《 2017年 5月の 星空案内 》

201705chart
画像提供 アストロアーツ astroarts.co.jp

2017年5月を迎えました。
桜の季節も終わり、新しい生活にも少しずつ慣れてきた頃合いでしょうか??
5月はなんといってもGWの大型連休、そして過ごしやすい季節なのでちょっと遠出した時などにも夕空、そして夜空を見上げる機会もありそうです。
毎年同じ星空といっても、いつもと違った場所で眺めるとまた新鮮な印象と、そして変わらない星並びに安心感を覚えたりするのでお試しください!

またこのような季節は、なかなか出かける機会の少ないプラネタリウムや天文台、科学館などへと出かけてみる良いチャンスでもあります。各施設のサイトなどの情報チェックに便利なのがアストロアーツ社のPAONAVIです。
http://paonavi.com
全国の天文施設のサイト情報やイベント情報などがたくさん載っていますのでぜひ1度ご覧になってみて下さい!

そんな中から1つをご紹介いたします。
東京足立区の天文施設ギャラクシティのサイトの中にある星空検定をぜひお試しください!
http://www.galaxcity.jp/
⇒星空検定 http://hoshizora.galaxcity.jp/modules/skytest/
天文関連の様々なジャンルからのクイズがあり、難易度も比較的簡単な5等星から1等星までランクがあり、クイズの種類も多くてなかなか楽しめそうです。
是非お時間のある時にチャレンジしてみて下さい!

今月に入ってからは日没後、東の空で1番星となって輝いている木星もちょうど今が見頃を迎えています。
日没後、何時頃から見えるのか・・せっかくなので皆さんの家の付近からお天気の良さそうな日を選んで1番星探しをやってみて下さい!

また、双眼鏡や小型望遠鏡でも揺れないようにカメラ三脚に載せたりすれば日毎に変わるガリレオ衛星の並び方も観察できますので今夜はどんなふうに並んでいるのかぜひ確かめてみて下さい!

望遠鏡を使えば木星本体の縞模様も観察できますので会津そらの会で毎月行っている観望会にもぜひご参加ください!
5月は12日(金)19時30分頃からいつものリオンドールで開催予定となっております。
この日は満月の翌日なので月が昇って来る時間はちょっと遅いので観望会では見やすい木星を中心に春の星座なども皆さんと一緒に捜していきたいと思います。
初めて望遠鏡で見た木星はそんなに大きく見えなかったという印象を持つ方も多いかと思いますが、木星は地球の大きさの約11倍もある太陽系最大の惑星です。
100円ショップでも手軽に買える直径2cmくらいのスーパーボールと20センチちょっとくらいのボールを使い地球と木星に見立てて手に取ってみるとその大きさの違いにきっと驚かれることでしょう。
こちらもぜひお試しください!

ところで、星を見る時のお天気はいつも気になりますが、そんなときに活躍してくれるのがGPV予報です。
http://weather-gpv.info/

20kmメッシュでの予報が1時間毎に画像で見られますので地域ごとでのお天気の変化がわかりやすいですね。
あくまでも予報なので過信は禁物ですが普段の天気予報と合わせて見ておくと星見の計画が立てやすいでしょう!
出先でスマホなどで確認する時にはこちらも使いやすいのでお奨めです。
https://www.kodan.jp/gpv/

5月の月の満ち欠けは以下のようになっています。
  3日(水)11時47分 : 上弦
 11日(木) 6時42分 : 満月
 19日(金) 9時33分 : 下弦
 26日(金) 4時44分 : 新月
月明かりの無い夜が天の川や流れ星を楽しむのに適していますので目安にしてみて下さい!

また、毎月恒例の会津での5月の日の出、日の入り時刻を4月初めと比べてみると以下のようになりました。
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     月   日    日の出        日の入り     
     4月  1日  5時 24分    18時  5分 
     5月  1日  4時 43分    18時 33分 
     5月 31日  4時 19分    18時 58分 
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この表を見てみると5月では日の出、日の入り共に変化もまだ大きいようです。
来月にはもう夏至を迎えるので夜明けの方もずいぶんと早くなって来ています。
日の出時刻が早くなると夜明けも早まって、5月初めでは3時10分ぐらいから、5月末頃には2時半ぐらいから東の空が少しずつ明るくなり始めてきます。

普段はちょっと朝寝坊気味の方もお天気の良さそうな時を狙ってたまには早目に目覚まし時計をセットして夜明け前の夜空も眺めてみてはいかがでしょうか?

そんな夜明け前の空で早起きして見ておきたいのが明けの明星の金星ですね。
先月から低い空に見えて来た金星は5月初めの頃でも4時頃の高度が12度くらいになってだいぶ見やすくなって来ています。

また、金星は4月30日にマイナス4.5等級という最大光度になったばかりなので5月上旬ぐらいはまだ昼の青空の中に見られるチャンスも続きます。
5月上旬なら金星が真南に来る9時頃が見やすいでしょう。
間違って太陽を見てしまわないように太陽を建物などで隠して日陰に入って行うのが安全です。
南の方角、高度55度付近を双眼鏡で捜して見つけて、位置をしっかりと確認してから肉眼でもお試しください!

