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《 2017年 6月の 星空案内 》

今月の星空のアップが遅れてしまいましたが、その間に今年とうとう関東まで梅雨入りしたようです。
2日の天体観望会はFacebookとTwitterにてご案内しておりましたが、雷雨のため4年目にして初の中止とさせていただきました。
次は7月7日(金)の予定!一般的な七夕の日になります。覚えておいて、是非ご来場くださいね。

毎年やって来るとはいうものの・・星が好きな人にとってはこの時期は普通の人よりも憂鬱に感じてしまうのは仕方ありませんね。
とはいっても6月に入ってすぐに梅雨入りというわけではなく地域によって梅雨入りの時期はだいぶ違っています。
沖縄や奄美地方では今年は5月13日頃に既に梅雨入りになっているそうです。
こちらの東北地方南部の梅雨入りは平年だと6月12日前後で昨年も13日頃だったようです。
ですので、その前にお天気の良さそうな夜があったらなるべくじっくりと星空を眺めておいて充電しておきたいところです。
また、梅雨半ばになって星空が恋しくなってきたときにはプラネタリウムへ出かけるのも良さそうです。
そんな時にはゆったりと静かな解説で星空を眺められる番組がお奨めですね。
それと忘れていけないのが滅多に来ない梅雨の晴れ間ですね!
しとしとと雨が長く続くと悪いことばかりだけでなく空気中の塵などが少なくなるおかげで空の透明度が全然違ってきます。
久しぶりに見れたという嬉しい気持ち的な印象に加えて、夜空の透明度が良かったりするといつもよりもだいぶ星が明るく感じたり、小さな星も見やすかったり・・梅雨の晴れ間の美しい星空はとっても素敵ですので今年は皆さんもぜひそんな星空を体験してみて下さい!
運良くそんな星空に出会えたらぜひ双眼鏡でも星空を眺めてみて下さい!!
星空の美しさが肉眼よりもいっそう感じられるはずですので!!

そして今月は15日に土星が衝を迎えます。
ですのでこれから数か月間は土星が見やすい時期を迎えます。
今月はまだ東の空から昇って来る時間がちょっと遅くて、月初めだと21時でもまだ土星の高度は10度くらいとまだ低いので来月以降の観望会ではお天気さえ良ければあの神秘的なリングを持った土星の姿も望遠鏡で見て頂けそうです。
ところで、今月21日には夏至を迎えますが・・実は土星は先月25日に夏至を迎えたばかりでした。
土星が夏至??ってなんだか意味が分からないという方もあるかもしれませんが・・地球が太陽の周りを約23.4度傾いて太陽の周りを1年かかって公転しているように土星も軌道面に対して約25.3度傾いたまま太陽の周りを約30年程(地球時間で)かかって回っています。
その為、このところしばらくは地球の夏至と同じように土星の北半球側が太陽に対して最も傾いた状態になっているわけですね!
ということは地球から見た時の土星のリングもまた同じように大きく傾いた状態で見ることが出来るまたとないチャンスです。
どれくらいの傾きで見えるのかはぜひ観望会等で確かめてみて下さいね!! 

毎月恒例の会津そらの会での観望会は月の見やすい週ということで今月は2日(金)19時半頃からいつものリオンドールで開催予定です。
今回は上弦の翌日なので欠け際のクレーターが特に見やすい月とまだ見やすい位置にある木星を中心に望遠で見て頂く予定です。
参加無料ですのでお気軽にお越しください!
そういえばこのところあまり話題になっていませんでしたがあの小惑星探査機はやぶさ2が「小惑星リュウグウ」に到着予定まであと1年程となりました。
現在のはやぶさ2は夕方の西の空でかに座の方向にあって「小惑星リュウグウ」へ向かって運行中です。
(下記画像は観望会のある6月2日20時の位置になります)

星図20170602_2000b

はやぶさ2の情報も下記サイトで時々チェックしてみて下さい!

はやぶさ2プロジェクトサイト
http://www.hayabusa2.jaxa.jp/

また、JAXAでは、誰も見たことが無い「小惑星リュウグウ」の姿を想像した絵を皆さんから募集する企画もあるそうなので今から想像力をめいっぱい働かせて考えておいてくださいね!

