「はやぶさ2」が目指す小惑星「1999JU3」の名前をみんなで考えよう!
キャンペーンが始まっています!!!
1999JU3は(いちきゅうきゅうきゅう ジェイユースリー)と読む仮符号で、地球に近づく軌道を持った小惑星。昨年12月4日に地球を旅立った、小惑星探査機「はやぶさ2」が向かう目的地です!

JU3大きさ比較
画像提供 JAXA

すばる望遠鏡がとらえた1999ju3
画像提供 国立天文台 

上の画像の左端、スカイツリーより少し大きいほどの「サトイモ」のような天体が1999JU3です。
下の画像で二本の線の指し示す位置にある点が、1999JU3です。ハワイにある国立天文台のすばる望遠鏡が、現地時間の5月20日に撮影しました。観測時に1999 JU3は地球から2億4000万kmの位置であったそうです。

今まで発見されている小惑星のなかで一番大きなパラスは直径が500km。1999JU3は500分の1程度。
これほど小さな天体が目標となったわけは、二つの条件に合致する、まさに「はやぶさ2」が行きたい、行くべき小惑星だからです。
その条件とは(1)生命の起源にせまることができる有機物の存在が考えられるC型に分類される小惑星、(2)地球から向かいやすい軌道であること。
小惑星は数は多いですが、その軌道の傾きは地球の公転面に対して様々であり、地球と同じ面を周っている目標天体となると数はいくつもなく、「はやぶさ2」は「小さくてもこの天体に!」と、狙って打ち上げられたのです。

小惑星探査機「はやぶさ」が往復した小惑星「イトカワ」は、当初1998SF36という仮符号でした。また「はやぶさ」も、打ち上げ前はMUSES―C(ミューゼスシー)という名前だったのです。
1999JU3にも親しみやすい名前をつけて、皆で話題に出来るようにしたいですね!

http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2015/1999JU3/index.shtml

★応募〆切
2015年8月31日(月)午前10時00分(日本標準時)

★応募条件
どなたでも、何回でも応募していただくことができます。年齢、国籍など一切不問です。

★小惑星の名称の規約(ルール)
応募していただく名称(名前)案には、国際天文学連合(IAU)が定めている次のいくつかの条件(ルール)があります。

英語のアルファベットで16文字以下であること。日本語の場合はローマ字表記。
1つの単語でできた名称が望ましい。
発音できることばでなければならない。(よめない名前は×)
攻撃的なもの、不快にさせるようなものであってはならない。(他者を傷つける名前は×)。
戦争や政治に関連したできごとや人の名称は、その出来事が起こってから、あるいはその人が死亡してから100年以上経過していなくてはならない。
コマーシャルや宣伝となるような名称や、ペットの名称は認められない。
1999 JU3のように、地球軌道に接近する小惑星(NEO:Near Earth Object)については「神話由来の名称」をつけることが慣例になっている(※)。ただし、天地創造や死後の世界に関するものは避けること。
すでにある小惑星や衛星と似た名称は避けること。
(※)ただし、神話由来以外の名称が認められることもあり、神話以外の名称案でも応募可能。
   名称案の応募の際には、「神話由来」の名称か「その他」かを選んで応募すること。

<<現在登録されている小惑星名について調べる>>
国際天文学連合(IAU) Minor Planet Center
【小惑星の名前を検索する】考えて名前が使われているか調べることが出来ます
http://www.minorplanetcenter.net/db_search

【小惑星の名前一覧をみる】すでにある名称をみることができます
http://www.minorplanetcenter.net/iau/lists/MPNames.html

<<惑星の衛星名について調べる>>
国立天文台 惑星の衛星数・衛星名一覧
【惑星の衛星名の一覧をみる】衛星の名前と同じものは提案できません
http://www.nao.ac.jp/new-info/satellite.html

あなたの考えた名前が、小惑星につくかもしれません!
締め切りまであとわずかですが、ぜひ提案をしてみましょう!
(私達メンバーもすでに応募しました。決まるといいな!!!)

(C)