《 2017年 1月の 星空案内 》

新年あけましておめでとうございます。

いよいよ2017年がスタートとなり、はやぶさ2が小惑星「Ryugu」到着まであと約1年半ほどになりました。
最近はなかなか話題になることが少ない はやぶさ2ですが、地球から見た現在の位置は夕方の南西の空、みずがめ座の中に赤っぽく光る火星の右上約4度程のところで、少しずつ小惑星「Ryugu」へ接近しているところです。
はやぶさ2の現在位置はプロジェクトサイト(http://www.hayabusa2.jaxa.jp/)のトップ画像に表示されていますので、新年を迎えたところでぜひご確認ください!
そして夕方の空で火星を見つけたら、はやぶさ2の事もぜひ思い出してみて下さい!

また、はやぶさ2の特設サイト(http://fanfun.jaxa.jp/countdown/hayabusa2/index.html)やツイッター(https://twitter.com/haya2_jaxa)等も時々チェックして、これまでたどってきた道のりやこれからのミッションの予定なども改めて見直してみて下さい!
打ち上げから750日以上、刻々と航海の時間を積み重ねている「はやツーくん」は、12月28日twitterで「まだ誰も見たことがない2017年がもうすぐやって来るんだ♪ワクワクするね(*’▽’)☆よいお年を!」とツイートしていましたよ。
ちょっと気が早いかもしれませんが・・来年夏が今から待ち遠しいですね!!

それと、ニュースなどご覧になった方もあるかもしれませんが、イプシロンロケット2号機が12月20日、内之浦宇宙空間観測所から平成28年12月20日20時00分00秒(日本標準時)に、ジオスペース探査衛星(ERG)を搭載し予定どおり打ち上げられました。
ロケットは計画どおり飛行し、打上げ後約13分27秒にERGを正常に分離したことを確認したそうです。
内之浦は「はやぶさ」が旅立った射場と知ってから、いつか行ってみたい場所の一つになりました。
ロケットは打ち上げに適した場所や打ち上げる向きがあるそうなのですが、お分かりになりますか?!
興味範囲が広がって知らないことがあるとわかった時、答えを知った時は、大人になった今とても楽しいものです。
(答えはこちら!http://fanfun.jaxa.jp/faq/detail/303.html)

2017年も話題になりそうな天文現象が盛りだくさんですが、その中で最も話題を集めそうなのが8月21日にアメリカ大陸を横断する形で見られる皆既日食でしょう!!
夏休みの時期でもあり、観光を兼ねて日本からもかなりの方が日食観察に出かけることが予想されており、大手旅行会社でもいくつものツアー計画が昨年末くらいから予約が始まっています。
日本国内で見られる皆既日食は2035年までまだしばらくは見ることが出来ませんので、もし興味のある方は早目に申し込んでおくのが良さそうですね!

他にも8月の部分月食や明るい星が月に隠される星食などもいくつもありますので、近くなったらまたこちらの星空案内でもご紹介していきたいと思います。

夕方の空でとても明るく目立っている金星は12日に東方最大離角を迎えて最も見やすい時期を迎えます。
その金星も3月に入ると次第に見える高さが低くなっていくので今のうちにしっかりと宵の明星の姿を楽しんでおいてください!

また今月は4日未明のしぶんぎ座流星群や月初めの夕空で金星と月の大接近等話題になりそうな天文現象が年明けから続きます。
しっかりと寒さ対策を行ってぜひご覧になってみて下さい!

1月の月の満ち欠けは以下のようになっています。
 上弦: 6日(金) 04時47分
 満月:12日(木) 20時34分
 下弦:20日(金) 07時14分
 新月:28日(土) 09時07分

月明かりの無い夜が天の川や流れ星を楽しむのに適していますので目安にしてみて下さい!

毎月恒例の会津での1月の日の出、日の入り時刻を12月初めと比べてみると以下のようになりました。
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     月   日    日の出        日の入り
    12月  1日  6時 33分    16時 25分 
     1月  1日  6時 52分    16時 36分 
     1月 31日  6時 42分    17時 06分 
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寒い冬の季節はまだまだ続きますが、夕方の日没時刻だけを見れば1年でもっとも早かった12月1日頃から12月12日頃(日没16時25分)以降からは既に少しずつ日没が遅くなっているということはぜひ知っておいて頂ければと思います。
但し、日の出が1年で最も遅いのは会津では12月30日頃から1月13日頃までのほぼ半月になるようなので、夕方と明け方はちょっと違っているということもおまけとして覚えておいて頂ければ良いかもしれませんね。

それではそろそろ2017年1月の主な天文現象を見ていきましょう!!

