index.html

毎月恒例の会津での11月の日の出、日の入り時刻を10月初めと比べてみると以下のようになりました。
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     月   日    日の出        日の入り    
10月  1日  5時 33分    17時 26分 
11月  1日  6時  2分    16時 45分     
11月 30日  6時 32分    16時 26分 
   —————————————————–

11月になると日の出が6時過ぎに!!
そして夕方17時前に日が沈んでしまう・・。定時で終わっても帰りが暗いなんて思ってしまうかもしれませんが、夜が長くなってその分 星が見られる時間が長くなって良いな!!みたいに前向きに考えてみて下さい!
仕事帰りなどにもちょっと夜空を眺められるようになってくるので楽しみですね。

それではそろそろ2016年11月の主な天文現象を見ていきましょう!!
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☆ 11月 2日(水) 夕方、南西の低空で細い月と金星、土星が並ぶ!!

10月後半頃からシーズン終了間際の土星と明るく輝く宵の明星の金星が南西の低空で近くに見えていますが、2日夕方にはさらに月齢2.6の細い月が加わって、3天体がほぼ同じくらいの高さに並んだ様子が見られそうです。

ちょっと空が暗くなりかけた17時半頃の高度は約10度程なのでこのくらいの時間だと並んだ様子が美しく眺められそうです。

ただし、これくらい低い空になってしまうと土星に望遠鏡を向けても上空の風などの影響もあって環の様子を見るのも難しいことが多いので(楕円形の様子が何とかわかるくらい??)今回は肉眼、または双眼鏡で眺めるのがお奨めとなります。

2日は向かって左側から金星・土星・月の順番で並んでいて、土星もまだ0.4等級の明るさなので雲などが無ければ肉眼でも楽に見えるはずです。

もしカメラがあればまだ少し空の明るさが残っている時間帯にカメラ三脚に載せて並んだ様子を撮影してみて下さい!
コンパクトデジカメでもまだ空の明るさが残っている時間帯ならオートモードでも意外と写ってくれる場合がありますのでお試しください!

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☆ 11月 3日(木) 金星と土星、月が三角形を作る!!

前日の2日には横に並んでいた金星と土星、細い月ですが、翌日の3日夕方には月が左上に移動してうまい具合に三角形に並んだ様子が見られそうです。
この時の月は月齢3.6でまだまだ細い月になります!

今回の3天体の接近の様子は肉眼でも十分見れますが、双眼鏡をお持ちでしたらぜひ向けて見て下さい!
細い月の様子等もずっと見やすくなりますので!!

こちらも見頃は17時半頃でしょうか??

ちょっと前まで土星の下に見えていた赤い色のさそり座の1等星アンタレスはこの時期になるとかなり低くなってしまうのでもう見えないかもしれませんね。

お天気が良ければ月が一晩で夜空の中をどれくらい動くのかを確かめる良いチャンスにもなりそうですので2日と3日でぜひ続けて見てみて下さい!
 
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☆ 11月 6日(日) 月と火星が並んで見える!!

6日夕方には南の空で月齢7の月と火星が4.7度まで接近する様子が見られそうです。
ちょっと視界の広い双眼鏡なら同時に見れますのでお持ちの方はぜひ向けて見て下さい!
火星の赤っぽい独特の色合いは双眼鏡などで月と一緒に見ることで意外とわかりやすくなるのでお試しください!

火星もこの頃になると地球―太陽間の距離の1.3倍近くまで遠ざかっていますが、夜空の中ではまだ0.4等級の明るさなのでまだまだ目立つ存在です。

先月頃にはいて座の南斗六星付近に見えていた火星も6日にはいて座とやぎ座の間付近にまで移動してきています。
これ以降も火星は少しずつ星座の中を東に移動して行きますのでそうした様子も時々確かめてみて下さい!
火星はこのあとまだしばらくは夕方の南西の空で眺めることが出来て、来年1月1日にはみずがめ座の中で海王星に大接近になるようなのでこちらも楽しみです。

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☆ 11月 6日(日)頃 おうし座南流星群がピーク

寒くなって星のきれいな季節に見てみたいものが流れ星ですね!!
11月といえば有名なしし座流星群がありますが、最近は流れ星の数も以前よりも少なめになってきているのであまり話題になりませんが、そんな中でも今月はぜひおうし座流星群に注目してみましょう!

実は11月に見られるおうし座流星群にはその放射点が二つあってそれぞれ南群、北群と呼んでいます。
流星群の場合には、空のどこに見えるかわからないいくつか見えた流れ星の飛んだ方向と反対方向に延長して、そのラインが交わる場所が放射点になり、流星群の名前もその位置がある星座の名前で呼ばれています。
おうし座流星群の場合には北群がすばる星団の近くに、南群の放射点がおうし座の胸の付近にあるのですが流れ星の見えた方角によっては区別しにくいのであまり区別しないでどちらもおうし座流星群ということで楽しんでみて下さい!

南群は6日頃が極大とされていますが、他の流星群と違って極大の頃に見える数はそんなに多くは無いものの今月後半頃まで割と長い期間で出現が見られます。

この時期だとおうし座流星群の放射点が南の高い空にやって来るのが夜半過ぎなのでその頃が狙い目となりそうです。
ぜひお天気の良さそうな時に夜空をゆっくり眺めてみて下さい!

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☆ 11月 13日(日)頃 おうし座北流星群がピーク

こちらはピークが満月の前日になりますので月明かりの影響をかなり受けてしまいそうです。
おうし座北流星群も南群と同様に11月下旬まで出現がありますので今年はあまり極大日にこだわらずに月の出が遅くなってからでも良さそうです。

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☆ 11月 14日(月) 満月 & 68年ぶりの接近となるスーパームーン!!