6月の月の満ち欠けは以下のようになっています。
  1日(木) : 上弦
  9日(金) : 満月
 17日(土) : 下弦
 24日(土) : 新月

月明かりの無い夜が天の川や流れ星を楽しむのに適していますので目安にしてみて下さい!

また、毎月恒例の会津での6月の日の出、日の入り時刻を5月初めと比べてみました。
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     月   日    日の出        日の入り     
     5月  1日  4時 43分    18時 33分 
     6月  1日  4時 18分    18時 58分 
     6月 30日  4時 20分    19時 08分 
   —————————————————–

21日が夏至ですのでこの時期はホントに夜の時間が短いですね!
暑い夏本番はまだまだこれからですが、夏至を過ぎると少しずつ昼の時間が短くなっていきます。
そうした変化も日々感じていたいですね!
せっかくなので梅雨前に夜明け前の金星も見ておきたいところです。
夜明けが早くなってきているので3時頃に起きて見るのが良さそうですので是非ご覧ください!

それではそろそろ2017年6月の主な天文現象を見ていきましょう!!

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☆ 6月 1日(木) 上弦の月!!

6月初日、21時42分には上弦の月を迎えます。
普段はなかなかこんな風にちょうど真横から太陽の光が当たっている様子は見れないことが多いのでぜひ双眼鏡や望遠鏡などでもぜひこの時間に合わせて眺めてみて下さい!!
双眼鏡でも手振れが目立たないように手すりなどを支えにしてピントを月面にきちんと合わせると欠け際の大きなクレーターの様子なども意外と見えますのでお試しください!

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☆ 6月 2日(金) 第3回 会津そらの会 観望会

2日夜には恒例となっております会津そらの会の観望会を19時30分から開催予定です!
場所はこれまでと同じリオンドール滝沢店の駐車場北側の一角をお借りして行う予定です。
今月は1日が上弦の月でしたので、2日夜には月齢7.6と半月を過ぎたばかりですから欠け際のクレーターが特に見やすい時期になります。
月の地形は何十億年も前から大きな変化は起こっていないとされていますが、月齢によって見える印象はずいぶんと変わります。
ぜひ迫力ある月面の様子を皆さんの眼で確かめてみて下さい!
また、空が暗くなる前に1番星となって見えている木星もまだまだ見やすい時期ですので望遠鏡で表面の縞模様や4個のガリレオ衛星なども観察できそうです。

会津そらの会の観望会では望遠鏡で実際に星を見たりだけでなく星や宇宙に関する疑問や質問、星の写真を撮影してみたい方等様々対応したいと思いますのでお気軽にご参加ください!

観望会へは参加無料ですが安全の為、小さなお子さんは必ず大人の方と一緒にお越しください!
また、出かける際には小型のペンライトがあると便利です!
星座早見盤などを夜に使う場合には赤いセロファンを適当なサイズに切ってペンライトの前に巻き付けて輪ゴムで留めれば眼への眩しさなども軽減されて便利なのでぜひご準備ください!
日中は比較的過ごしやすい時期ですが、夜になって風があるとちょっと肌寒く感じることもありますので念のため上着等も準備をしてお出かけ下さい!!
万が一お天気が悪い場合には2階ツタヤ店左奥のキッズコーナーにて星のお話し会を開催予定です。

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☆ 6月 3日(土)~ 明けの明星の金星が西方最大離隔 早起きして見てみよう!!

夜明け前の東の空で見やすくなってきている金星は6月3日に地球から見た時に、太陽から西側に最も離れて見える西方最大離隔を迎えます。
その時の角度は約46度程になります。
星図20170603_0300

金星の軌道は地球よりも内側なので見かけ上はこの最大離隔以上には離れて見えることはないので真夜中などには金星を眼にすることはできません。
このあと金星は地球から徐々に離れていきますが、今年11月初め頃までは明け方の空で楽しむことが出来そうです。
梅雨に入ってしまうと夜明け前のビーナスとも呼ばれる美しい様子をしばらく見れなくなってしまうかもしれませんので今のうちにぜひ3時前に早起きしてご覧ください!

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☆ 6月 4日(日) 南の空で月と木星が接近!

