★はやぶさ2、タッチダウンへ!
小惑星探査機はやぶさ2が宇宙へ飛び立ってから4年が経ちました。
2014年12月3日の打ち上げから3年半、昨年6月末に小惑星リュウグウへ到着、そろばんの玉のような姿を私たちに届けてくれました。
探査ロボットMINERVAを着地させることにも成功、次はいよいよタッチダウン。本体下に設置しているサンプラーホーンを足のように延ばして、リュウグウ表面の岩石を採取するミッションに挑戦します!
タッチダウンの日時は2019年2月22日8時頃!

リュウグウの表面は数メートルの岩がごろごろしており、イトカワのように比較的平らな場所は一見したところ見つけられない状況です。プロジェクトチームは、その中でもすべての岩が60㎝以下の場所、幅6メートルの範囲のL08-E1領域に決定。
 2月21日8時頃から降下開始、24時間もかけての慎重なミッションになります。

★応援メッセージ募集中
現在「第一回タッチダウンミッション成功祈願メッセージ」の募集が行われています。
寄せられたメッセージをはやぶさ2プロジェクトに送る〝お届けがかり〟は、日本惑星協会、毎日新聞社、大正製薬。
募集期間は2月11日まで。ぜひ応援の声を送りましょう!
日本惑星協会 はや2ホットライン
http://www.planetary.jp/hayabusa2/message_touchdown/index.html

タッチダウン運用計画について 2019年2月6日 記者発表資料
http://www.hayabusa2.jaxa.jp/enjoy/material/press/Hayabusa2_Press20190206_ver8.pdf

★リュウグウは物語の宝箱
また、先月、リュウグウに地名がつけられたことが発表されました。命名テーマを「子供たち向けの物語に出てくる名称」にすることとし、科学的重要性や天体に対する大きさなどから13個に対し名称を選定、IAU国際天文学連合の承認を受け決定したそうです。
申請した4タイプの地形は、➀峰や尾根(ドルサム) ➁クレーター(同) ➂溝や地溝(フォッサ) ➃岩・岩塊(ボルダー)で、中でも岩・岩塊のタイプ=サクスム(ラテン語)は、今回の申請を通じて設けられた新しい地形タイプということです。
それは、どこを見ても岩だらけというリュウグウの特徴と、物質や表面状態も他の地域とは異なると観測されリュウグウの成り立ちを考える上で最も重要な地形であることから、命名対象を希望しボルダーのタイプ名を合わせて提案し認められたということです。

印象的な、ひときわ大きなクレーターは「ウラシマクレーター」。その他の地名も地図を見ながら空想を膨らませて楽しんでください。
http://www.hayabusa2.jaxa.jp/topics/20190201_Nomenclature/