ここ数年ですっかり有名になった感のあるスーパームーンですが、今年の14日夜の満月はなんと68年ぶりの大きな満月になるそうです。
地球を回る月の軌道が少し楕円になっている関係で地球―月までの距離が変化しますが、どの位置で満月になるかのタイミングで見かけ上の大きさが変わります。
今年4月にあった今年最少の満月と比較すれば見かけの大きさが約14%程も違うことになるようです。

せっかくなのでこの機会に望遠レンズなどで撮影しておいて来月以降の満月と比較してみるのも面白そうです。

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☆ 11月 15日(火)~16日(水) おうし座ヒアデス星団 & アルデバランの星食が見られる!

15日夕方から夜半過ぎにかけて満月過ぎの月がおうし座にあるヒアデス星団付近を通過して行く様子が見られそうです。
そんな中でも見逃せないのが夜中過ぎに起こるおうし座の1等星アルデバランの星食ですね!
会津では16日2時20分頃に月に隠されて、3時29分頃に見えて来る予報になっています。
書いてある時刻は観察する場所によって多少異なって来る為におおよその目安にしてちょっと時間に余裕を持ってみてみて下さい。

アルデバランは1等星なので双眼鏡があれば月のそばにあっても十分に見られそうなのでぜひ
ご覧になってみてください! 

もし双眼鏡が無い場合には月のそばでどこまで確認できるか確かめてみるのも面白そうです。
月のそばになってくると月の眩しさで埋もれてしまいがちですが、ちょっと離れた木や建物などで月だけがぎりぎり隠れるような場所で見てみるのもお奨めですね!

こうした星食の時には普段はなかなか気が付かない地球の周りを月が回っているときの動きを実際に確かめることが出来る貴重な機会でもあります。

今回は明るいアルデバラン以外でも4等星の食が2回ほどあってひとつは15日夕方18時18分頃に隠れ、19時12分頃に出現。
そしてもうひとつが22時40分頃に月の南側のぎりぎりをかすめて行く接食という現象が見られそうです。

但し、今回は月が満月過ぎのかなり明るい状態なので肉眼では無理で、双眼鏡で何とか見られるくらいになるかもしれません。
望遠鏡だと月の縁の凸凹で星が見え隠れする珍しい様子が見られるかも??

寒い時期なのでずっと見ているのは難しいですので書いてある時刻を目安にアラームなどをセットしておいて見て頂けると良さそうです。
また、隠れる前後以外でもヒアデス星団と呼ばれる場所に月がやって来るので双眼鏡でなら月の周りに星がいくつも見える様子も楽しめますので合間の時間でも時々眺めてみると楽しめそうです。

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☆ 11月 17日(木) しし座流星群の極大!

2001年には次から次へとたくさんの流れ星が見えて一躍注目を集めたしし座流星群ですが最近は数も少なくなってそれほど目立ちませんが極大日の頃にはたまに明るい流れ星も時々見られますのでお天気が良かったらぜひ眺めてみて下さい!
今年のピーク予報では17日19時頃と予想されているのですが、会津でしし座流星群の放射点が見えて来るのが22時頃になるので実際には17日の深夜から翌朝の夜明け前がチャンスとなりそうです。

但し、今年の場合には月齢18の明るい月がふたご座に見えているのでなるべく月の無い方角の空を中心に眺めてみて下さい!

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《 2016年 9月 の 星空 》

暑かった夏も過ぎてこれからは比較的過ごしやすい季節になってきますね。
夏から秋に向かう途中の季節なので時期によってはちょっと梅雨空のようになることもありますが、夜中や夜明け前などには夏場よりもすっきりした星空が見えて来る時期でもありますのでお天気予報をこまめにチェックして見上げてみて下さい!
特に夜明け前の空ではもう既に冬の星座たちも見えて来ています。
ちょっと季節を先取りして楽しむのもお奨めですよ!

そんな時、気をつけたいのが寒さ対策ですね。
夏の暑さに慣れていた身体には夜に少し気温が下がっただけでも意外と寒く感じることもありますので、ちょっとした上着などを用意しておくのが安心です。
くれぐれも星を見ていて風邪をひいてしまったということの無いようにご注意ください!

せっかくなのでこの夏の星との思い出をちょっと振り返ってみましょう!
皆さんはどんな星空との思い出ができたでしょうか??
印象に残っているものがあればぜひこちらのコメント欄にも書き込んでみて下さいね!

この夏なんといっても話題になったのは今年の大きな天文現象のひとつで8月12日前後の「ペルセウス座流星群」ですね!!
今回は割と明るめの流れ星の出現が多くここ最近では当たり年だったように感じました。
国立天文台のキャンペーンページには全国の皆さんから報告を集計してまとめた結果が公開されています。
http://www.nao.ac.jp/news/topics/2016/20160824-perseids.html
実際に皆さんが見られた結果とも比較してみて下さい!
また見られた方の感想などもぜひ参考にして今年の冬のふたご座流星群を見る時に役立てて下さい!

また8月後半では南の空で明るく目立つ火星と土星、そしてさそり座の1等星アンタレスで作る小さな三角形が注目を集めていました。
特に先月24日夜には火星とアンタレスが久々の大接近、そして土星と火星、アンタレスがほぼ一直線に並んで見えているなど目立った様子も楽しむことが出来ました。
今回の今年限定の夏の小三角は9月になってからもまだ形が逆になって少しずつ変化していく様子が楽しめますのでまたお天気の良さそうな夜に注目してみて下さい!
月末にはいて座付近まで離れて行くので星座の中を日毎に移動して行く様子もしばらく追いかけてみるのも面白そうです。

今年5月頃からしし座の中でしばらく楽しめていた木星も夕方の空で低くなって来ていて今月はもう見るのは難しくなってしまいました。
しばらくは見れなくなってしまいますが、来年春になるとおとめ座に移動した明るい木星の雄大な姿を観望会でも見ることが出来ますのでお楽しみに!