4日夜、空が暗くなってきた20時頃には南の空で月齢9.6の月と木星が並んだ様子が見られそうです。
その間隔は約5.3度くらいなので双眼鏡でも一緒に眺めることが出来そうです。
まだちょっと明るさの残っている時間帯にもちょっと双眼鏡で見てみると普段とちょっと違った印象の様子が見られそうですので時間を置いて何度か眺めてみて下さい!
1時間ほどたてば両者の間隔が次第に離れていく様子も確認できそうですので!

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☆ 6月 9日(金) 今年最少の満月!

9日夜には満月を迎えますが、この日の満月は今年の満月では見かけの大きさが最少となるようです。
月は地球の周りを約1ヶ月かかって1周していますが、その軌道は少し楕円になっているので満月の度に地球と月の距離は多少変化しています。
本に良く載っている地球から月までの距離は約384,400kmですが、6月の満月の時にはなんと約406,400km程と2万kmも離れていることになります。
月の直径が約3,500kmということを考えると意外と遠くに離れていることになります。
そんな訳で見かけの大きさも小さくなって今年最少の満月になるようです。
ちょうど満月を迎えるのは22時10分頃になるのでその頃に月面の全体の様子を撮影しておくと良い記録になりそうです。
ちなみに今年最大の満月(いわゆるスーパームーン)は12月4日にあるようです。
是非ともこの時の満月と大きさ比べをしてみたいですね!

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☆ 6月 9日(金)~10日(土) 月と土星の接近!

今月9日と10日の夜には月と土星の接近した様子が眺められそうです。
今回の接近ではどちらも両者との間隔が6度ちょっとと双眼鏡でも何とか一緒に見られるくらいですが、一晩おいて月との位置関係が大きく変わってしまうということを確かめる良い機会なので2晩とも見ておきたいものです。
21時頃に南東の空に見えている頃が見るのにはお奨めですね。
時期的にはまだ梅雨入り前なので見れますように!!

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☆ 6月 15日(木) 土星が衝を迎えて見やすい時期を迎える!

夜中から明け方に見えていた土星が6月15日に衝を迎えます。
これからしばらくの間、土星の姿を眺めるチャンスが到来です!
さらに今年は約30年ぶりに土星の北半球が地球側に大きく傾いた状態を見ることが出来るチャンスです!!
まだ望遠鏡で本物の土星の姿を見たことが無い方も、そしてこれまで何度か見たことがある方にとってもまたとないチャンスになりそうです。
土星のリングは望遠鏡の性能が良ければ30倍くらいからでも確認することは出来ますが、やはりこの滅多にないチャンスなのでなるべく大きな望遠鏡で見ておきたいものです。
7月以降の会津そらの会での観望会でもお天気さえ良ければ見て頂くことが出来ますのでぜひお出かけ下さい! 

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☆ 6月 17日(土)下弦の月!

17日には下弦の月を迎えます。
実際に下弦になるのは17日の20時半頃なので見るとすれば日付が変わって18日の2時頃が良さそうです。
この頃だと東南東のまだちょっと低い空ですが、この頃の様子が地上の景色と相まって意外と良い雰囲気で見えることが多いので。
時期的には梅雨入りになってしまっているのですが・・何とか見れると良いですね!

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☆ 6月 21日(水) 明け方の空で細い月と金星が接近! & 夏至! 

21日の夜明け前には月齢26の細くなった月と明けの明星の金星が3.6度まで接近した様子が見られそうです。
この日はちょうど夏至に当たるので夜明けも早いことからできれば3時前に起きて東の空を見てみて下さい!
お天気さえ良ければ、低い空で寄り添ったような美しい景色が肉眼ではもちろん、双眼鏡では更に迫力も加わって見られるはずです。
ちょっと北寄りにはおうし座の散開星団すばるもみえているのでこちらも双眼鏡で見ておきたいですね!
梅雨の季節ですがせっかくのチャンスなので明け方だけでも晴れて欲しいものですね!!

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☆ 6月 26日(月) 夕方の空に細い月が見えて来る!!

24日に新月を迎えた月が26日夕方になって西の低い空に見えて来るようです。
26日は旧暦だと3日なのでこの日の月は三日月ということになりますが、本当の三日月って皆さんが思っているよりも意外と細い形なんですね!
この時の月齢は2.4ですがこちらも見れると良いですね!
19時半ごろから捜してみて下さい!