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☆ 1月 1日(日) 夕方、火星と海王星の超大接近!!

夕方の空で明るく目立つ金星の左上には赤っぽく輝く火星が見えています。
この時期の火星は地球からもずいぶんと離れてしまったので望遠鏡を使っても表面の模様なども見るのは難しくなってしまっていますが、そんな火星のすぐそばに太陽系最果ての惑星である海王星が接近中で、1日にはなんとたった4分角までの超大接近となります。

月の見かけの大きさは約30分角(約0,5度)なのでそれと比較すると今回の接近がものすごい接近なのだということがわかると思います。

海王星の明るさは8等星なので見るためには少なくとも双眼鏡が必要で、普段だとたくさんの小さな星の中から見つけ出すのはなかなか厄介ですが、今回はすぐそばに1等星の火星がありますので簡単に見つけるチャンスとなります。

1日の海王星は火星のすぐ右斜め下ですが双眼鏡だとようやく見える明るさなのでできれば望遠鏡を使って観察したいところです。
この頃だと18時過ぎになれば薄明もほぼ終わって空が暗くなるので、その頃の時間帯がお奨めです。
双眼鏡ではどんな風に見えるか興味がありますが手持ちだと視野が揺れて微かな海王星はわかりにくいので手すりなどに双眼鏡を載せてなるべく揺れないように押さえながら確かめてみて下さい!

また、デジタルカメラに望遠レンズを付けて火星付近を数日間撮影してみると火星のそばから離れていく海王星の様子がわかりやすそうです。
更に、1日夕方には火星と金星を結んで同じくらい右下方向には月齢3の細い月も見られるはずなので17時頃にはこちらもお見逃しの無いように!!

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☆ 1月 2日(月) 夕空で金星と月齢4の月が大接近!!

2日夕方には南西の空で眩しい輝きを放っている宵の明星の金星のそばに月齢4の月が接近している様子が見られそうです!
昨年頃からは金星と月の接近は1ヶ月に1度くらいのチャンスはこれまでにもありましたが、最近はちょっと離れての接近が続いていたのですが・・今回は月と金星の間隔は僅か1.4度という大接近になるのでくれぐれもお見逃しなく!!
双眼鏡でも並んだ様子がよりはっきりわかるのでお持ちの方はぜひ向けて見て下さい!
見やすい時間帯は夕空が濃いブルーに染まる17時過ぎから17時半ごろの時間帯が狙い目になりそうです!
まだお正月休みという方も多いと思いますので空の色が次第に濃くなってくる中で両者の見え方の変化がどう変わっていくのかも楽しめるので、ぜひ周りの方にもぜひ教えてあげて一緒に観察してみて下さい!!!
 
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☆ 1月 3日(火) 月齢5の月と火星が大接近!!

3日夕方には南西の空で月齢5の月と火星がなんと0.5度までの大接近となるようです!!
月の見かけの大きさが約0.5度なのでこの数字を見てもかなり珍しい接近になりますので双眼鏡をお持ちの方はぜひ向けて見て下さい!
また、火星の赤っぽい独特の色合いは双眼鏡で火星だけを見た時よりも月と一緒に見る方がより一層わかりやすくなる傾向がありますのでこのチャンスにぜひ確かめてみて下さい!

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☆ 1月 3日(火)深夜~4日(水)未明 しぶんぎ座流星群が極大を迎える!!

年間3大流星群のひとつであるしぶんぎ流星群が3日深夜から4日の未明にかけて極大を迎えると予想されています。
今年のピーク予報では日本時間の3日23時となっていますし、今年は月も早めに沈んでしまう為に意外とたくさんの流れ星が見られるかもしれません。

有名なペルセウス座流星群やふたご座流星群の場合だと前後数日間くらいは多少数が減ってもある程度の流れ星が見られるのに対して、こちらのしぶんぎ座流星群の場合には出現数の多い時間帯が他の流星群に比べて短めでピークになる時間が昼だったりするとさっぱり見られないということもあります。

しぶんぎ座流星群の放射点は深夜でも北東の空でまだ10度くらいなのでピークになる時刻がもう少し後になると多少条件は良くなるのですがどうでしょうか?
 寒い時期なので防寒対策をしっかりとして、時々休憩しながら観察してみて下さい!

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☆ 1月 6日(金) 月が上弦を迎える

 今月、ちょうど半月になるのは6日未明4時47分なのでその前の5日の夕方の方が半月となった様子が(半月のちょっと手前ですが・・)見やすいでしょう!

 双眼鏡があれば比較的見やすい欠け際のクレーターなどの様子も楽しんでみて下さい!