夏場はまだ西空のかなり低い空で目立たなかった宵の明星の金星はようやく今月くらいから少しずつ夕方の空で見やすくなってくるのでこちらも楽しみです。
でもこれくらいの時期だと時々UFOと見間違えて天文台などにも電話が相次ぐことがあるそうです。
そんな時には周りの方にもぜひ教えてあげて下さいね!
また、これからは月に1回くらい月と接近することがあるのでこちらも楽しみです。

環の大きく開いた今年の土星は夕方のまだ早い時間でしたらもうしばらくは楽しめそうです。

9月の月の満ち欠けは以下のようになっています。
新月: 1日(木)
上弦: 9日(金)
満月:17日(土)
下弦:23日(金)

月明かりの無い夜が天の川や流れ星を楽しむのに適していますので目安にしてみて下さい!

毎月恒例の会津そらの会で開催している観望会ですが、今月は2回予定しております。
いつものようにリオンドール滝沢店で9日(金)、10日には七日町広場で開催となるキャンドルライブ会場の一角で開催予定です。ぜひお出かけ下さい!
今月も上弦の月と土星、火星等を中心に望遠鏡で見て頂く予定です。
参加の際には小さなLEDペンライトとスケッチブックかノート、筆記用具などを準備されると実際に観察した様子などを忘れないうちに記録できますのでぜひご用意ください!

もし万が一星が見えないお天気の場合には、9日は2階キッズコーナーにてこの夏注目となる星空の話題などのお話し会を開催予定です。(10日は、見えない場合には観望会はお休みです)
今年は珍しくお天気に恵まれて4月から8月まで連続5回で観望会を開催できています。
9月も晴天に恵まれると良いですね!

また観望会のすぐあとになりますが、11日(日)午後2時から会津出身の渡部潤一先生(国立天文台副台長)の講演会が開催されます。

会場・会津若松市文化センター文化ホール   申込み不要・入場無料 定員400名
演題・「会津と宇宙の深い関係~日新館天文台から小惑星AIZUまで」

今回も貴重なお話しが聞けると思いますのでぜひお出かけ下さい!

さらに24日(土)には場所が郡山になってしまうのですが「ボーイングSTEMプログラムinふくしま」という企画展(要申込み)が開催となるそうです。
詳しくはもう少し近くなってからお知らせしたいと思いますのでお楽しみに!
                                                    
そして時々チェックしておきたいのが大西卓哉宇宙飛行士が搭乗中の国際宇宙ステーションですね。
会津からの予報は以下のサイトから確認できます。
http://goo.gl/C4osxD
予報の中で黄色の日時が見やすい条件なので予め自宅付近で見やすい場所を選んで、さらにその場所での方角を確かめておいて捜してみて下さい!
条件が良ければ木星くらいの明るさになるので肉眼でも十分に見ることができます。
もし見れたらこちらにもぜひ様子などを書き込んでみて下さい!

毎月恒例の会津での9月の日の出、日の入り時刻を8月初めと比べてみると以下のようになりました。
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 月   日   日の出        日の入り    
8月  1日  4時 42分    18時 51分 
9月  1日  5時  8分    18時 12分     
9月 30日  5時 32分    17時 28分 
 —————————————————–
今月22日には秋分の日を迎えますのでそれ以降は1日の中で夜の時間の方が長くなっていきます。
後半になると日の暮れるのが早くなったなあと感じられるかもしれませんが、仕事帰りなどにもちょっと夜空を眺められるようになってくるので楽しみですね。

それではそろそろ2016年9月の主な天文現象を見ていきましょう!!
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☆ 9月 1日(木) 1日=新月 今月は珍しく旧暦と同じように!

9月は1日がちょうど新月なので今月は旧暦の頃と同じように日付と月の満ち欠けの形がそろっていきます。
昔から三日月や十五夜等という言葉が残っているように旧暦では月の満ち欠けを使ってカレンダーにしていたのですね。
新月の日を1日と決めて3日の夜に見えるのが三日月みたいな感じですね。
そうすると夜空に月が見えていればおおよそ今日は何日かってことがわかってしまうので便利だったわけですね。
また、大きなお祭りなどの時にも夜はなるべく月明かりのある頃の方がやりやすいのでその年の年間予定を組むのにも便利なわけです。
今のカレンダーは太陽と地球の位置関係をもとにして季節のずれが少なくなるように作られていますので月の満ち欠けとは全く無関係になってしまうのでわざわざ今日の月齢はいくつだったかなとか調べる必要があるわけですがカレンダーによっては毎日の月の満ち欠けの形まで載せてあるタイプも市販されていますので来年のカレンダーはぜひそんなタイプをひとつご用意ください!

今年は珍しく10月も同じように1日が新月なのでこの日付=月の形の関係は2ヶ月連続で楽しめそうです。
ぜひ夜空に月が見えたなら今日は何日だったのかを思い出して、この機会にそれぞれの日付の時の月の形をしっかりと覚えてみて下さい!

また、1日にはアフリカ方面で金環日食が起こっています。
日本から見れないのは残念ですが、もしかしたら現地からの映像が届くかもしれませんので期待しましょう!!

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☆ 9月 1日(木)~ 今年限定・・夏の小三角の変化にまだまだ注目ですよ!!

夏の代表的な星座のさそり座付近にはここしばらく火星と土星が見えていて、近くにあるさそり座の1等星アンタレスとでできる小さな三角形が目立っています。
8月24日には土星―火星―アンタレスがほぼ一直線に並んで、その後は火星が更に東へと日々少しずつ移動して行ってそれまでと反対向きに出来る小さな三角形の形が次第に変化していく様子はぜひ追いかけて行ってみたいものです。

お天気が良ければ同じレンズで毎回撮影しておくと変化の様子の良い記録となりそうです。
また、カメラが無くても小三角の形とさそり座の目立つ星並びとをいくつか加えてスケッチしておくという手法もお奨めです。
星座早見盤か本のさそり座付近を拡大コピーして、その夜の土星と火星の位置をプロットして記録というのも簡単ですが手軽にできそうですのでお試しください!