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2015年 4月の星空

《 2015年 4月 の 星空 》  

長かった冬の時期もようやく過ぎて、本格的な春の季節を迎えました。
春になり、過ごしやすい季節を迎えて私たちの身近な場所でも様々な草花や虫たちも活動を始めていますが、夜空の方もすっかり春の星座が見頃となっています。
去りゆく冬の星座たちの沈んでいく様子を見送りながら、穏やかな春の夜空を楽しんで頂ければと思います。
時にはちょっと寒さが戻る時期もあるかと思いますので上着などを準備しておいて夕方の帰り道や帰宅後のちょっとした合間に夜空を見上げて星空の移り変わりを確かめてみて下さい!!
夕空では宵の明星の金星と木星が一番星と2番星となって競い合っているような様子も見えています。
どちらが先に見つけられるかぜひお試しください!
また、4月4日に今年最大の天文現象である皆既月食もありますので今からとても楽しみですね!

 
会津での4月の日の出、日の入り時刻を3月と比べてみると以下のようになりました。  
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 月   日   日の出      日の入り       昼の長さ      夜の長さ
3月  1日  6時10分    17時36分    11時間26分   12時間34分
4月  1日  5時25分    18時 5分      ??        ??
4月 30日  4時45分    18時31分      ??        ??
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こうして見てみると日暮れの時間もずいぶんと遅くなってきていますね。
お時間がありましたら4月になってからの昼の時間と夜の時間も計算してみて下さい!

それではそろそろ2015年4月の主な天文現象を見ていきましょう!!
今月もたくさんの見逃せない天文現象がありますのでこちらの情報をいつも見れるカレンダーや手帳等に書き込んでお見逃し無いように!!

starchart

画像提供 アストロアーツ http://astroarts.co.jp

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☆ 4月 4日(土) 夕方からの満月が皆既月食になる!!

皆既月食というと昨年10月にあったことを思い出される方も多いと思います。
あれから半年後にまたあるの??って聞かれることも多いのですが・・日本から今回のように見やすい皆既月食というのは次回はなんと3年後の2018年1月末になってしまうようです。
このように毎年見られるわけではないので・・今回は幸いにも土曜日の夕方ということなので前日からお天気予報等をチェックして場合によってはちょっと遠出をしてでも見ておきたいところです。

気になる月食の見られる時間ですが今回は次のような予報が出ています。
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                     地平線からの月の高さ(会津)
 半影月食開始 午後 6時頃        1度
 部分月食開始 午後 7時15分頃    14度
☆皆既月食開始 午後 8時54分頃    31度
☆皆既月食終了 午後 9時 6分頃    33度
 部分月食終了 午後10時45分頃    44度
 半影月食終了 午前 0時頃       46度
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会津では月の出が午後5時52分なので月が山から昇って見えてくる頃には既に地球の薄い影に入り始めていることになります。
実際には部分月食が始まる時間帯でも肉眼ではちょっと端の方が薄暗くなっている様子がわかるかもしれませんので午後7時くらいから見始めても良さそうです。
月食の開始から見ようとすると月がまだ空の低い位置にあるので東南東の方角でなるべく低い空まで見渡せるような場所を見つけておくことが大事ですね。
ところで4月4日の皆既月食は上記の予報時間を見てわかるように月が完全に影に入っている時間が約12分程と短いのが特徴です。
さらに皆既月食中の月は赤っぽい色合いになると言われますが・・今回は地球の影の縁の方を横切っていくのでもしかしたら皆既月食になっている間も明るさが部分的に偏った様子が見られるかもしれませんし、その時の月の赤さ具合いや明るさがどのくらいになるのかは毎回違ってくるのでその辺りを実際に確かめてみることも楽しみのひとつになります。

皆既月食で月が地球の影に入って次第に欠けて行く様子は肉眼でも十分に楽しむことができますが、手軽に使える小型双眼鏡などがあるとそうした変化がずっと見やすくなりますのでお奨めですね。
他には家庭用のビデオカメラなどでもピントを無限遠に設定して、月の欠け具合に合わせて明るさをマニュアル調整してあげると・・意外と簡単に撮影することができますのでお試しください!