金星が見えるかどうかは金星の明るさだけでなく空の透明度も大きな要素になります。
雨上がりの晴れた日が透明度が良いことが多いのでお奨めですね!

それではそろそろ2017年5月の主な天文現象を見ていきましょう!!
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☆ 5月 1日(月)~ 明けの明星を見てみよう!!

夜明け前の低い東の空で見え始めている金星は4月30日にマイナス4.5等になる最大光度を迎えたばかりです!!
その眩しいほどの輝きはまさに明けの明星の名に相応しくぜひとも今のうちに早起きして見て頂ければと思います。
また、空が少し明るくなった空に金星が白く輝く様子もまた格別な美しい眺めとなりますのでそんな様子もぜひご覧ください!

このところ夜明けの時間もだいぶ早くなって来ていますので見やすいお奨めの時間は3時半頃になりそうです。
ここ1週間くらいはまだまだ最大光度の状態が続いていますのでGW中でもあることですし、お天気の良さそうな日には双眼鏡を準備して置いて、そのまま空が明るくなってからも時々見える位置を確認しておいて日の出後も肉眼で見つかるかどうか試してみて下さい!
また、この頃の金星は9時頃にちょうど南の空で高度55度くらいの空にあります。
お天気さえ良ければこの頃の方が肉眼では確認しやすいかもしれません。
青空の中で金星を捜す時のポイントは必ず日陰に入って行うということですね。
太陽の光が横から入ってくると眩しさもありますし、間違って双眼鏡を太陽に向けてしまう危険もありますので。

昼の空に肉眼で金星が見えるかどうか確かめるチャンスはこの機会を逃してしまうとまた当分先のことになりますのでぜひこのGW中にチャレンジしてみて下さい!

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☆ 5月 3日(水) 上弦の月&月面Xが見られる!!

3日夕方には上弦を迎えた月が南の空で見やすい位置にあります。
上弦の頃には双眼鏡でも欠け際のクレーターが特に美しく複雑な様子を楽しむことが出来ますが、3日夜にはあの月面Xが見られるそうです。
月面Xはきれいに見えている時間が約1時間前後と限定的で、しかも毎月見られる現象ではありません。
それが今回は非常にタイミング良く、19時半頃のちょうど見やすい時間帯に起こるそうなので見逃せませんね!
観察には望遠鏡が必要になりますが、GW中なので星の村天文台等に出かけて大きな望遠鏡で観察してみると月面Xの様子も良くわかりそうです。

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☆ 5月 6日(土) 夜明け前のみずがめ座流星群が極大を迎える!!

今年のみずがめ座流星群の極大予報では日本時間での6日の10時頃と予想されています。
ですので狙い目は6日の明け方になります。
このみずがめ座流星群は元になっているのがあの有名なハレー彗星ということなのでお天気が良ければ放射点の昇って来る6日1時半頃から夜明けまでなるべく空全体が見やすい場所で寝転んで観察して頂ければと思います。
この頃は3時を過ぎると少しずつ東の空が明るくなり始めていきますのでみずがめ座流星群が見られるのは実質1時間ちょっとくらいになってしまいます
それでも2時頃には月齢9の明るい月も西の低い空に移動して月明かりの影響は殆ど無くなりますのでGW中でもありますのでぜひご覧になって頂ければと思います。

日本では見られる時間帯が短いのでそれ程多くの流れ星は期待できませんが南半球へ行くと条件が良くなるので年によってはペルセウス座流星群並の出現も見られることがあるそうです。
一度くらい南半球の見慣れない星空の下でたくさんのみずがめ座流星群も見てみたいものですね!

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☆ 5月 7日(日) 月と木星が接近&夜半前におとめ座のポリマ食!

7日夕方には南東の空で月齢11の月と木星が接近した様子が見られそうです。
木星もマイナス2等級とかなり明るいので空が少し暗くなり始める19時半頃には街中からでも多くの方の注目を集めそうです。
両者の間隔は6度程なので視界の広い双眼鏡なら何とか一緒に眺められそうですのでお持ちの方はぜひ月と木星に向けて見て下さい!!
そんな時、月と木星の間に星があることに気が付くはずです。
その星はおとめ座γ星ポリマで明るさは3等星ですが双眼鏡なら見やすい明るさの星です。
時間と共に月に接近して行って会津では23時32分頃に月に隠れて、24時頃に再び月の後ろから姿を見せる予報となっています。
今回は会津からも月の北側寄りを通過していくので隠れてから再び姿を見せるまでが30分弱なのであまり待ち時間が長くないのが良いですね。