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☆ 9月 3日(土) 夕方の空で月齢2の月と金星の大接近!!

先月まではずっと西の低い空であまり目立たなかった金星ですが、3日夕方には月齢2の月と大接近となり見逃せないチャンスとなります。
今回の月と金星の間隔はわずかに1.3度!!と狭いことや月齢2のとても細い月と一緒に並んだ様子は双眼鏡や小型望遠鏡で素晴らしい眺めとなりそうです。

まだ明るさの残っている時間帯だとこんなに細い月はなかなか見つけにくいのですが・・今回はマイナス4等級のとても明るい金星がすぐそばにいるので双眼鏡があればすぐに見つけられそうです。

会津では18時半ぐらいから西のなるべく低い空まで見渡せるような場所で真西からほんの少し南寄りの空を捜してみて下さい!

こんな大接近は1日限りなのでできれば前もって今の時期に金星が見える場所と時間を確かめておくのが良さそうです。
地上の景色で金星の見える方向の近くに目立つものを見つけておくと簡単に捜せますよ!

また、今回はもし地平線付近まで雲などが無ければ双眼鏡でなら月と金星の右斜め下方向にぎりぎり木星も見えるかもしれませんのでこちらも捜してみて下さい!

このような月と金星との接近も1日だけで次の日になると月が東側に移動してしまうのでずっと離れてしまいます。
4日の日にもし晴れていたら月と金星が一晩でどれくらい離れたかもぜひ確かめてみて下さい!

 
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☆ 9月 8日(木) 月と土星、火星が並んで見える!!

8日夕方には南の空で月齢7の月と土星、そして火星が同じような間隔で(火星~土星間の方がちょっと広いけれど)ほぼ一直線に並んだ様子が見られそうです。
それぞれの距離はまるで違っていますが、地球から見た時にこんな風に並んで見えることの偶然をじっくりと見ておきたいものです。
今回の様子は空が暗くなり始めてくる19時前後が見やすいでしょう。

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☆ 9月 9日(金) 上弦&4星の集合 会津そらの会観望会 リオンドール滝沢店

1日前にはほぼ一直線上に並んでいたのが9日夜には夏の小三角の上に上弦の月が加わって4角形を作っている様子が楽しめそうです。
ちょうどそのタイミングで今月の観望会が開催となりますので晴れたら賑やかなさそり座の様子を楽しみながら望遠鏡でそれぞれの様子をさらに詳しく見て行くといった感じで楽しめそうです。
アンタレスと火星の赤さや明るさ比べもまだ興味深いですし、なんと言っても魅惑的な環を持つ土星の姿を見やすい今のうちにしっかりと記憶に焼き付けておいてもらえたらと思っております。
観望会は19時から21時までになる予定です。
雨天や曇天で見れない場合にはツタヤ2階のキッズコーナーで今の季節に見える星のお話などを1時間ほど開催いたしますのでお天気に関係なくお出かけ下さい!

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☆ 9月 10日(土) キャンドルライブ会場 観望会 18時~

このところ毎年恒例となっているキャンドル・ライブが今年は9月10日に開催となります。
 goo.gl/lO0bw8
今回は場所を七日町広場に移して、これまでよりもちょっとコンパクトな会場で行うことになりますので付近はちょっと混雑が予想されています。
観望会の開催時間は18時からでまだちょっと空が明るい時間帯は半月を中心に、空が暗くなってきた頃に火星や土星を望遠鏡でご覧頂く予定です。
こちらの観望会への参加は無料なのでお気軽にお出かけ下さい!

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☆ 9月 15日(木) 中秋の名月!

旧暦8月15日にあたる9月15日は中秋の名月を楽しむ日になります。
普段から忙しい生活を過ごされている方もすっかり秋を感じるこの時期ですので昔の人になった気分で美しい中秋の名月をゆっくりと眺めてみてはいかがでしょう??

会津での月の出は17時ちょっと前ですがまだまだ空が明るい時間帯なので中秋の名月をじっくりと楽しむには19時前後の時間がお奨めとなりそうです。
なお、15日の月齢は14.0で今年の中秋の名月はまだ満月前で少し欠けた状態です。
もし庭などでお月見をされる場合には是非家の明かりを消して月明かりを感じてみて下さい!!

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☆ 9月 17日(土) 満月&未明の半影月食!!

中秋の名月から2日後の夜明け前には満月を迎える月が地球の影に隠される半影月食が起こります。
欠け始めが深夜1時53分、最も深く影の中に入るのが3時54分、そして5時56分に終了となります。
いつもなら半影月食ということなので普段なら食が最も深くなる4時前の頃が狙い目となるはずですが、今回は月の高度が段々と低くなってしまいますので出来れば3時頃から見てみて、月の右上付近が少し薄暗くなっているかどうかを確かめてみて下さい!!
肉眼ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、双眼鏡を使って月を眺めてみると薄暗い部分が比較的わかりやすくなるでしょう。

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☆ 9月 21日(水) 深夜の星食@ヒアデス星団!!

21日の深夜~22日にかけておうし座のヒアデス星団付近を月齢20.3の月が通過していく様子がみられそうです。
注目は明るさ3.7等星のおうし座γ星で会津付近では23時25分頃に月の東側から月に隠されて、0時23分頃に再び月の夜の部分から姿を見せるようです。
明るい月のそばでの現象なのでなるべく双眼鏡が、もし可能ならば望遠鏡での観察がお奨めです。

今回はヒアデス星団の中を月が通過して行くような現象なので夜明け頃までの間で周囲に見える小さな星たちとの位置関係が次第に変わっていく様子もまた楽しめそうです。

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☆ 9月 23日(金) 18時56分 下弦の月!

 今月は23日の夕方に下弦となるようです。
 でもその時間帯にはまだ月は見れませんのでその前の22日か23日の夜明け前、ちょっと早起きしてほぼ半分の形になっている月の姿をぜひご覧ください!