お子さんにはぜひ時間と共に欠けていく様子や皆既月食になったころの色合い等をスケッチされることをお勧めします。
ちょっとした台とペンライト、それにスケッチ用紙、色鉛筆等を準備しておいてその時の時刻や感じたことなども一緒に書き込んでいくと貴重な記録となりそうです!

皆既月食になっている月が見えているのはおとめ座付近になります。
月の少し下には日本では昔から真珠星とも呼ばれてきた美しい1等星スピカもありますので時間に余裕があれば双眼鏡を向けて色合いを確かめて見るのも良さそうです。

4月初めだと夜には多少冷えることもあるかもしれませんので防寒対策をしっかりとして温かい飲み物などで時々休憩しながらゆっくりと楽しんでみて下さい!

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☆ 4月 9日(木) 深夜の月と土星の接近!

さそり座の左上で輝く土星の近くに月齢19の月が並んだ様子が見られそうです。
両者の間は2.7度程なのですぐお隣に見えることになります。
土星の明るさは0等級でさそり座の1等星アンタレスよりも明るいのでさそり座の形もいつもとちょっと印象が違って見えています。
見頃はさそり座が南の空になる9日の2時~3時頃が良さそうです。
この日の月を目印にして土星を見つけておいて今年の夏に見やすくなる土星の場所を一足先にしっかりと確かめておいてください!!

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☆ 4月12日(日) 夕空で金星とすばるが最接近!

夕方の空で明るく目立っている宵の明星の近くにおうし座のすばる(プレアデス星団)が並んで見えるようです。
双眼鏡で見ればすばるだけでも賑やかな様子を十分に楽しむことができますが、今回はさらに明るい金星も加わってきますのでどんな様子になるか実際に見て確かめてみたいですね!
西空がまだ少し明るさの残っている19時過ぎの時間帯から双眼鏡で見ていくと印象が変わっていく様子も楽しめそうです!
12日が最接近で両者の間隔は約2.6度程になりますので双眼鏡なら余裕で一緒に捉えることができそうです。
また、最接近の12日だけでなくその前後数日で連続して見ていくと金星とすばるの位置関係が日毎にどんどんと変わっていく様子もわかりそうです。
そんな様子を望遠レンズで撮影してみたり、スケッチしてみると日毎の変化がわかりやすくなりますのでお試しください!

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☆ 4月20日(月) 低空の細い月を見つけよう!

20日夕方には月齢1.6のかなり細い月が見られるかもしれません。
空が少し暗くなり始めた19時20分頃に金星のほぼ真下で地平線から6度くらいの高さにあるはずなのでその少し前くらいの時間から金星を目印に捜してみて下さい!
低空なので双眼鏡があると見つけやすいでしょう!
滅多に見れない2日月の姿をこの機会にぜひ捉えてみて下さい!!

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 ☆ 4月21日(火) 宵の明星と細い月が接近!

夕方の西空で宵の明星の金星と月齢2.6の細い月が近くに並ぶ様子が見られそうです。
今回も先月と同様に21日と22日の2日間かけて金星の近くを月が通り過ぎて行きます

月と金星の間隔は9度近くでちょっと離れていますが、細い月の左上にはおうし座の1等星アルデバランもあるので少し空が暗くなったころに双眼鏡で月を眺めれば細い月とアルデバラン、そしてヒアデス星団の星たちも一緒に楽しめそうです。

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☆ 4月22日(水) 宵の明星と細い月が接近 その2!

昨日の接近から1日後の22日には月齢3.6の細い月がまだ金星の近くにあって左右に並んだ様子が見られそうです。
両者の間隔は10度ちょっとになりますが・・相手が明るい金星なのでこれくらい離れていても十分素敵な景色となって見られそうです。
空が少し暗くなってくれば付近には冬の星座たちが見えていますので主役の細い月&金星だけでなく付近の明るい1等星なども一緒に見えてさらに賑やかな様子をぜひ楽しんでみて下さい!

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☆ 4月23日(木) こと座流星群の極大!