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☆ 1月 9日(月) 月がおうし座のヒアデス星団付近を通過中 そして深夜にはアルデバラン食!!

9日夜にはおうし座にある散開星団のひとつヒアデス星団付近を月齢11の月が通過していく様子が見られます。
今回は月がちょっと明るいので楽しむには双眼鏡が必要になりそうです。
会津では19時50分頃に月を双眼鏡で眺めると月の近くに小さな星がいくつも見えて賑やかな様子が楽しめそうです。

また、ちょっと時間を置いて眺めてみると月と星の位置関係が時間と共に変わっていく様子が良くわかります。
中には月の向こう側に隠れてしまう星もありますのでタイマーなどをセットして定期的に眺めていくと面白そうです。

そして深夜の日付が変わるころにはおうし座の1等星アルデバランが月の縁に隠れていく様子が見られます!!
そのあと月のほぼ真後ろを隠れながら通過して行って、夜中の1時7分過ぎに再び月の後ろから姿を見せることになるようです。

昨年もこのようにアルデバランが月に隠される星食がなんどかありましたが、今回は特に見やすいようなので特にお奨めになります!

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☆ 1月 12日(木) 満月!!

今月の満月はふたご座のポルックスとこいぬ座のプロキオンの間に見えるようです。
会津での月の出は16時38分頃なので空が暗くなった頃、まだ東の低い空にあるときの様子もぜひご覧になってみて下さい!
そして、ちょうど満月になる時刻は20時34分なので双眼鏡をお持ちでしたらどんなふうに見えるか確かめてみて下さい!

また冬場の満月は意外と高い空に見ることが出来ます。
この夜も夜半前の23時54分にはほぼ南の空にやってきますのでどれくらいの高さに見えているのかもぜひご確認ください!!

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☆ 1月 19日(金) 下弦前の月と木星の接近!!

明け方の空では春の星座おとめ座でマイナス2,1等で明るく輝く木星が見えています。
19日未明にはその木星の近くに下弦になる少し前の月が5.7度くらいまで接近した様子が見られそうです。
薄明が始まる5時20分頃にはほぼ南の空で並んだ様子が見えているはずなのでちょっと早起きして眺めてみて下さい!

また明るくなる前の頃に南東の低い空にはさそり座のアンタレス、そしてその左下には少し離れて土星、さらにその左下には西方最大離隔を迎えた水星もありますのでこちらもぜひご覧になってみてください!

水星は5時45分頃の時点で高度はまだ5度くらいなのでなるべく南東方向の低い空まで見渡せる場所で双眼鏡を使って捜してみて下さい!
この頃の水星はいて座にあってほぼ0等級の明るさで見えていますので多少空が明るくなった頃でも双眼鏡を使えば見ることが出来そうです。

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☆ 1月 20日(金) 未明の下弦の月!

今月の下弦の月は20日の朝7時13分なのでこの日の明け方にはきれいに半分の形になった様子を見ることが出来ます。
こちらもぜひ早起きしてご覧になってみて下さい!

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☆ 1月 25日(水) 未明の空で細い月と土星が接近!!

25日の夜明け前の空では南東の低い空で月齢26.6の細くなった月と土星が6.3度くらいまで接近した様子が見られそうです。
土星はへびつかい座にあって0.4等級の明るさで輝いているので意外と目立ちます。
落ち着いたクリーム色っぽい色で見えて来ていますので一足先に見ておいてください!

まだちょっと先の話になりますが・・土星が見やすくなる今年の夏場には大きく開いた土星のリングの様子を見ることが出来ますので会津そらの会の開催する観望会にもぜひご参加ください!

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☆ 1月 26日(木) 夜明け前の空で細い月と水星の接近!!

今回は新月前のかなり細くなった月齢27.6の月を見るチャンスでもあります。

夕方の三日月は意外と見るチャンスは多いのですがこんな風に新月前の細くなった月を見る機会はなかなかありませんので寒い時期ではありますがぜひ早起きして眺めてみて下さい!
同じような細い月でも夕方の三日月とは意外と印象が違っていますので!!

月の右下方向には3度ほど離れて水星も見えていますので5時40分頃に土星の位置を頼りに左下方向を捜してみて下さい!
月がだいぶ細くなっているのとちょっと低い空なので双眼鏡があった方が見つけやすいかもしれませんね。

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☆ 1月 30日(月) 夕方の空に三日月!!

 30日の夕方には月齢2.4の細い三日月が見えて来ています。
 18時前には西南西の低い空に見えているはずなのであまり低くなってしまわないうちにぜひご覧ください!
 26日の未明の細い月をもし見ることが出来たらぜひこちらの三日月と見え方の違いもぜひ確かめてみて下さい!

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