 双眼鏡や小型望遠鏡でも大きなクレーターの見え方などが同じ半月でも上弦の月の時とずいぶん違っている様子もこの機会に確かめてみてください!

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☆ 9月 29日(木) 未明の空での月と水星の接近!!

29日に西方最大離隔を迎える水星が夜明け前の空で月齢27.4の細くなった月と6度くらいまで接近する様子が見られそうです。

今月22日頃から夜明け前の空で比較的見やすくなってきている水星はほぼ真東の空でしし座のおなかの下付近に4時半頃には見え始めています。
なるべく東の地平線付近まで見渡せるような場所で双眼鏡で捜してみて下さい!!
今回の水星は夜明け前の高度が今年では最も高くなるチャンスですのでこの機会に早起きしてぜひ見てみて下さい!
水星はこのあと10月6日頃まで見やすい状態(水星としては)が続きますのでお天気の良さそうな日に何度か見てみて下さい!!

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「宇宙をあそぼう!」終了しました。

7月18日、會津稽古堂において今年の夏イベントが終了しました。

「HAYABUSA2 RETURN TO THE UNIVERSE リュウグウ版」上映前に、お客様方へ「スクリーンに近い前方が見やすいですよ」と呼びかけたところ、席を離れ多目的ホール前方の床面に移動され、体育座りでご覧になった親子さんがいらっしゃいました!
次から敷物を準備しようか? 折りたたみの可動席を少し設置しようか?
もっともっと色々想定し、何ができるか考えなくてはと思った6年目の夏となりました。
仲間のお店提供で機材を持ち込み、Blu-rayのソフトをフルハイビジョンのプロジェクターで映写したので、画質は本当に素晴らしいものでした。次は音響も良いものにできたら。。
一つ終わって、また次のイベントへ。夢をつなげて2020年まで。
東京オリンピックが何か? いえ、「はやぶさ2」の帰還の年です!!!

望遠鏡のしくみ
望遠鏡村
マイ望遠鏡を覗く女の子
望遠鏡男子

昨年の会津大でのイベントに引き続き、工作は「組み立て天体望遠鏡」を行いました。
応募が大変多く、今回出来なかった皆さんには大変申し訳なかったですが、必ず次の機会を作るので、またのご参加をお待ちしています。
嬉しかったことが沢山ありました。
天体観望会によくいらしていただけるお子さんが、お父さんと一緒に参加してくれたこと!
高校生の男の子たちが、友達同士で参加してくれたこと!
星や宇宙が好きだという子供さんが、沢山いるとわかったこと!!!
私達は皆さんから、これからも活動を続けて行く燃料をもらいましたよ!

160718平田先生講演
160718講演風景

講演は、会津大学先端情報科学研究センター宇宙情報科学クラスター上級准教授の平田成先生。
カジュアルな服装で大きなバッグにパソコンを入れて現れた先生は、大学の先生とは一見してわからない気さくな雰囲気でしたが、流石に講演となるととてもわかりやすく、月の画像や探査機などのイラストを映しながら、わかりやすくお話してくださいました。
「月や惑星を観測・探査した機は、月が12機に対し、火星には9機も行っている!近い割に少ない?
 日本の月探査衛星「かぐや」は、上空から特定の岩石・鉱物を、色で見分けて調べた。
 赤外線の色も調べることが出来、色の種類も約300種類も区別できる!
 データ解析は続行中。見直してみると新しい発見がある。」
そもそも月は、地球の大きさに対し、他の惑星の衛星と比べて大きい。他人説、兄弟説、親子説、衝突説等あるが、どれも、組成、温度・熱源、大きさの説明を全て満足に満たすものではないということで、びっくりしました。
まだまだ解らないことがあるのですね。
「かぐや」を月面の落下させたのはあのあたりと聞き、本当だ、実際のことなんだと思えて、38万km向こうの遠いはずの月が、少し近く感じました。

質問では、10年後に生命が地球に生まれた理由や、地球以外の星にシンプルな生命が存在できる星=系外惑星が見つかって、探査機を送り込む計画も出来てくるかも?という問いかけに対し、先生は、技術の進歩は惑星探査より速いとおっしゃいました。
「はやぶさ」が帰ってきて、「はやぶさ2」も旅立った。「あかつき」は金星を周回し始めた。
次は何だろう?? まだまだ、お楽しみはこれからですね!

今回もご協賛くださいました、株式会社リオン・ドールコーポレーション様、みとみ学園様。
活動にご理解を賜り、度々のご支援に心より感謝申し上げます。
子供さんたちが夢をひろげる機会持てるよう、今後ともよろしくお願いいたします。

Special Thanks:
天体望遠鏡工作のお手伝いをしてくださったHさん。普段の天体観望会でもよくお世話になっていますが、今回は手伝い以上、先生役。本当にありがとうございました。
はやぶさ2塩原モデルのご両親・Aさん夫妻。ミネルバを帽子に仕立てたものをお持ちくださいました。
映画を観たお子さんが「これ、ミネルバだ!」と言ったそう。夜なべ製作なのに完成度の高さでミネルバの知名度アップに貢献!愛情溢れる展示品をご持参くださりありがとうございました。

メンバーの一人で現在闘病中のUさんと奥さんが来場しイベントに参加してくれたのは最高でした。
「88232折鶴プロジェクト」マネージャである彼は、宇宙に詳しく、入退院の合間でさえ活動のアイディアをメールしてくれるなど刺激を与えてくれる存在ですが、今回も新たな夢を携えて来て私達に熱を置いていってくれました。
ありがとう!これからも一緒に夢を追いかけましょう。これからもよろしくお願いします!