極大予想は23日9時となっていますのでこと座が高く昇ってくる深夜から23日未明にかけてが狙い目となりそうです。
この時間帯ですと全く月明かりに邪魔されないで見ることができそうです。
こと座流星群の特徴は比較的ゆっくりと流れることと明るい火球クラスの流れ星がたまに見られるので

普通の年であれば1時間に10個程の出現が見られるようですが過去に何度か急に出現数が多くなったこともありますので、平日の明け方になってしまいますが今年の出現がどれくらいなのかを確かめたいところです。

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☆ 4月25日(土) 夕方の空に水星が見えてくる!

惑星の中では太陽のそばにいることが多くなかなかお目にかかれない水星ですが、4月下旬から5月上旬にかけて今年一番の見やすい時期を迎えます。
25日頃になると19時20分頃に西北西の低い空にマイナス1等級の明るさで見れそうです。
夕方の空には明るい金星が見えているので、最初に金星を見つけてそこから地平線方向へ目線を下げてさらに10度くらい(手を伸ばした握りこぶしひとつ分)北寄りの空を捜すと見つかるはずです。
春は黄砂などの影響で低空だと霞んで見えることもありますので最初はやはり双眼鏡があった方が見つけやすいでしょう!
この日以降は1日毎に見える高さも高くなってくるのでお天気の良さそうな日を選んで見つけてみて下さい!

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☆ 4月26日(日) 上弦の月と木星が接近!

ちょうど半月となった月がかに座で明るく見えている木星に6.4度くらいまで接近する様子が夕方から見られそうです。
木星も金星ほどではありませんがマイナス2等級とかなり明るいので半月と並んだ様子は目を引きそうです。

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☆ 4月30日(木) 夕空の低空で水星とすばるが接近

今月12日には夕空で金星とすばるの接近がありましたが、30日から5月1日頃にかけては水星がすばると接近する様子が見られそうです。
ただし今回は水星が低めの空にあることや金星よりも明るさが落ちることなどからあまり派手さはありませんが双眼鏡でも一緒に見えるくらいまでの接近はやはり珍しいので見ておきたいところです。
こちらも見るには双眼鏡が必要のようですが19時半ごろに西北西(金星の右斜め下)付近を捜してみて下さい!!

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2013年 12月 の 星空

2013年12月

今年もとうとう12月を迎えてしまいました。

12月は師走と言われるように、廊下は歩きなさいと注意する先生もつい走ってしまう?
年末を迎えるということでなんとなく慌ただしく過ごしていると、あっという間に今年も
終わりを迎えるようになってしまいます。
残り1ヶ月ですので1日1日を大切に過ごしていきたいものですね。

今月5日以降には明け方の空で大彗星となって姿を見せるだろうと予想されていた
アイソン彗星ですが、29日未明に大陽のすぐそばを通過した際、太陽の強烈な熱に
よる影響で彗星本体が急速に加熱されて崩壊してしまったと見られています。
もしかしたら世紀の大彗星になるのではと期待が大きかっただけに、この突然の最後
を迎えてしまったことは本当に残念なことでした。
今回の出来事は今後のほうき星の活動や正体を解き明かす上で貴重な観測になるこ
とでしょう。

そんな状況ですが、明け方の空では12月もラブジョイ彗星(C/2013 R1)
が見えています。
 さすがに肉眼ですぐに彗星らしい姿を見るのは無理ですが、月や街明かりなど
のない星のきれいな場所でしたらぼんやりと丸い姿を見つけることが出来そうです。

双眼鏡があればかすかな尾も確認できそうなので、月明かりの影響の少ない月初め
に早起きして東北東の空を捜してみてください。
月初めの2日ですと、うしかい座の頭付近で地平線からの高さが約34度、10日頃
でも24度くらいに見えそうです。
今のところほぼ4等星程の明るさになっていますので、ぜひ双眼鏡を使って太陽系の
旅人である不思議な 尾っぽの生えた「ほうき星」を今のうちに見てみて下さい。

これからの時期、まだ暗い夜明け前にはかなり冷え込んみますので、念入りに防寒し、
また、出かける時等にはくれぐれも事故やケガなどに気をつけて下さい!!
できれば、明るい時間帯に一度観察場所を下見しておくのがおすすめです。

惑星では夕方の西空では今月も明るい金星が目立っています。

そして19時過ぎには東の空からふたご座の中でマイナス2.6等級と金星に次ぐ
明るさの木星も昇ってきて注目を集めそうです。
18日~19日頃には満月過ぎの月も木星の近くに来るので、ぜひそんな様子も見て
みて下さい!!