月が明るいので肉眼ではちょっとわかりにくいですが、双眼鏡や望遠鏡を使うと徐々に月に接近して行く様子や離れていく様子が楽しめます。

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☆ 5月 12日(金) 第2回 会津そらの会 観望会

12日夜には恒例となっております会津そらの会の観望会が19時30分から開催いたします。
場所はこれまでと同じリオンドール滝沢店の駐車場北側の一角をお借りして行う予定です。
今月は11日が満月でしたので12日には月の出も遅く19時43分になってようやく地平線から姿を見せるくらいなので、観望会のメインは今がちょうど見ごろを迎えている木星になります。
また、月明かりの影響が少ないので春の星座探しなども合わせて行いたいと思っております。

参加無料ですが安全の為、小さなお子さんは必ず大人の方と一緒にお越しください!
出かける際には小型のペンライトがあると便利です!
星座早見盤などを夜に使う場合には赤いセロファンを適当なサイズに切ってペンライトの前に巻き付けて輪ゴムで留めれば眼への眩しさなども軽減されて便利なのでぜひご準備ください!
また、夜になるとまだ気温が下がって寒くなる場合もありますので防寒対策はしっかりと準備をお願いいたします。

万が一お天気が悪い場合には2階ツタヤ店左奥のキッズコーナーにて19時から星のお話し会を開催しますのでお天気に関係なく出かけて頂ければと思います。

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☆ 5月 13日(土)月と土星が上下に並んで接近!!

13日夜23時頃、南東の空を見ると月齢17の明るい月が見えているはずです。
月をじっと見ていると月の少し下側にポツンと輝く星が見つかるかもしれません。
ちょっとクリーム色っぽいその星の正体は・・皆さんに大人気の土星です!!
今年の土星は夏の星座のさそり座といて座の間くらいにあるので梅雨が明けた頃が一番見やすい時期になります。
なので時期的にはまだちょっと早めですが・・一足先に土星がどの辺にあるのかを確かめておくのも良さそうですね。
肉眼で見た土星は色や他の明るい星に比べてあまり瞬かない等の特徴はあるもののパッと見た目ではやはり普通の星と変わりません。
土星らしいあのリングを纏った姿を見るにはやはり望遠鏡が必要になります。
図鑑やネットなどで土星の形を知っていても・・やはり初めて望遠鏡で土星を眼にすると誰もが感動を覚えるはずです。
特に今年の土星は地球から見た時の環の開き具合がほぼ最大という珍しい姿を見るチャンスです。
環の様子は小型望遠鏡でもきちんとしたレンズを使ったものなら30倍くらいの倍率でも小さいながら確認することが出来ます。
ホームセンターや書店などで数千円程度で販売されている望遠鏡には実際に使って見たらぼんやりとしか見えないようなものもありますので購入の際にはご注意ください!

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☆ 5月 18日(木) 明け方の空で水星が西方最大離隔! 

明け方の空と言えば明けの明星の金星が徐々に見やすくなって来ていますが今月18日には水星も明け方の空に見えて来て西方最大離隔を迎えます。
但し、この時期の明け方の空では黄道が地平線に対しての傾き具合が比較的寝ているので最大離隔の18日頃でも4時でようやく高度が5度くらいと思ったほど高くならないようです。
ですので出来るだけ東の地平線ぐらいまで見渡せるような場所でないと見えて来る前に空が明るくなって見失ってしまいます。
この時期は目立つ金星がありますので双眼鏡を使って金星の左斜め下付近を捜してみて下さい!
今回の水星は今月末くらいまで同じくらいの条件で見られそうですのでお天気の良さそうな日を選んで捜してみて下さい!

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☆ 5月 23日(火) 未明の空で月と金星が接近!!

23日未明には明けの明星の金星と月齢26.2の細い月が4.3度まで接近した様子が眺められそうです。
夜明けが早くなっているので東の低い空までなるべく開けた場所で見るのがお奨めです。
3時過ぎにはほぼ真東の低い空に昇ってきていますので、この頃の時間から少しずつ空が明るくなっていく中で眺めていると印象が刻々と変わっていきますのでそうした様子もぜひご覧ください!
今回は月と金星の間隔が比較的近くに見えていますので接近した様子をぜひ忘れずに双眼鏡でも眺めてみて下さい!

それとこの時期にはまだ金星の左下方向で20度程離れていますが低空には水星も見えているようです。
低い空まで見えそうでしたらぜひ水星も双眼鏡で捜してみて下さい!

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☆ 5月 27日(土) 夕方の空で月齢1.6の細い月を見よう!!

26日に新月を迎えた月が27日夕方になって西の低い空に見えて来るようです。
この時の月齢は1.6でかなり細い月を見るチャンスになります。
日没は18時55分頃なので日没後30分もすれば西北西の低い空(高度9度付近)に見えて来るはずなのでぜひ捜してみて下さい!
まだ空の明るさが残っている時間帯なので双眼鏡があれば見つけやすくなりそうです。

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