(C)


《 2016年 8月 の 星空 》

星空案内の前に。
先月18日の当会イベント「宇宙をあそぼう!」は無事終了しました。
ご来場いただいた皆様、ご講演くださった平田 成先生、ご協力くださった會津稽古堂はじめ市職員様、ありがとうございました。
株式会社リオン・ドール コーポレーション様、みとみ学園様、ご協賛ありがとうございました!
ご報告は追ってさせていただきます。

ひとつ急ぎのご案内です!
8月4日の神明神社祭礼時にレオクラブガーデンスクエア3階にて会津そらの会のブースを出展、工作教室や夏の流星群の案内などを行い、星の村天文台からお預かりした今年の天文現象カレンダーや、郡山市ふれあい科学館、福島市こむこむのパンフも配布します。
お祭りにお出かけの際はお立ち寄りくださいね!

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201608chart
画像提供 アストロアーツ www.astroarts.co.jp

長く続いた梅雨の時期もようやく明けて今年もいよいよ夏本番を迎えることができました!!
夏バテや熱中症に気を付けて素敵な夏をお過ごしください!
そして梅雨明けとなれば夏の星空を満喫したいところですね!
この時期には毎年恒例のスター・ウィークが8月1日~7日までありますので普段あまり星空を見上げることの少ないお友達にも教えてあげて下さい!

今年のスター・ウィークのキャッチコピーは「夜空のわくわくをキミと」になったそうです。
ぜひこちらのページも夏の星空を楽しむための参考に活用してみて下さい!
http://www.starweek.jp

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また、普段は街中で生活しているとなかなか満天の星空を体験する機会は少ないでしょうから、この夏には家族そろって星のきれいな場所に出かけてみるのも良いですね!
今月ももうすぐやって来る流星群や惑星同士の接近など様々な天文現象がありますので、カレンダーにチェックをしてたくさんの思い出を作ってみて下さい!

8月の月は以下のようになっています。
新月: 3日
上弦:11日
満月:18日
下弦:25日

月明かりの無い夜が天の川や流れ星を楽しむのに適していますので目安にしてみて下さい!

夏の代表的な星座であるさそり座付近には赤っぽい色で輝く火星と落ち着いたクリーム色っぽい色の土星が見えています。
火星は今年5月末には地球におよそ7千5百万km程まで接近しましたが、その後は地球が火星を追い抜いていく形で8月初めにはおよそ1億840万km、そして8月末には1億3千3百万kmとここ数ヶ月でだいぶ遠ざかっています。
それに伴って火星の明るさも少しずつ下がっていますが今月半ば過ぎにはさそり座のアンタレスに久しぶりに接近するという珍しい様子も眺められそうです。

さそり座の一等星アンタレスはその名前の由来がアンチ・アーレス(火星に対抗するもの)からとプラネタリウムでの解説で時々聞いたりしますが、実際にそばで赤い色合いや明るさを競い合っている様子を見る機会はなかなかありませんのでこの夏にやってくるチャンスをぜひ見逃さないようにしっかりと眺めてみて下さい!
日毎に接近して行く様子もなかなか楽しめそうです!

例年の夏には、南の空を見た時さそり座のS字にくねった姿と明るい一等星が目につくところが、今年は一等星に加えて二つの明るい惑星で構成される右に向いた二等辺三角形が目立っています。
左下の星=さそり座の一等星アンタレス、左上=土星、右の星=火星がつくる今年限定の夏の小三角もそれに合わせて形が変化していくので、晴れた時にぜひそんな様子も確かめてみて下さい!

そして火星の近くに見えている土星もこれからしばらくの間見やすい時期を迎えます。
その土星ですが、今年から来年にかけて約15年ぶりに土星の環が大きく開いた珍しい姿を見ることができます。
毎月開いている会津そらの会の観望会、または滝根町・星の村天文台等の大きな望遠鏡でぜひ本物の姿を皆さん自身の眼で確かめてみて下さい!

今月の会津そらの会の観望会は8月19日(金)19時からリオンドール滝沢店駐車場にて予定しております。
参加は無料なのでお気軽にお子さんと一緒にご参加ください!
facebook会津そらの会のページにも先月の様子が載っていますので、どんな感じで開催しているかをご覧になってみて下さい!
https://www.facebook.com/aizusora/
今回は少し遠ざかってきた火星や人気の土星を中心に望遠鏡を使って観察する予定です。

観望会では大きな望遠鏡はもちろん、双眼鏡や小型望遠鏡なども準備してそれぞれの見え方の違いなども比べてみる予定です。
先月開催された会津そらの会での夏イベント「宇宙をあそぼう!」の組み立て天体望遠鏡教室に参加された方には、自分の望遠鏡と三脚を持っての参加も歓迎です!
実際に望遠鏡を使っての使い方や星を見つける時のポイント等のアドバイスも行いますよ!
使い方に慣れてきたら自分で月や惑星だけでなく見やすい二重星や星団などを観察してみるのも楽しそうです。
参加の際には小さなLEDペンライトとスケッチブックかノート、筆記用具などを準備されると実際に観察した様子などを忘れないうちに記録できますのでぜひご用意ください!

もし万が一星が見えないお天気の場合には2階キッズコーナーにてこの夏注目となる星空の話題などのお話し会を開催予定です。
今年は珍しくお天気に恵まれて4月から7月まで連続4回で観望会を開催できています。
8月も晴天に恵まれると良いですね!

そして忘れていけないのが大西卓哉宇宙飛行士が搭乗中の国際宇宙ステーションですね。
会津からの予報は以下のサイトから確認できますので時々チェックしてみて下さい!
http://goo.gl/C4osxD

予報の中で黄色の日時が見やすい条件なので、予め自宅付近で見やすい場所を選んで、さらにその場所での方角を確かめておいて捜してみて下さい!
条件が良ければ木星くらいの明るさになるので肉眼でも十分に見ることができます。
もし見れたらこちらにもぜひ様子などを書き込んでみて下さい!