さらに夜中過ぎには赤っぽく見える火星も昇ってきます!
今月の火星は1等星の明るさで、しし座からおとめ座へ移動して行きます。

明け方の東南東の低い空には0.6等級の土星も見えてきます。
この時期の土星はまだ低い空に見えていますので早起きして5時頃にラブジョイ彗
星と一緒に見てみて下さい!

それではそろそろ12月の主な天文現象を見ていきましょう!!

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☆12月 5日(木)~6日(金) 夕方の西空で金星と三日月のツーショット

先月に続いて、今月も5日~6日にかけて、金星と三日月を一緒に見ることが出来
るチャンスとなります!!

5日には三日月と金星が横に、6日は縦に並びますのでお天気が良ければ2日とも
見て頂ければと思います。
2日連続で見られれば月の一晩での動きも良くわかることでしょう。

今回も両者の距離は約11度程度と少し距離はありますが、今シーズンの金星では
12月がラストチャンスとなりますので是非お見逃しなく!
さらにこの時期には金星が今シーズン中では最も明るくなる時期なので先月よりも
さらに見応えがあるでしょう!

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☆12月 7日(土)金星が今シーズンで最も明るくなる最大光度!

宵の明星の金星が今シーズンで最も明るくなる時期を迎えています。
明るさはなんとマイナス4.7等級!!

昼間の金星も見られるかもしれません! 透明度が良い冬の青空でしたら、
青空の中にポツンと浮かんでいる様子が肉眼でも見られそうです。
7日では14時25分頃に金星がちょうど南の空で、高度30度付近に見えます。

手をいっぱいに伸ばして作った握りこぶし1個分の高さは約10度くらいになります。
この日は土曜日なので時間があれば、眼の高さから握りこぶし3個分くらいの高さ
になるので、お天気が良かったら是非試してみてください!!

金星を探すときには太陽が視界に入ってしまうと眩しいので建物などで太陽の光を
さえぎって探すのがコツになります。

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☆12月13日(金)~14日(土) ふたご座流星群がピーク

今年最後、そして最大の流星群が13日~15日未明にかけて見られそうです。
ふたご座はこの時期には夕方18時過ぎには東の地平線から昇ってくるのでほぼ
一晩中流れ星の出現を楽しめそうです。

ただし今年は満月近くの明るい月が夜空を明るく照らしてしまっているのが残念です。
なるべく月明かりの影響を受けないように月を背にしてなるべく夜空を広く眺めて
いるのが良さそうです。

かなり寒い時期なので十分に防寒対策を行って、暖を取りながら楽しんで下さいね!

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☆12月17日(火)今年一番小さな満月!

12月の満月は地球から月までの距離が遠い時期で、見かけ上の大きさは今年の満月
の中では一番小さく見えるようです。

肉眼では差がそれ程大きくないのでわかりにくいですが、今年最大の満月だった6 月と
同じ条件で撮影した写真で比較すると、直径で約12%近く違っていることが確かめられ
そうです。

この日の会津での月の出は16時30分頃になります。
また今月は18時28分がちょうど満月の時刻なので、真ん丸満月をぜひ見てみて下さい!

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☆12月22日(日) 冬至

今年も22日に、1年で一番昼の時間の短い冬至を迎えます。

会津ので日の出時刻は6時49分、日の入り時刻は16時29分になります。

時間があるときにこれらの時刻から昼の時間と夜の時間をそれぞれ計算してみてく
ださい!
随分と時間差があることにきっと驚かれるのではないでしょうか??

また、昼と夜の時間差は緯度によっても異なります。
会津よりも北に行くにしたがって夜の時間がもっと長くなって・・・北極地方では
1日中太陽の昇らない極夜になります。

そんなことを考えると・・・この地球の中でも日本という場所は恵まれた住みやす
い場所なのでしょうね。
夜が長い季節、星の見えない夜はおうちの中で暖かくして楽しく過ごしましょう。