毎月恒例の会津での8月の日の出、日の入り時刻を7月初めと比べてみると以下のようになりました。
  ——————————————-
 月   日   日の出        日の入り
7月  1日  4時 20分    19時  8分 
8月  1日  4時 42分    18時 51分 
8月 31日  5時  7分    18時 13分 
   ——————————————-
つい先日まで日暮れの時間もずいぶん遅いなあと感じていましたが、8月に入ってからは少しずつですが暗くなる時間も早くなってきます。
上の表でも8月後半になると意外と違いが大きいことがわかると思います。
空が早く暗くなると仕事帰りなどにも星空を見る機会も増えますので楽しみですね。

それではそろそろ2016年8月の主な天文現象を見ていきましょう!!

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☆ 8月 1日(月)~ 今年限定・・夏の小三角の変化に注目!!

夏の代表的な星座のさそり座付近にはここしばらく火星と土星が見えていて、近くにあるさそり座の1等星アンタレスとでできる小さな三角形が目立っています。
夏の大三角に対して、こちらは今年限りの小さな三角形なんですが・・8月は見かけ上の火星の動きが早まる関係でこの三角形の形が意外なほどに変化していく様子を見ることができます。
お天気が良ければ同じレンズで毎回撮影しておくと変化の様子の良い記録となりそうです。
また、カメラが無くても小三角の形とさそり座の目立つ星並びとをいくつか加えてスケッチしておくという手法もお奨めです。
星座早見盤か本のさそり座付近を拡大コピーして、その夜の土星と火星の位置をプロットして記録というのも簡単ですが手軽にできそうですのでお試しください!

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☆ 8月 3日(水) 新月=天の川を見るチャンス!

新月と言えば月と太陽がほぼ同じ方向にあるので月は一晩中見ることは出来ません。
でも、そんな新月前後は天の川を見るには絶好のチャンスとなります。
新月の後でも数日間は早目に月が沈むので、その頃の時間帯を狙ってお天気の良さそうな夜に街明りの少ない場所へ出かけてみましょう!
会津でのこの時期ですと20時半ぐらいになれば夜空もすっかり暗くなるのでそのくらいの時間帯が見やすそうです。
最初はちょっとわかりにくいかもしれませんが、余計な光を消して眼が暗さに慣れてくると・・南の低い空にあるいて座付近から夏の大三角付近を通りカシオペア座方面へと流れる雄大で、そして淡く美しい天の川が夜空に浮かび上がって見えてきます。
最近は街明りの影響も広がっているので意外と本物の天の川を見たことが無いという方も多いようですのでぜひともこの機会に見れますように!!
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☆ 8月 4日(木) 夕方の空に、月齢1.6の月を捜そう! 一緒に水星&金星も!!

3日に新月を迎えたばかりですが、早くも4日夕方には月齢1.6のかなり細い月が西空の低空に見えるかもしれません。
狙い目の時間帯は19時前後。
実は先月末くらいからはまだまだ低い空ですが水星と金星が見えていて、4日になると細い月も加わって集まっている様子が見られそうです。
19時頃ですと西の低い空には肉眼でも木星が見えているでしょうから、そこから右下付近を双眼鏡で捜せば金星が、そして少し離れて水星も見つかるでしょう。
この日の月の位置は水星と金星の中間くらいで、金星から斜め左下方向に4度くらい離れて低い空にあります。
19時くらいだとまだ夕空の明るさが残っている時間帯なので月を見つけたり金星や水星を見つけるには双眼鏡が必要でしょう!

水星は今月17日に太陽から最も離れて見える東方最大離隔を迎えるのですが、夏場の夕方では比較的黄道が地平線に対して寝ているので意外と今月前半の早い頃の方が見やすいようです。
お天気の良さそうな日の夕方には双眼鏡を使って水星や金星を捜してみて下さい!!
1度でも自分の見ている場所で見つけられれば、次回からは地上の景色を目印にしてずっと簡単に見つけることが出来ますよ!

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☆ 8月 6日(土) 木星と月が並んで見える!!

6日夕方には西の低い空で木星と月齢3.6の細い月が3度くらいまで近づく様子が見られそうです。
まだちょっと細い月と明るい木星が並んだ様子は肉眼でも楽しめそうなのでお天気が良さそうでしたらぜひ眺めてみて下さい!
時間は19時頃から19時半ぐらいまでがお奨めとなりそうです。
両者の間隔は3度くらいまで接近しているので一般的な双眼鏡なら一緒に見ることができるのでお持ちの方はぜひご覧になってみて下さい!
双眼鏡は意外と手振れの影響も大きいのでカメラ三脚に取り付けるか、もしくは適当な台に腕を載せた状態で眺めるとずっと見やすくなりますのでお試しください!
また、もし翌日の夕方にも月と木星を見ることが出来たら一晩で木星と月がどれくらい離れるのかもぜひ確かめてみて下さい!!

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☆ 8月 9日(火) 伝統的 七夕を楽しもう!!

8月になって七夕??もしかして月遅れの仙台市の七夕の事なのかな?って思う方も多いと思いますが江戸時代の頃に行われてきた七夕は本来ですと旧暦の7月7日でした。
今年のカレンダーで確認すると七夕となる日は8月9日になるようです。
この日の夕方には旧暦のカレンダー通りに7日月が見えていて地方によっては天の川を渡る渡し船にも見立てていたそうです。
ちょっと時期外れとは思わないでせっかくなのでこの機会に短冊に願い事を書いて飾ってみてはいかがでしょうか?
夜、晴れたら夏の大三角を捜してみて下さい!
街明りの少ない場所でなら月が西に低くなれば天の川も次第に見えて来るでしょう。
織姫星になっていること座のベガは0等級で他の1等星よりも明るく目立ちます。
ベガまでは25光年ほどの距離があるので今見えている光は25年前にベガから出た光なんですよね。
そんなことを思いながらゆっくりと夜空を見上げてみて下さい!

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☆ 8月 12日(金) 夏の風物詩 ペルセウス座流星群がピーク! & 月と土星の接近

毎年たくさんの流れ星を見せてくれるペルセウス座流星群・・今年のピーク予想は日本時間で12日夜21時頃とされています。
ですので一番の狙い目は12日の深夜から13日未明にかけてとなりそうです。
今年は11日が上弦の月でしたが、これくらいの月なら時間が遅くなるにつれて次第に西の低い空に移動して行くので流星群の数が増えてくる夜半~未明にかけては殆ど月明かりの影響が無い状態で楽しめそうです!!

お天気さえ良ければ夜中過ぎには1時間に50個くらいの出現が見込まれています。
※但しこの数字は天の川が肉眼ではっきり見えるくらいの星のきれいな場所で眺めていた場合です。街中ではその数分の1に減ってしまうのでご注意を!

流星群には他にもふたご座流星群のようにペルセウス座流星群に負けないほどの出現数のものもありますがそちらは真冬の装備が必要になりますので比較的楽に眺められるという点でも今回のペルセウス座流星群はお奨めとなります。
それでもちょっと高い山などでは夜中にはちょっと冷え込む場合もあるので念のため防寒用の衣類の準備をしておいた方が安心ですね。

星のきれいな場所に出かけられたら安全な場所に寝転んでゆったりとした気分でたくさんの流れ星を楽しんでみて下さい!
また、もし12日夜にお天気が悪かったとしても諦めないで数日間は粘ってみて下さいね!

そして今年も国立天文台企画「夏の夜、流れ星を数えよう 2016」キャンペーンが開催となります。
http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/201608-perseids/index.html

ペルセウス座流星群が活発に活動するこの時期に全国の方から実際に流れ星を見た数の報告を受け付けて、今年の流星群がどれくらいの出現を見せてくれたのかを集計しようという企画です。
予めこちらのサイトからどんな内容なのかを確かめて準備をしておいてください!!
たくさんの報告、お待ちしております!!

また、12日夜には月と土星が3度程まで接近した様子も見られます。
こちらは流星群の前に空が暗くなった頃にぜひご覧になってみて下さい!!
双眼鏡では環はわかりませんが土星の特有の色が見やすくなるので確かめてみて下さい!

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☆ 8月 18日(木) 満月!

今月18日には満月を迎えます。
更に、今回の満月になる時刻を調べてみると・・うまい具合に18時27分ということなので夕方頃には「ほぼ満月」の状態で眺めることが出来そうです。
会津での月の出時刻は18時17分なので月の昇って来る東南東の方角で低い空まで見渡せる場所で満月が昇ってくる様子を眺めてみたいものです。

ところで、今回の満月では地球の影のぎりぎり上のところを月が通過して行くような位置にあるので惜しくも月食にならないようです。
ですが、1ヶ月後の9月17日には今年2回目の半影月食が起こるので今から楽しみです。

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☆ 8月 19日(金) 火星&土星を見てみよう!! 会津そらの会 観望会!!

19日夜には毎月恒例となっている会津そらの会の観望会を開催いたします。
いつもは月が見やすい週を選んでいますが、今月はお盆の時期と重なっていることから1週遅らせてあります。
この日は満月の翌日なので月が昇ってくるのは19時頃になってからのようです。

ですので19時頃から南の空で見えている火星と土星を中心に望遠鏡で見てみたいと思います。
他には街中からも見つけやすい夏の星座探しなども行う予定です。

また、この日は海王星が月の後ろに隠される海王星食もあります。
20時ちょっと前には月の後ろから再び姿を現します。
この頃に望遠鏡で月を見ると月の右横に海王星が見えるかもしれませんので楽しみです。

他にも、望遠鏡は持っているけれど・・使い方が良くわからないという方はぜひ望遠鏡持参で参加してみて下さい!!
使い方のアドバイスも行いますよ!

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☆ 8月 24日(水) 火星とアンタレスが最接近!!

今月に入ってから、火星と土星、そしてさそり座の1等星アンタレスで作る今年限定の小三角が徐々に小さくなって、24日には火星とアンタレスが1.8度くらいまで接近する様子が見られそうです。
火星も赤っぽく見えていますし、アンタレスも赤色巨星でやはり赤っぽい色が特徴です。
アンタレスの名前の由来が「アンチ・アーレス」から来ていることは夏場にプラネタリウムへ行くと時々説明があります。
「アーレス」または『アレス』は火星の意味があってアンチ・アーレスとなると火星の敵とか火星に対抗するものの意味になるそうです。
そばで輝く2つの星がお互いに明るさと赤さを競い合っているという様子はぜひこの機会に眺めてみたいものです。
火星は2年2カ月ごとに地球に接近しますが、今回ほど火星とアンタレスが接近して眺められるチャンスはなかなか無さそうなのでぜひ実際に見てみたいものです。
双眼鏡をお持ちでしたら肉眼よりも赤っぽい色がわかりやすくなるのでぜひ向けてみて下さい!

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☆ 8月 25日(木) 下弦の月!

 今回は25日の昼過ぎに下弦となるようです。
 朝、ちょっと早起きしてほぼ半分の形になっている月の姿をぜひご覧ください!
 双眼鏡や小型望遠鏡で眺めてみると上弦の月との違いも分かりやすいですね。

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☆ 8月 27日(土)~28日(日) 夕方の空で大接近となる木星と金星!

夕方の西空でなかなか高くなって来ない金星ですが27日から28日にかけて木星に大接近となる様子が見られそうです。
お天気が良ければ、その数日前から見ておきたいところですが、1日毎に接近して行く様子はかなり楽しめそうです。
実際には28日の朝7時半頃にはほぼ真東の低空で月の見かけの大きさの1/10くらいまでの超接近となりますが、空が既に明るくなっているのでその様子を見るのには望遠鏡が必要になりそうです。
28日夕方には少し離れますが、それでも両者の間隔は月の直径分ほどの距離なのでこの頃でも十分に見応えがありそうです。
これ以降、木星は日毎に早く沈むようになってこの後しばらくは見れない状態になりますのでチャンスがあれば離れて行く様子も数日間は追いかけたいところです。

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